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Grand Guignol with sizuki

「Grand Guignol with sizuki 1 グランギニョル シヅキ」


シヅキはcwでノアルと買い物の約束をしていた



????

ふふふ、さて、"幻想の英雄"のメンバーの一人、シヅキ殿とベイが接触すれば、どうなるのか、楽しみだな



どこからと語っている不気味な声、果たして、誰なのだろうか



シヅキ

さぁーてと、ノアルとの待ち合わせに合わせて、向かわないとな


ヴィルヘルム

へぇー、随分と楽しみにしてるんだなぁー、そのノアルっつー女と会うのがよぉ!



突如、上空から襲いかかってくるプレイヤー、寸前のところでシヅキは回避した



シヅキ

はぁ、はぁ、危なかったー、間一髪だった


ヴィルヘルム

へぇー意外とやるじゃねーかー


ヴィルヘルム

はぁ!それはそうだよなぁ、なんせあの、場所で修羅場を乗り越えた一人なんだからよ?


シヅキ

なっ!?



ヴィルヘルムは上空から攻撃を仕掛けてきた

それは上から拳で殴り込みをかけるかのように



ヴィルヘルム

よぉー!テメーもしかして、あの変態野郎(メルクリウス)のダチに当たるやつか?



そして、ヴィルヘルムはまるで獲物を見つけた吸血鬼のようにシヅキに語りかけた



シヅキ

はぁ?誰だよ、お前?


ヴィルヘルム

はあ?なんだ、俺の名前をしらねぇのかよ


シヅキ

しらないよ!


ヴィルヘルム

はははははは、そんじゃー、教えてやるよ



その瞬間、ヴィルヘルムの殺気がますます、増えていった



ヴィルヘルム

聖槍十三騎士団、黒円卓第四位、ヴィルヘルム・エーレンブルグ・カズィクル・ベイ


ヴィルヘルム

まあ、俺たちの組織を知ってるやつは、お前らの中には"いるかもしれねぇ"けどよ


シヅキ

聖槍十三騎士団?黒円卓?聞いた事ないし、お前の事なんか知らないよ!



シヅキは今まであんまり感じた事がない、恐怖を感じた。

それは"早く逃げなければ"と思うぐらいに



ヴィルヘルム

はっ!まあ、そうだと思ったぜ、どーせ、あの野郎(メルクリウス)は詐欺師だからなー、てぇめーらに教える事もしてねぇーだろうよ


ヴィルヘルム

まあ、でも。てっきり、あの野郎(メルクリウス)が事前に"忠告まがいな事"をしてると思ってたが、そう言う真似はしねーやつだったな、あの野郎は


シヅキ

一体、誰の事をいってるんだよ?



シヅキは一瞬、とある人が目に浮かんだ


それはsaoで、銀弾、水銀の蛇とも言われた男、メルクリウスの事だった。

彼ならもしかしたら有り得るかも知れない

だが、今は悠長に考える暇もない



ヴィルヘルム

はっ!まあ、おれたちが誰だろうとあの野郎の存在が誰だろうと、てぇめーらには関係ない話だとおもってくれや





























"どうせ、すぐに死んじまう奴に俺たちの正体をバラしたところでなんの意味もねぇーしな!"



そして、不良のように喋りながら、シヅキに近づいていく



ヴィルヘルム

俺がお前の目の前にいる理由、なんとなく、察しがつくだろう?


シヅキ

まさか!



当然、こう言う戦闘卿は考える事はすぐわかる

そして、シヅキは瞬時に、戦闘体制にはいる


ヴィルヘルム

はははははは!理解できてるじゃねーかー


ヴィルヘルム

俺と"PK"を犯ろうって事だよ!


シヅキ

はあ、今、俺、待ち合わせに遅れるわけにはいかないんだけど、見逃してくれるってわけじゃないよね


ヴィルヘルム

当然だろ、それとも何か?誰かを守るために剣を振るうとか、なんとか、言い出すんじゃねぇーだろうな?


