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マーリンとアドリスの戦いから、どんどん離れていく。
マーリン…大丈夫かな?
「ミューちゃん、見えてきたよ!」
2人目のアドロポリスの神が見えてきた。
激しく鳴り響き輝き続ける雷の中をアタシたちは急接近する。
「ミューちゃん、あいつの名前を教えるから呼んでみて! あいつが返事したらオイラが吸収できるから!!」
ネコノが言った。
「あいつの名前は」
「知っておる!!」
アタシはネコノの言葉を遮った。
ああ、知っているとも。
1日たりとも忘れたことはない!
ずっと待っていた、この復讐の瞬間を!!
「第2柱神ギブルティ!!」
「誰じゃ妾を呼ぶのは?」
ギブルティが答えた。
ネコノがアドロポリスの神を吸収する!!
「ガウ、ガウフッ!! さあ、どんどんいくよ!!」とネコノ。
アタシたちは次々とアドロポリスの神々に襲いかかった!
「第3柱神ヤズモンド!!」
「第4柱神ルグライエン!!」
「第5柱神シムーダスティア!!」
最後の神をネコノが吸収した!!
アタシは復讐を果たした!!
おそらくは滅んでしまった我が故郷ミーナヘイムに奴らの死を捧げようぞ!!
「ガウッ、ガウフッ!!」
ネコノが震えてる。
うん?
様子がおかしいよ?
「マーリンの計算通りギャバッ! 吸収した魔力値の合計がオイラの呪いを解く条件値とピッタリ同じになった…ギャバッ!」
は?
呪いの解除値?
何それ?
「呪いが解けるギャバーーーッ!!」
ネコノの黄金のオーラが更に巨大な輝きとなって、アタシを完全に包み込んだ。
まぶしさで何も見えなくなった。




