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バンド  作者: こくぼなり
二章
38/60

 ノートを開くと、そこにはある人の動向が事細かに記してあった。


 9月7日、今日は緑ちゃんと放課後マルニナルドにいった。緑ちゃんがマルシェイク飲んでたから一口貰っちゃった!間接キス!嬉しすぎて思わずトイレに逃げちゃった。


 やはりこれは私のことだろう。青藍は、私とマルニナルドよくトイレに行くことがある。いや、正確に言うと私と二人で遊ぶ時は、みんなで遊ぶ時より多い。

「その…それね、見せたら青藍のこと嫌いになるかなって思ったんだけど…想いが伝わらないのもかわいそうだから…」

「大丈夫ですよ。私はずっと青藍の友達ですから。じっくり読みたいので、これ持って帰ってもいいですか?後日必ず返しますから。」

「…。いいわよ。また遊びにおいで。」

 家に帰り着くと一目散に部屋に入り、ノートを読み始める。

 ノートのどこの日を見ても私の事しか書かれていない。正直何も知らずにこのノートを見たら気持ち悪いだろう。

 いや、知っていても自分のことを書かれている時点で気持ち悪いはずた。

 しかし何故だろう。気持ち悪いと言う感情が出てこない。それどころかなんの感情も出てこない。もはや無なのだ。つまらない訳でもなく、特別面白い訳でもない。

 しかし読んでしまう。内容が気になる。それに読まなければいけない気もする。

 全四冊に渡る自分に向けられた愛を読むのに、何故か5時間もかかってしまった。

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