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45.冒険に備えて

 翌日からは、また鍛錬を始めた。

 両親やアルシャークには、俺の能力を十分に見せつけたと思ったのだが、それでもまだ俺が六歳ということもあって、冒険者として活動することを反対された。

 元々、冒険者として活動するためにはギルドに登録する必要があるのだが、下働きの子供でも八歳以上じゃないと登録出来ないらしい。

 そんなものを無視して、鍛錬として魔物を狩ることも考えたのだが、遺跡や迷宮は冒険者ギルドの管轄らしく、登録していないと入ることも出来ないらしい。さすがにそれではつまらないので、八歳になるまで鍛錬をして過ごすことにしたのだ。

 父さんは、学校に通ってはどうか、なんて言っていたけど、冒険者になるなら不要だと断った。読み書き算術が出来れば十分だろう。武術や魔術も教えているらしいが、そっちは今更だし。


 ***


 身体を鍛えるとともに、魔術も鍛錬してスキルのレベルを上げていく。

 特殊魔術がレベル五になると、他人のプロセスに対しても、複雑な魔法陣を仕込むことが可能になった。これにより、レイルたちにも、術は固定だが無詠唱で実行が出来るようになったのだ。これにはアンリも飛び上がって喜んでいたよ。

 アンリからアルシャークの伝手で、有力なスキルの保持者を紹介して貰って、レイルに魔法陣化させた。スキルそのものに向き不向きがあるらしく、全員が全部のスキルを習得出来た訳ではなかったが、それでもいくつか習得して、強化していった。俺は習得出来なくても、レベル一でなら使えるし、更に強くなれると思うと、頬が緩むのを止めるのに苦労する。


 そうやって、鍛錬を続けて。

 やがて、八歳の誕生日を迎えた。


これにて、第一章終了とし、一旦完結とさせていただきます。

思い付きだけでストックなしで書き始めて、思いのほか読んでくださる方が多くて、頑張ってほぼ毎日更新してきましたが、ネタにまとまりが無くなってきて、早晩エタりそうな悪寒がしており、仕切り直そうと思います。

再開の予定はまだ立っておりませんが、頑張って話を纏めようと思います。

応援してくださった方々、ここまでお読みいただいた方々、申し訳ありませんm(__)m

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