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1.1出生

私は立花弘、34歳。ただのミリオタである。現在は仕事を終えて絶賛帰宅中である。


そして横断歩道を渡っている時……


「なっ!なんだ!前からトラックが!うっ、ウワーッ!」


なんと飲酒運転のトラックに突っ込まれてしまった。

かなり強い衝撃を受け、激痛が体に走る。私は早々に意識を手放してしまった。


……


(ハッ!?私は今まで何をしていたのだ?確か…そうだ。帰宅中にトラックに轢かれたのだ。しかしなんだこの景色は?いくらなんでもこんなボロ…ゲフンゲフン。木造家屋が病院なわけないよなぁ。では一体どこでいつなんだ?もしかして転生した?)


そして、私は藤本喜久雄と名付けられたことが判明した。


ここで、私のミリオタの知識を動員すると、今は明治21年の1月であることが確実となった。


(確か藤本…いや、私は史実だと失意のうちに脳溢血で亡くなるはずだ。では、どうすればいいのか。それは、過剰な設計をせず、いかに失脚しないようにするかだ。)


……


その後、いろいろあって、史実通り1911年に東京帝大工科大造船科を卒業する。


その後横須賀鎮守府付の海軍造船中技士になると、1921年1月までイギリスのグリニッジ海軍大学に留学し、現地で最新の造船技法を取得して帰国した。


帰国後は横須賀海軍工廠で、かの平賀譲らずこと平賀譲氏の部下として仕事に励むこととなった。


しかし、1927年、人事異動により上司である平賀が左遷されてしまったため、海軍艦政本部第四部基本設計主任に就任することとなってしまった。

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