47話
「・・・」
騎士風の人は放心している。
オークを討伐したことは、別にいいとは言ってくれたが、やりまずかったんじゃないだろうか。
その上、貴重なオークの素材も結構な部分を食べられている。
「冒険者に食べられました。」って上司に、報告するのはキツイだろうな。
「いや、まだオークの脳だけでも持って変えれば研究できる。」
脳みそから情報が取れる技術でもあるのだろうか。
何それ怖いな、死んだらパソコンと脳みそを壊してもらうように頼まないといけないな。
「ミソもぉ、おいしいなぁ。」
メランはオークの頭をうまいこと、解体して脳を食べ進めていた。
体ばっかりだと似たような味になるから、別の部分をたべたくなったのだろうか?
だからといって、沖縄の豚頭の料理のチガラーじゃないんだから、頭まで食べるなよ。
あと、カニとかのミソの味がわかる歳でもないだろうに。
「えーと、大丈夫ですか。」
「ええ・・・。」
「とりあいず、私とメランがオークを討伐するまでの話をしましょうか。素材の方はあきらめるしかなさそうですし。」
「そうしていただけると、助かります」
これは、騎士風の人の人を思ってではなく報酬目当てなのはナイショである。
まぁ、この人このままだと間違えなく上司に怒られるだろうし。
あとで、今夜の宿代くらいの情報料を要求してもいいよね。




