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~ガールズトーク~ 圭人が私とずっと一緒にいるのは『運命』

 「雷華、美波聞こえてる?」


「聞こえてるよ、雪。」


「大丈夫だよ。」


「それじゃあ定例会議を始めましょう。先ず最初に、圭人に手紙を出したこの佐藤って女の対処について話し合いましょうか。」


「それなら大丈夫。あの女の噂、中学の時から有名だったし昨日お母さんの子飼いの部下さんに頼んで調べてもらったら面白い物も手には入ったから。」


「流石、雷華ママの部下さんは優秀だよね。ちなみに面白い物って何?」


「あの女、中学の時から二股、三股は当たり前のビッチだったんだよ。で、昨日あの女を調べたら1日で4人の男とラブホテルに入ってたんだって。」


「まぁ、なんてクソビッチな女なんでしょう。」

「雪、育ちの良さそうな話し方なのにその内容は最低だね。ま、確かにクソビッチね。」


「そんな誰にでも股を開く女には二度と圭人に近づかないように、あいつの便箋の中にラブホテルに入った時の写真を日付付きでいれて下駄箱の中に放り込んで、学校の掲示板にも貼り付けるのがいいと思うんだけど、どう?雪、美波。」


「「異議なし。」」


「じゃあ部下さん達に話しとくね。」


「次の議題は圭人を呼び出したあの3人組についてだけど、あれには少し驚いたね。」


「確かに…圭人が自分から話しかけにいくなんて…」


「なんで話しかけに行ったのかは何個か予想はついてるけど…雷華はどう思う?」



「エッチな本とかを借りるためかも。ほら、前、圭人夢精してたし。」


「私は男友達が欲しくなったからかと思った。圭人いつも学園ドラマの熱い友情のシーン見て羨ましそうにしてるし。」


「私も雷華と美波の考えた予想は間違いないと思う。だけど一番懸念すべきなのは圭人があの3人を使って他の女と知り合おうとしてるんじゃないかってこと。」


「もしそうならもっと圭人に私の魅力にとりついてもらわないといけないわね。」


「美波の魅力程度じゃ、圭人は見向きもしないよ。圭人は私が一番好きなんだし。」


「雷華、寝言言いたいならベッドに入った方がいいよ。まぁ、私は圭人と一緒にベッドインするけど。」「雪はわかってないね。お風呂で圭人の膝の上に座ったとき圭人、私に欲情してたの気付いてないの?」


「圭人は私と2人で寝たとき、朝起きると私におはようのキスをしてくれるの。しかも舌まで入れてくるしね。雷華にはそこまでしないでしょ?」


「どうせ自分からやってるクセによく言うよ。」


「ま、一番圭人の大事な所に触れてるのは私だけどね。」


「美波、どういうこと!」


「美波、もしかして抜け駆けしたんじゃないでしょうね!」


「抜け駆けじゃないわよ。みんなが寝た後に圭人のジョニーをずっと触ってるのよ。流石に圭人も気付いて私の手を掴みながら「お客さん、うちはそういうサービスはしてないんだよ。」て言って止められちゃった。」


「なんて、羨ましいことをしてるの!今度私も触ってみることにするわ。」


「私も触る♪」


「じゃあ私はもっとすごいことしよっと♪」


「とにかく、心置きなく圭人にいろいろするには邪魔者は排除しないと。」


「そうだね。徹底的にやらなくちゃ。」


「邪魔が入っても構わないけどね。最終的には何も変わらないし。」


「私と圭人が結ばれるのは…」

「私と圭人がずっと一緒なのは…」

「私と圭人が結婚するのは…」





「「「『運命』だから」」」





「それに、もしも私以外の人と一緒になっても「お母さん達」と同じ道を辿ればいいだけだしね。」


「圭人は『お父さん』に似てるからきっと同じ結論を出すと思うよ。」


「私を選ばなくても圭人は永遠に私と一緒なんだから。」







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