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       21 神獣に賜りし力

 聖獣エネミーの力を得て、エルフの街にやって来た。長老の話を聞いて全てが一つの糸に絡まった。

          21  神獣に賜りし力


 マリエールは再び北へ飛んだ。神獣に賜りし力や魔力はマリエールの元より持っていたものを数百倍高め、この世界の理を知る知識を与えられた。神獣が求めたものは世界の調和である。あらゆる種族は世界に分散して個々に悩みを抱えている。このままでは闇黒の神アーロンに支配させるだろう。人間種の人間、エルフ、ドワーフ、獣人、魔人が手を取り合い、当面個々に向かい合っている敵を討伐し、最終的に南の島に住むアーロンを封じる事だ。やり方は以前戦ったエルフの長老に尋ねるが良い。かつて手を取り合っていた5種族が分散した理由も知れよう。神獣エネミー言葉に従い、マリエールはエルフの長老の元に向かった。

 マリエールはエルフの国に入った。エルフはエルフツリーが茂る幾つかの森に住みむ者、街で住む者、旅や狩りを楽しむ者、長寿のエルフはそれぞれの年齢に合った生き方をするそうだ。その中で都市もある。エルフは100歳から200歳が学習意欲が高く、学園都市が形成される。研究都市でもあり、それをサポートする事業、産業、流通も起こりその地域を統括する行政機関もある。イメージとは違うエルフの街だ。

 エネミーに教えられた、エルフの長老は魔法研究所の名誉教授で今も魔法の研究に勤しんでいるそうだ。マリエールは研究所の門でエネミーから受け取った証明で長老の所へ案内された。

 マリエールは長老と会った。人間なら50歳くらいに見える。優秀な研究者を思わせるエルフらしい男性だ。マリエールは来意を伝えた。長老は感極まったようだ。

「五種族連合、アーロンの封印。なんと壮大な夢だ。あなたは神か。」

少し煩わしく思っが、今はこの男の力を借りなくてはならない。五種族連合が成されて居た時代どう交流していたか。アーロンの封印の事など。

「五種族連合があった時、各地に転移門がありました。特に海辺の街五種族連合の街は、各種族の最高の研究者が集まり凌ぎ合ってました。アーロンの封印が解けた後、どういう仕組みか、五種族連合の街の人々も他の街に居た人々も全て自分の種族の国に戻り転移門は無くなりました。別の方法で他の種族の所に行こうとしても妨害されます。例えばエルフの国はドワーフの国と近いのでそちらに向かうと魔王が居て通れません。その辺りに強い魔獣が異常発生して通れない事と、この国に攻めて来る事です。魔獣の攻撃は、砦と壁で防げていますが、他種族との交流は出来ていません。もう2000年前の話です。あなたの話では、各地の魔王討伐して、五種族が連合してアーロンを封印する事が解決のようですが、転移門と関係あるのですか。」

長老の長い話でマリエールは理解出来た。

「エルフとドワーフの間の魔王を倒せば、エルフとドワーフの国の間に転移門が出来ます。同じように、五体の魔王を倒せば五種族間の転移門が出来ます。五体の魔王はそれぞれアーロンを封印する玉具体的には魔石ですが、を持っています。これでアーロンを封印すれば、元のように五種族連合が出来るでしょう。ちなみにアーロンや魔王は自分達の種族が最高なのだと意志を持つ人々の具現化です。もしかして今の人々もそういう気持ちを持ち続けているのなら魔王を倒す事もアーロンを封印する事も出来ません。」

長老は長いため息を吐いた。

「あの頃、各種族が自分達が一番と言いあっていたな。それがアーロンの封印をといたのか。」 

 アーロンや魔王は自分達の種族が一番だという意志の具現化だ。もしかしてまだそんな思いが強いなら、魔王討伐もアーロンの封印も出来ない。

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