番外編 秘密の交流で広がる世界
ののかとランチマンの“秘密の交流”が始まって数日。
二人だけの静かな時間が、ゆっくりと心の隙間を埋めていく。
ある日の昼休み、食堂の片隅にふたりは集まった。
ののかは元気いっぱいに小さな手で折り紙を広げ、ランチマンはその隣で静かにお茶を飲む。
「これ、ののかが折った鶴だよ。君にもあげる。」
「ありがとう、ののかちゃん。とても美しいね。」
ののかは得意げに微笑み、言った。
「元気な時も、疲れた時も、この鶴を見るとほっとするんだよ。」
ランチマンは感心しながら、静かに口を開く。
「僕はね、この時間に食事の味だけじゃなくて、心の味わいも大切にしている。
君の折り紙からも、そういう温かさを感じるよ。」
ののかは少し照れながらも、嬉しそうに答えた。
「なんだか、いつもみんなとバタバタしているけど、こうしてゆっくりできる時間って大事だね!」
「そうだね。僕らの世界は狭くも広い。
ただ食堂の中だけじゃなくて、君と僕の間で、新しい世界が広がっている気がするよ。」
ののかはキラリと目を輝かせて言った。
「秘密の交流、これからも続けようね!」
ランチマンはにっこり笑い、心からの言葉で答えた。
「もちろんだよ、ののかちゃん。君と一緒なら、どんな世界も楽しくなる。」
食堂の喧騒の中で始まった、小さな秘密の時間。
それは二人だけの特別な世界を紡ぎだし、互いに新たな光を灯していくのだった。




