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 その日の夜、アタシは変な夢を見た。


 夢の中でアタシはミーナヘイムに居た。


 身体も元の姿に戻ってる。


 アタシはめちゃくちゃに強くて、アドロポリスの神々を次々と血祭りにあげていく。


 壮快で楽しかった。


 奴らを皆殺しにしたアタシが歓喜にうち震えたそのとき、怒ったマーリンが現れてアタシのお尻をペンペン叩きだした。


 痛かった。


 泣きながら許しを乞うところで目が覚めた。


 何だ、この夢は!?


 現実であんなにお尻を叩かれたのにもかかわらず、夢の中でまでお尻スパンキング…。


 アタシは「お尻叩かれ隊」のメンバーなのか!?


 まあ…後半…なんだ…ちょっと…いや…かなり…良かった気はするが…。


 やっぱり昼間さんざん叩かれたから、こんな夢を見たのか?


 今度から裏切るときは慎重にしないと…お尻がいくつあっても足りない。


 こんなに叩かれ続けてると、そのうちお尻が割れてしまう。


 てか、最初から割れてるか…。


 いろいろ考えてたら眼が冴えてきた。


 アタシは水差しから水を1杯飲んでから寝室を出た。


 下の階へと降りる。


 アタシの寝室はいつもマーリンが座って本を読んでる部屋のひとつ上の階にある。


 ちなみにマーリンの塔は地上5階と地下に2階の造りだ。


 いつもの部屋の前まで来ると少しだけ扉が開いていて、中の光が漏れてた。


「ペンダントを見つけた」


 マーリンの声だ。


 独り言?


 それともネコノと喋ってるのかな?


「揃えれば呼び出せるの?」


 若い女の声!!?


 誰!!?

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