ヴィルヘルム

俺はな、そう言う"奴"を見るとな、胸糞悪くなるんだよ


ヴィルヘルム

なんだったら、お前を殺してから"待ち人"も一緒にお前の下へ送ってやったって、いいんだぜ?


シヅキ

なっ!



このままだとノアルが危ない、それに他のみんなだってと考えたシヅキは闘志を燃やす。



シヅキ

確かに俺はそう思ってるよ


ヴィルヘルム

はぁ?


シヅキ

俺はそんなに強くはない、それは確かだよ、だけど



シヅキは剣を取り出す



シヅキ

それでも、最強じゃなくても、誰かを守れるのなら、この剣を振るう事だってできる!



その瞬間シヅキは誰かを殺す、為ではなく、誰かを守る為に、剣を振るうとヴィルヘルムを挑発した。



ヴィルヘルム

ふふふふ、くっかっかっかっか、はははははは



その瞬間ヴィルヘルムはタガが外れたかのように笑い出す



ヴィルヘルム

はぁーははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!



その瞬間、周りが暗くなる、まるで夜のように



ヴィルヘルム

だったら、てぇめーを死ぬ気にさせて、ここで地獄のジークハイルでも踊れやガキー!



そして、ヴィルヘルムは見た事もない効果を発揮する



ヴィルヘルム

形成(イェツラー)


闇の賜物クリフォト・バチカル



血液にも似た赤黒い色の杭を全身から発生させる。それは血液から杭を形成し全身の皮膚を突き破って生えるその姿は奇形の植物のような邪悪の樹である。



シヅキ

くっ!ノアル、少し遅れるかも



シヅキは剣を構えた



ヴィルヘルム

はっ!、テメー、やればできるじゃねーかー

名乗れよガキ、戦の作法も知らねえか?



シヅキ

幻想の英雄のシヅキだ!


ヴィルヘルム

よぉーく、覚えとくぜ!シヅキ!

テメーを殺して、名前と亡骸をあの野郎(メルクリウス)の目の前に突き出してやるぜ!


ヴィルヘルム

ひゃぁーーははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!


ヴィルヘルム 

行くぜー!  



先手を取ったのはヴィルヘルム、右手で素早い手刀がシヅキに向かう



シヅキ

はっ!



スピニング・シールドでヴィルヘルムの攻撃を防御した。しかし、ヴィルヘルムはその技を利用して空中に飛び、身体を回転させながらシヅキの背後を取り、左手で手刀を喰らわせる



シヅキ

ぐは!



そして、ヴィルヘルムは回し蹴りを喰らわし、シヅキは壁に飛ばされる



シヅキ

ぐっ!


ヴィルヘルム

おいおい、どうした?これじゃー興醒めしちまうだろうが


シヅキ

なんとかして、体制を立て直して、あいつに攻撃しないと


ヴィルヘルム

そっちが来ないのならこっちから行くぜ!



ヴィルヘルムは身体中に無数に生えている杭をシヅキに目掛けて放出させた



シヅキ

くっ!



シヅキは回避して杭の衝撃で発生した煙幕の中に逃げ込んだ

しかし、シヅキの身体に杭が刺さり、HPが減少していった



ヴィルヘルム

はぁーはははははは!、どうだよ!、俺様の形成位階の力はよ!


シヅキ

くそ!HPと身動きが、、、、


ヴィルヘルム

こうなった、以上、てめぇは俺様から逃れる事はできねーんだよ、ほら!もっといくぜ!!



そして、ヴィルヘルムは杭での攻撃を続けた。



シヅキ

くそ、このままじゃ


シヅキ

はっ!?そうだ!



シヅキは何かを思いついて、煙幕の中で動き回っている



ヴィルヘルム

あん?なんだ?


シヅキ

はぁ!



