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無人島Lv.9999 無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ 【コミカライズ企画進行中】  作者: 桜井正宗
永劫回帰編(完全最終章)

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聖女のスキル『セクエンツィア』

 気づけば、俺たちは吹き飛ばされていた。

 

 いったい、なにが起きた……? なにも見えなかった。



「……ぐ、ぅ」



 起き上がると、地面が大きく(えぐ)られていた。ナハトの父親の攻撃でああなったらしい。……なんて破壊力だ。


 幸い、エドゥのソウルリフレクターのおかげで負傷者はいなかった。



「大丈夫か、スコル!」

「はい。ケガはありません」



 みんなも無事だ。ただ、ナハトは(ひたい)から血を流していた。……アイツ、技をモロに喰らったのか。



「ナハト……!」

「平気だ。親父の技は俺が一番よく分かっている。それと、アイファが回復してくれるからヘッチャラさ」



 なんとナハトの流血が消えていた。治癒したんだ。

 ウソだろ……?


 このトロイメライでは、回復アイテムと回復スキルは使用禁止のはず。……いや、ここまで到達できたんだ。なにかしら特殊なスキルがあってもおかしくはないのか。



「どういうことだ?」

「わたくしから説明しましょう」


 アイファが駆け寄ってきた。

 そして、その秘密を打ち明けてくれた。


「補助スキルの『セクエンツィア』です」



[セクエンツィア]

[補助スキル]

 自然回復速度を大幅にアップする。

 自然治癒速度を大幅にアップする。


 有効時間:3分



「なるほど! 自然による(・・・・・)回復は対象外か」


 確かに『回復スキル』ではなく、これは『補助スキル』だな。ルールの穴をついた方法というわけだ。

 みんなアイファの補助スキルのおかげで、ここまで突破できていたんだな。


 俺にもみんなにもセクエンツィアが付与され、驚いた。



「おぉ……体がポカポカする。疲労まで取れるのか」

「はい。重症を負っても回復します。ただし、死に至るダメージを受けた場合は、この補助スキルでも対応できません」


 さすがに蘇生はできないってことか。

 だが、これがあれば戦える。


 テオドールの黄金の林檎(アムブロシア)も合わせてな!


 体勢を立て直していると、ナハトの父親が俺の方へ向かってくる。



「有象無象たちよ。トロイメライ攻略を諦め、世界の変革を受け入れよ。なれば、その瞬間までは生存を許そう」


「親父はそんなことを言う人ではなかった!」


「……我が愚息。まだ戯言を……もういい、貴様は息子でもなんでもない。この大戦斧エンデュミオンの錆となれ」


 凄まじい速度で大戦斧を振るうナハト父。

 対するナハトは魔剣ヘルシャフトで迎え撃つが、無茶だ。



 俺は『覚醒無人島開発スキル』で“金の壁”を生成。



「こ、これは! ラスティ!」

「そうだ。今までの旅で散々拾う機会があったからな。俺のアイテムボックスには“金”がたんまりある! 今使う時がきた!」



 そう、俺は『ゴールド』を消費して、金の壁を作ったんだ。



「おぉ! その手があったか、兄上!」

「ああ、ハヴァマール。エチェナグシアや金鉱山ダンジョンのアテンで拾ったヤツさ」



 そして、読み通り大戦斧エンデュミオンの刃が通らなかった。


 ガンと鈍い音がするだけだ。



「……っ!」



 それもそうだ。金をふんだんに使い、壁も厚さも最大。

 金は熱には弱いが、斬撃など物理攻撃は耐えられる強度はある。


 次の行動に出ようとすると、サラマンダーの人たちやルーシャスがバリアの中から声を掛けてきた。


 ひとまず、俺はルーシャスのところへ。



「どうした?」

「陛下、我々も出向きたいのですが……」

「いや、ここは俺たちに任せてくれ。むしろ、先に上を目指してほしい」


「……分かりました。上層階への階段は特定済みなので、お任せを」



 レオポルド騎士団とサラマンダーは、先行してもらうことにした。

 ヒュッケバインの人たちにも、そうしてもらおうとしたのだが。


 マキシマスが首を横に振った。


「僕たちは大戦斧エンデュミオンを奪われた責任がある」

「申し訳ない。私がいながら……」


 二人とも強いはずなのだが、あのナハト父には歯が立たないのか。なら、尚更……いや、二人の実力は俺がよく知っている。


 可能性はまだあるさ。


 俺は無人島開発スキルで即席の『剣』を生成した。



「これを使うといい、マキシマス」

「剣を一瞬で作るとは……ありがたい」

「といっても最低限の武器だ」


「しかし、なぜ剣? 僕は斧の方が……」

「いやー、なんか剣の方が似合うなって思って」

「そうかな」



 マキシマスは納得がいかなさそうな表情だが、俺は剣がしっくりきた。

 あのイカツイ大戦斧よりも、剣を振るっている姿の方が似合う。



「――危ない!」



 ルドミラの槌の一撃で、ナハト父の猛攻を弾く。……助かった。



「ナイス!」

「そろそろ動いた方がよさそうです」


「そうだな。ここから反撃開始だ」



 全員の力を合わせれば勝てる。俺はそう確信している


 もう一度、無人島開発スキルを使いつつ――ヤツの動きを封じる。これが俺流だ。



「来るがいい、ラスティ」

「……ああ! あんたを止めてやるさ!」



 幸い、この塔の建っている場所は『島国ラルゴ』だからな。俺の無人島開発スキルが最大限に発揮される。


 だから勝つ! 絶対に!

いったん休止とさせていただきます。

必ず近いうちに再開いたします。

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