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忘却の勇者は楽しく冒険したい  作者: ケロタコス


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第51話 二身の極意

(この厄介な能力を解除する……)


コズモは息を吸った。


スゥゥゥ――。


そして、大声で叫ぶ。


『うぅぅぅッ! 清き水の惑星よ! 我に掛かる全ての悪を浄化し、清めたまえ!』


『アーースッ!!』


纏っていた鎧は、青い剣へと変化した。


視力を回復し、体を押さえつけていた重みも消える。


コズモは剣を握ると、彼女の槍を斬り払った。


さらに背後へ回り込み、そのまま気絶させる。


――第三の星・清き一太刀アース


「なっ……」


彩葉は、その場に倒れた。


「う、嘘っ! 彩姉が!」


マスクの下から焦りの声が漏れる。


(神父……テレポートを頼む)


そう念じると、彩葉と共にその場から姿を消した。


その頃――。


アレックスは、地上の森で戦っていた。


剣を鞘から抜かぬまま、教会のメンバーたちを相手にしている。


周囲から放たれる矢を弾きながら、接近してくる敵も次々と倒していた。


……そして、大半を倒した時。


森の奥から二人の人物が現れる。


「うげっ、めんどいな。しかも誰なんだ、こいつは――」


「そう、いちいち文句を言うなよ兄貴」


翔と我塁が、森の奥から姿を現した。


アレックスはタツミから聞いていた。


この二人が何者なのかを。


「…………」


「…………」


「…………」


バンッ!


三人は同時に剣を抜き、一気に距離を詰める。


激しく剣をぶつけ合い、火花が散った。


「くっ……兄貴、こいつは手強いぞ!」


「ああ……大したものだ」


「…………」


戦いはさらに激しさを増していく。


斬撃の衝撃で、森の木々が次々となぎ倒されていった。


やがて、翔と我塁は疲れを見せ始める。


しかしアレックスには、一ミリの疲労すら見えなかった。


「はぁ……はぁ……」


「本気を出すぞ、我塁」


「――極意!」


アレックスは我塁を斬ろうとする。


だが、その剣は我塁の身体をすり抜けた。


我塁はすかさず刀を振るう。


異変を察知したアレックスは、斬られる寸前で回避した。


距離を取ると、今度は翔へ攻撃を仕掛ける。


翔は勢いよく剣を弾いた。


そのまま剣を投げ放つ。


アレックスはそれを避けた。


だが、飛ばされた剣は山の方へと一直線に飛んでいく。


ドォォンッ!!


剣は山に突き刺さり、大穴を開けた。

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