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好きな女の血が吸えない吸血鬼

最新エピソード掲載日:2026/08/04
昔、人間の中には特殊な血を持つ者たちがいた。
それは伝説とされた血族、吸血鬼と魔女。
長い歴史の中で、その血は人間社会に薄く混ざり続け、人知れず受け継がれていた。
偶然にも一人の男に吸血鬼の血が、一人の女に魔女の血が目覚める。
二人は異性を惹きつける力を持つが、本当に好きになった相手には、その力がまったく役に立たなかった。

過去の境遇から対人関係がドライな二人は、血の力で惹かれた相手と付き合い別れる、それが恋愛だと思っていた。
とある休日、加穂里は子ども食堂に食材を提供しにくる圭介を見かけ、圭介は食堂の厨房で調理をしている加穂里を見かける。
圭介は営業で得たフードロス情報から寄付活動を、加穂里は幼き頃に世話になった経験から休日ボランティアをしていたのだった。
お互いが相手に興味を抱き始めたある日、圭介が営業の契約調印を貰いに行った秘書室で加穂里と遭う。
子ども食堂の話題から食事に行く約束を交わし、その夜に血の力を仕掛けるが圭介は牙が出ず、加穂里は指先に魔法が灯らず不発に終わる。
すんなりと進むと思ったものが頓挫し、行き詰まった二人は初めて相手を口説くという行為に挑んでいく。
第一話 不発
2026/08/04 21:26
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