ヴォーパルストライクで突進した

しかし、ヴィルヘルムは回避した



ヴィルヘルム

ははははは、まあ、悪くない戦法だが、読みが甘えんだよ!



ヴィルヘルムがシヅキが突っ込んだ方向を向いた



ヴィルヘルム

なに?



そこにはシヅキの姿はなかった



ヴィルヘルム

あのガキ、どこへ行きやがった?



その瞬間



シヅキ

もらった!!


ヴィルヘルム

しまっ!!


シヅキ

はぁぁぁぁぁぁ!ノヴァ・アセンション!!



シヅキはノヴァ・アセンションを繰り出した



ヴィルヘルム

ぐっっは!!



 ヴィルヘルムはノヴァ・アセンションを受けて膝をついた

 シヅキは闇雲に突っ込んだ訳ではなく、わざとヴィルヘルムの目の前をすり抜け、突っ込んだ先からサイドステップでヴィルヘルムの視界から消えて、脇腹を目掛けて、ノヴァ・アセンションを打ち込んだ



シヅキ

はぁ、はぁ、はぁ、やっと攻撃を当てられた



ヴィルヘルムは膝をついたまま、微笑を浮かべた



ヴィルヘルム

ふふふふ、やるじゃねぇーか


ヴィルヘルム

だけどよ、てめぇ、まさか、勘違いしてるんじゃねーだろうな?


シヅキ

なに!?


ヴィルヘルム

俺が、この程度の攻撃で倒せると思ったのかよ?まだ、"本気を出しちゃいねー"ってのによ?



ヴィルヘルムは軽々と立ち上がる



シヅキ

そんな!?


ヴィルヘルム

ふははははは、ひゃーーはははははははははは、おぉら、どうした!?もっと楽しもうぜ!



すると、ヴィルヘルムは手から杭を生やし、攻撃体制へと変え、攻撃を仕掛ける



ヴィルヘルム

うぉーりゃーーー!


シヅキ

はぁー!ホリゾンタル!



両者の攻撃がぶつかり合う



ヴィルヘルム

はははは、やればできるじゃねーかー


シヅキ

なんとかして、こいつを倒さないとっ!


ヴィルヘルム

おら!よそ見してんじゃねー!



ヴィルヘルムは左足を蹴り上げ、シヅキの体制を崩す、そして


グチャ、、、、



シヅキ

ぐは!あっ、あっ、がは!



なにかを刺す音が聞こえた。

それは、ヴィルヘルムの右手に杭を生やした状態で、シヅキを貫いた



ヴィルヘルム

どうだ?ガキ?これで身動き取れねーだろ?



そして、そのまま、ヴィルヘルムは誰かに向かって叫んだ



ヴィルヘルム

おい!!見てるんだろ?


ヴィルヘルム

てめぇーに言われた通りにしたぜ?



だが、反応はない



ヴィルヘルム

ちぃ!


ヴィルヘルム

うおーーりゃー!



ヴィルヘルムはそのまま怒りのまま、シヅキを投げ飛ばした



シヅキ

ぐは!、はぁ、はぁ、はぁ



シヅキは瀕死の状態に近づいた

そして、ヴィルヘルムは怒号をあらわにする。



ヴィルヘルム

なあ!おい!聞こえてるんだったら返事ぐらいしやがれや!!!



その後も呼ぶが返事がない



ヴィルヘルム

まさか?あの野郎が言ってた"俺様の渇望を高めてくれる奴"はこいつじゃねぇーって事か?



ヴィルヘルム

おい!答えやがれや!"?????????(メルクリウス)"!!



"君が思っているとおりだよ"


脳裏に声が響いたヴィルヘルムは



ヴィルヘルム

ふふふふふ、はははははは、ひゃーーはははははははははは



ヴィルヘルム

て事はよ!このガキを吸い殺せば、てぇめーの化けの皮を剥がす事もできるって事だよな!!



