6話
文の頭に空白入れ忘れたのと、改行の追加
女神からの手紙か、
ということはあの地球の神の彼女だろうか、期待できないな。
(ようこそ、私の星へ)
普通の書き出しだな。
(前世では、うちの元彼氏があなたを殺してしまい、もうしわけございません)
あれ、まともだな。というより、破局したのか。ざまあ。
(とりあいず、この星で生きていくために、最低限の知識をあなたの脳に直接インストールさせていただきました。)
インストール?何それ怖い。
(具体的には、あなたがいる今いる地域で使われている言葉と文字が分かるようにしました。日本語を話す、書くのと同じ感覚で出来るようにしたので問題ないはずです。)
おお、これは便利だな。そういえばこの手紙が読めるのは女神様のおかげだったのか。
(あと最低限の生活のためのお金を稼ぐ手段について説明します。)
あ、やっぱりお金を稼がないといけないのか。こっちの世界で一生暮らしていくのが前提なのも気になるが。
(おすすめは、冒険者ギルドに登録することです。他の方法は、私の口からは言えないようなものが多いです。急に飛ばされてきたので、戸籍がないのが理由っです。)
女神の口から言えないことは、おそらくあれだろう。そっちで稼ぐのは、やめておこう。
この世界で戸籍がないと冒険者ギルドに入るしかなさそうだ。
(冒険者ギルドはあなたの後ろです。中で話しだけでも聞いてみてください。
今日一日くらいは、あなたを見守っていますので、どうしても他の手段でお金を稼ぎたたくなったら、そう念じてください。)
念じるだけで伝わるのか、テレパシーでも持っているのか。ちゃんと伝わるか試してみたいがそれは後にして置くとして。
この世界の冒険者ギルドがどんな所か分からないし、とりあいず言ってみるか。
無一文なので日雇いの仕事でもあればいいなと思いつつ後ろを振り返ってみた。
そうすると、(冒険者グルド本店)と看板のある大きな木造の建物があった。