セカンド・ステージ
戦場は静まり返っている。
今だ数え切れないほどのネクストに囲まれるオリジン四戒。
だが、力押しでは敵わないと踏んだのか、サルモネラ博士が右手を軽く上げると、ネクスト達はその動きを止める。
いや止めたのではない、何かを待っているようであった。
静寂を引き裂くように、ジョーカーのレーダーが辺りに鳴り響いた。
「……来ます。高速接近反応、3つ。ネクストとは異なる……これは——」
砂埃を巻き上げ、戦場に降り立つ3つの影。
徐々に視界が晴れていき、その姿が顕になる。
サニーの眉がピクリと動き、腕組みをしたまま低く呟く。
「……やはりナンバーズかよ。しかも、よりによってコイツらか……」
みかんが眉間にシワを寄せ、明らかに嫌そうな顔をする。
「げっ……サルモネラの“元“護衛部隊、ですわね……」
ひときわ冷静なマキナが、珍しく顔をしかめる。
「No.0、No.3、No.4……よりによって、この三体ですか」
砂煙が晴れる。
そこに立っていたのは、3体のナンバーズ。
サルモネラ博士の元護衛部隊であった。
No.0—— アスト・レガリア。太陽光流剣術を技術継承した、機械生命体初号体。
No.3—— 白銀機構・《プラチナ・コード》。凛冽機構実験体。自立機動型無人攻撃機構:クラスター・ビットを操る。
No.4—— 撃槌の弾倉・《リボルバー・カグヤ》。 銀河銃闘術を技術継承したNo.1の弟子。
未視が息を呑む。
「……疑似凛冽機構……!」
サニーが剣を構え直す。
「気ぃ抜くな。こいつらはネクストとは格が違う。
四戒でも、油断すりゃ死ぬぞ」
「まだ来ます…この反応は…八輝星です!」
ジョーカーの声が響いた次の瞬間———
バチィッ!!
空気が裂けるような雷鳴が走り、連鎖の雷管・《ストライカー・ジョー》が地面を抉りながら着地した。
「カグヤァァァァァ!!
今日こそ本当の事を教えてもらうぞ!!」
その叫びは、怒りでも憎しみでもない。
裏切られた弟子の、痛みの叫びだった。
続いて、咲き誇る金剛・《ダイヤモンド・リリー》が着地し、白く煌めく残光を引きながら剣を構える。
「状況は最悪……ですが、友の隣で退くわけには参りません!」
八輝星——
No.10、連鎖の雷管・《ストライカー・ジョー》
No.11、咲き誇る金剛・《ダイヤモンド・リリー》
殲滅隊:オリオンの二人が戦場へ降り立つ。
殲滅隊:オリオン—— それは久遠未視/ソフィア・OP・スレイ、ストライカー・ジョー、ダイヤモンド・リリーの三人からなる陰の最高戦力。
ソフィアが静かに前へ出る。
その表情からは、安堵の色がこぼれ落ちる。
「ジョー、リリー。来てくれたのですね……」
「やはりこの反応、姫でありましたか!」
傘のような被り物をし、腰には二丁のリボルバー式拳銃。
銀河銃闘術の使い手であり№1の弟子、ストライカー・ジョー。
「ご無事でしたか姫!まさかこのような所で再会できようとは!」
その立ち居振る舞いは、まさに威風堂々。
騎士のような鎧を身にまとい、巨大な大剣を携えたダイヤモンド・リリー。
ダイヤモンド・リリーが地面に剣を突き立て、雄々しく叫ぶ。
「我ら3人揃えばもはや敵なし!
さぁ皆、参ろうぞ!我ら三ツ星!」
リリー「ミンタカ!」
ジョー「アルニタク!」
未視「アルニラム!」
「「「陰殲滅隊——オリオン!!」」」
3人の声が戦場を震わせた瞬間、 空気の密度はさらに跳ね上がる。
オリジン四戒+八輝星:オリオン vs ナンバーズ+ネクスト。
因果がここに集結する。
―to the Next World-
皆さん、コンニチワ。
ポーランド埼玉です。
今回は新キャラお披露目回になってますね。
ここら辺分かりづらいので解説すると。
冥土=旧人類が造った、シナプス型AIを移植された人造体(非人間)。
父なるローゲリング、母なるミテラケフィ、オリジン四戒など。
陰=ミテラケフィと、まだまともだった頃のサルモネラ博士により造り出されたコピー冥土を移植された人造体。脳はメモリコア、心臓はプラズマエンジンだが、生態は人と何一つ遜色ない。
ナンバーズ、八輝星、音之羽寧々など。
また追加あったら書いていきますねー。