"然り"とは言わぬが、ベイ、お前の祈願に一歩近づけるかも知れんよ



ヴィルヘルム

おもしれぇー!そんじゃ、とっとと、第二ラウンドを始めようじゃねーかー!



次の瞬間、ヴィルヘルムはシヅキに対して、興奮気味に語りかけた。


ヴィルヘルム

おいおい、まだ、動けるよな?


ヴィルヘルム

こんなんじゃ、物足りねーんだよ



ヴィルヘルムはゆっくりと近づいていく



シヅキ

くっ、、、、そ、、、、


ヴィルヘルム

てめぇ、さっさと、起きやがれ!



ヴィルヘルムの手刀が放たれた

シヅキは死を覚悟した、その瞬間



????

それまでだ、ベイ


ヴィルヘルム

あん?



どこからか声が聞こえた

それはシヅキとヴィルヘルムの間にカゲロウのように現れた

それは水銀のカゲロウのようなものにシヅキは見えたが、その正体はメルクリウスだった。


ヴィルヘルム

てめぇーなんの真似だ?今、俺が求めているものに近づけるって言ってただろうか?邪魔すんじゃね!


メルクリウス

確かに、私はそのように確信を持って伝えたな



ヴィルヘルム

だったら!、うっ!



その瞬間、メルクリウスは妙な雰囲気を漂わせた。そして、ヴィルヘルムは一歩後退りした。

それは、巨大な二匹の蛇に睨まれているかのようだった。



メルクリウス

ベイよ、物事には順序がある、彼はその順序に必要な序章をこなしている時だ、ああ、君にわかりやすく言うのであれば、熟していない女を貪り尽くすようなもの、それは"君らしく"はないのではないか?


ヴィルヘルム

ちっ!


ヴィルヘルム

はぁ、ああ!、わかったよ。つまり、今のこいつじゃあ、俺の相手には不足だって事だろうが?


メルクリウス

然り



メルクリウスは不気味な微笑みを醸し出した。



ヴィルヘルム

だったら、今日のところは帰るぜ、興醒めだぁ



ヴィルヘルムはメルクリウスに背を向けて立ち去ろうとした。



ヴィルヘルム

ああ、そういや、なんつったけな?



ヴィルヘルムは首に手をかけながら、シヅキに対して言った



ヴィルヘルム

今日のところはこれで引いてやる、だがな、次にPKをするまでに、強くなっとけよ?


ヴィルヘルム

でないと、楽しめねーからよー

ふふふふはははははは、ひゃーーはははははははははは



するとヴィルヘルムは闇へと消えていった

そして、メルクリウスはシヅキに対してこう言う



メルクリウス

君には苦労をかけると思うが、せいぜい、私を楽しませてくれよ、あぁ、これは"生き残った"褒美だ。



メルクリウスは粉末の回復薬をシヅキに振りまいた。



メルクリウス

まあ、あと少ししたら、回復するであろう。

君には"待っている人"がいるのだからな。

ふふふふふふ



そうするとカゲロウのようなメルクリウスもカゲロウのように消えた

そして、少しずつ意識が遠のいていった



数分後



シヅキ

いってててて、どうやら生きてるみたい


シヅキ

あのカゲロウのような人が回復してくれたみたいだけど、ここまでの治癒作用があるなんてな



シヅキは今回の戦いを思い出す



シヅキ

あの、ヴィルヘルムっていう奴、この世のものとは思えなかった。



シヅキ

聖槍十三騎士団、アイツみたいな、奴がゴロゴロと居るってなると恐怖でしかないな、、、、


シヅキ

いちよう、買い物が終わったら団長に報告しとくか、、、、あ!ノアルが待ってるんだった、急がないと!



そして、シヅキはノアルとの待ち合わせの場所に向かうのだった。




メルクリウス

ふふふふふ、これで、今後、彼ら(幻想の英雄)も彼らに(聖槍十三騎士団)に対して危機感を持ってもらえるかもしれんな、ふふふふふふふふふ


メルクリウス

ふははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは



つづく

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