21
その日の夜、アタシは変な夢を見た。
夢の中でアタシはミーナヘイムに居た。
身体も元の姿に戻ってる。
アタシはめちゃくちゃに強くて、アドロポリスの神々を次々と血祭りにあげていく。
壮快で楽しかった。
奴らを皆殺しにしたアタシが歓喜にうち震えたそのとき、怒ったマーリンが現れてアタシのお尻をペンペン叩きだした。
痛かった。
泣きながら許しを乞うところで目が覚めた。
何だ、この夢は!?
現実であんなにお尻を叩かれたのにもかかわらず、夢の中でまでお尻スパンキング…。
アタシは「お尻叩かれ隊」のメンバーなのか!?
まあ…後半…なんだ…ちょっと…いや…かなり…良かった気はするが…。
やっぱり昼間さんざん叩かれたから、こんな夢を見たのか?
今度から裏切るときは慎重にしないと…お尻がいくつあっても足りない。
こんなに叩かれ続けてると、そのうちお尻が割れてしまう。
てか、最初から割れてるか…。
いろいろ考えてたら眼が冴えてきた。
アタシは水差しから水を1杯飲んでから寝室を出た。
下の階へと降りる。
アタシの寝室はいつもマーリンが座って本を読んでる部屋のひとつ上の階にある。
ちなみにマーリンの塔は地上5階と地下に2階の造りだ。
いつもの部屋の前まで来ると少しだけ扉が開いていて、中の光が漏れてた。
「ペンダントを見つけた」
マーリンの声だ。
独り言?
それともネコノと喋ってるのかな?
「揃えれば呼び出せるの?」
若い女の声!!?
誰!!?




