2:変化
モジャモジャとの会話の前に、うちという人間の性格について少々語ってみよう。ええ、脳内で。
うちは兎角話すことが好きだ。誰にでも、否、気持ち悪い人とか、明らかに怖そうな人とか、アブナイオーラ出してる人はもちろんスルーするが、ニキさんと気さくに話せるように、ある程度誰にでも話しかけることが出来る。
が、おしゃべりというわけではない。ただ、生まれ持った好奇心故だ。興味のあるものには飛んでいくし、興味がなかったら何もしない。
有り余る好奇心のおかげというか所為というか、まぁとにかく幅広過ぎるが故に目移りもたくさんする。色んな人に話しかけるのは自分の知らない世界を対象が持っているからで、知ることも識ることも大好物。
よって博識。総て広く浅く。「学者者とか向いてんじゃない?」と言われたことがよくあるが、一つに絞り込めない性格の持ち主。それがうち。拝島牌華。
一つに絞り込めないし絞りたくない。ただ知りたい。よって夢にもならない。目標も特にない。
この性格が祟ってか、大学時代は就活ですーげー苦労した。
ただ知りたいだけ。何もしたくはない。だから何をしたいか聞かれても答えられない。深く知りたくはない。だから頑張りたくもない。話すことが好きなのは、それで充分好奇心を満たすことができるから。有り余る好奇心はつまるところ、その程度ということだ。
と、もう少し詳しく語りたいところだが、そこまでうちに興味を抱いてもないので(うちがね)、さっさとモジャモジャに軽く挨拶でもするとしよう。