初ミッション
初ミッションをすることになった。
内容は、魔獣退治だ。ランクは推定B+だ。狼城たちと一緒に行った。
甘里が「ハヤテが加わって戦力+千だから、私たちなら楽勝しょ」と喜んだ。
剣上は「戦いたくないな」と気乗りしていない様子だ。
魔獣がいるという家にあがらせてもらう。
狼城が匂いを嗅ぎ、たどり着いた先は台所だった。
ゴミ箱をあさっている。
汚れたもじゃもじゃの毛をしている。
突然、剣上が自分の剣に引っ張られた。
剣に操られているようだ。完全に制御出来ていない。
剣が魔獣をあっけなく貫く。
それでも、魔獣はまだ動けるようだ。逃げだした。
剣上が「手ごたえを感じない」という。
まるでそこにいないようにすりぬけている。
狼城が「おかしい。匂いがしない」と首をかしげた。
ガラスの壊れた音がする。魔獣が窓から飛び出そうとしていた。
あいつが本体で、今まで戦っていたのは、幻影か。
それを甘里が「サイコキネス」で俺たちのほうへ引き戻す。
重力とは反対の方向に魔獣が戻ってきた。
魔獣が狂ったように走りまくる。
右は剣上が、左は甘里が、後ろは俺が、前は狼城が道をふさぐ。
狼城が毛を針にしてとばし魔獣を壁にはりつけた。
それを、俺が5重化して殴りつけた。
威力があり過ぎて甘里の方に飛んで行った。
死体化した魔獣の目と甘里の目があう。
甘里は驚いて「キャ-」と尻餅をついた。
謝罪したが、甘里は満面の笑みをうかべてこちらに近づいてきた。
…俺の顔に手形がついた。




