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 アタシが昼ごはんの食器を片付けようとしたとき、いつもの椅子に座って「ガーゴイルはどこに居る?」を読んでたマーリンが急に顔を上げた。


「来ましたね」


 マーリンが言った。


 は?


 何が?


「ミュー、ネコノを持ってついてきてください」


「え!? 洗い物がまだ…」とアタシ。


「後で精霊にやらせますから。早く!」


 で、アタシはネコノを手にマーリンの後を追って塔の入口まで降りてきた。


 何なんじゃ、慌ただしい!


 外へ出たアタシたちを昼間の陽射しが迎える…あれ?


 妙に暗いな?


 アタシは上を見た。


 ギャーーッ!


 何か浮いてる!


「ドラゴンですね」


 マーリンが言った。


 ド、ドラゴンじゃと!?


「小型のドラゴンです。カルナディア七傑にはドラゴンライダーが居るようですね」


 ええ!?


 カルナディア七お尻、ホントにこの塔まで来ちゃったの!?


 しかもお昼時に!!


 あいつら常識ないな!!


 アタシたちの上で羽ばたいてるドラゴンが、ゆっくりと旋回してから目の前に降りてきた。


 真っ黒いウロコ、立派なキバ、大きな翼。


 ミーナヘイムにもドラゴンは居たけど、近くで見るとけっこう威圧感あるな…。


 ドラゴンには鞍が着いてて、2人組が乗ってた。


 鞍の前席に座ってドラゴンの手綱を持つのは、派手な軽装鎧を着た若い女だ。


 美人でナイスバディじゃな。


 右手に長い槍を持ってる。


 そして、女の後ろに居るのは燃えるような赤毛の、そこそこハンサムな中年の男だ。


 魔法使いのローブをまとってる。


 赤毛の男がドラゴンから地面に降りた。

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