第80話 忘却の勇者
長らく執筆で良いストレスになりました、ほぼ二年近くでストーリーを終わりました。
もし良ければ感想や拡散、全体へのアドバイスしてくれると嬉しいです。あとはゆっくり改稿しながら、漫画に集中したいと思います。
戦いから二ヶ月後。
エルトード王国は街の再建の日々を過ごしている。
王様は無事だったと新聞で読んだ。
魔王を倒した感謝として王様は君の銅像を広場に作った。
広場には君の好きなタンポポの花が供えてある。
メリアさんは君の魔力の喪失で死んだと思って一旦天界に戻った。
みんなは君の死を深く悲しんでいた。
私はいつも通り毎日広場に行って花を供えている。
それと魔法学校に入る決意を決めたよ。
もしも君が死んでいないのなら今度こそ君の力になりたい。
もう一度君の声や君の顔を見たい聞きたい。
最後に君の目を見た時は覚悟をして死ぬ目じゃない、君の目はまた戻るという目をしていた。
この手紙はメリアさんに預けておきます、また一緒に冒険に連れてってオリバー。
とタツミは広場のベンチに座り、手紙を書いていた。
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エルフの国 ソリダンの砂漠にある王国。
通称千年王国、またはミレニアムヘイノ。
その王国の民が毎日集まる場所がある。
昔は貴族の娯楽のために作られ、今では一般娯楽施設として利用されている。
ヘイノ闘技場の地下で本命のイベントが行われていた。
奴隷同士の闘い。
勝者には自由が与えられる。
奴隷たちは自分の力量や戦略の全てを賭けて闘う。
その中で一人の勝者が現れた。
その者は名は無く、自分の過去すら知らない。
周りから与えられた名はナナシ。
地下闘技場に来て直ぐに上を上り詰めた新参者。
彼は相手を倒し勝利を手に入れた。
「勝ったぞ!」
勝利の嬉しさから声は高く笑い始める。
「ハッハッハッハ!」
司会者はナナシに近づき奴隷の首輪を外した。
「勝利をおめでとう、ナナシさん」
「さあ存分に自由を味わってください」
……ガチャ。
「……へっ?」
司会者の女は別の首輪をつけられた。
女は嬉しそうに喋った。
「おめでとうナナシさん!」
「あなたは普通の奴隷から解放して女王の奴隷として昇格しましたよ」
その言葉を聞いたが聞かされていた話と違う。
「何を言っている、解放じゃないのか」
「ああ、一応解放は一般からね」
「本当に奴隷として解放されたいのなら女王様に相談してね」
彼女の答えはナナシの目を白目にさせ、立ったまま気絶していた。
_________忘却勇者オリバーの旅は続く。
第一部完。
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