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バンド  作者: こくぼなり
二章
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伝達

 結局あの後もバンドのことを考えていて、一睡もできなかった。寝不足のまま学校に行くのは気が引けたけれど、紫織に返答をしなければいけない。

 学校につくと、友黄と赤華が一緒にいた。友黄の機嫌が斜めらしく友黄がずっと愚痴を言っていた。

 二人は、私に気づくことなく校舎に入っていった。少し安堵して、靴を履き替えていると結衣が校舎に入ってきた。

「おはよー。」

「おはよ。」

 何気ない会話一つにしてもつい力が入ってしまう。昨日の夜から、今日返答をすることをずっと考えてきた。

 今だって紫織のことを探し、どう話すかシュミレーションしている。 

「おーい。聞いてる?」

 不意に結衣から肩を叩かれ、思考が現実に戻る。聞いてる?と聞かれても、聞いていなかったので笑ってごまかす。

「もぉ、聞いてないじゃん。もういい!」

 結衣は怒ったふりをして、教室に入っていった。結衣のことだから、こんなことで怒らない。一時すれば勝手に話しかけてくるだろう。

 そんなことより紫織だ。今は頭の中がそのことで一杯になっている。

 いつ、どこで、どういう風に伝えるか何も決まってない。

「放課後、教室来て」簡単にメッセージを伝えスマホを鞄の中に放り込む。

 リミットを決めた方が良いと思ったが、考えがまとまらない時は逃げようとも思った。

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