第58話 宿で覚ましたオリバー
目が覚めると知らない部屋にいてベットで寝ていた。
隣の椅子に座っていた、メリアはリンゴの皮をむいていた。
「やっと、起きたか」と言いつつ目はあきれた目をしていた。
「何だよマリア、そんな目で見るなよ」
俺がそう言うとメリアの手が止まる。
「今、何て言ったの?」
「マリア.........じゃなくてメリア、あははは.........」
メリアの目はものすごく焦っていた様な気がした。
気のせいだろう、もしかしたら名前を間違えた事に怒っているのかな?
「名前を間違えてごめんごめん」
「それと治療してくれてありがとうメリア」
「俺、死ぬかと思ったよあの時.........」
「......................私は何もして.....」
「なぁメリア、他のみんなはどこ?」
「外に出かけたよ、それとコズモとアンダーは帰ったわ」
「アンダーの方は執事にこっぴどく怒られたけどね」
「それとアンダーからクエストの報酬と迷惑料を置いていたよ」
机の上を見ると果物と報酬の袋があった。
「リンゴあげるよオリバー」
「ありがとうメリア、有難くいたたきまーす」
俺ががぶっとリンゴをかじると、メリアがニコニコしながら手を突き出してきた。
「.....................はいっ1金貨ね」
俺はしぶしぶながらリンゴを返そうとした。
「イヤ、いらないよよだれ漬けのリンゴは」とツッコミをしてくれた。
「ベットで休んでて、明日になったら観光するよ」と言い部屋を出た。
部屋の窓から星が見えていた。
日本ではあんまり気にしていなかったがちょっと綺麗だと思った。
(......................まだまだ強くならないとな)
⁽しかし運が無いな俺、楽しく冒険したいのに.....。もしかして他の転生者も同じ経験しているのかな)
とりあえず難しい本でも読もうかな、部屋の本棚を見ると気になる本を見つけた。
タイトルは様々な神話という本だった。
ページをパラパラと開くとさまざまな名前があった。
エルフの国、アレイアという砂漠の国と書いてあった。
俺の知っているエルフと違うな、住んでいるエルフは肌は褐色が特徴らしくしかも長寿らしい。
そして色んな王様の名前も載っていた。
さらにパラパラめくると氷の国に止まった。
禁忌の魔女というものもあるらしい。
ページをまためくるけど、あんまり面白いものを見つけられなかった。
本を本棚に戻し、ベットで寝て、エルフの国がどんなものなのかと想像しながら目を閉じた。
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