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俺はまだ死ぬわけにはいかない!!

 どうやら俺への考え方が変わった彼らは俺への評価をリア充から、


『完全包囲された犯人』by斎藤


『人間活け作り』by三山


『送られる子牛』by伊東


と、変わったようだ。


 …ぶっちゃけこれで良かったのかどうか謎だ。


「頼み事の方なんだけど、君達に俺のやってるチャットに来てほしいんだ。」


「チャット?何でだ?」


「まともに話せるのが今回限りだと思うから話せる場を作りたくてね。それと、他人の振りしてきてほしい。」


「なんで他人の振りなんかするんだ?別にいいだろ。」


「理由は来たら分かるよ。もし話せないと思ったら相づちだけしていればいいから話しだけ見てて。」


 頭に?を浮かべる3人の顔が可笑しくて、つい笑ってしまった。


「そうだ。ケータイってどこの会社?」


「俺達は全員VUだけど。」


「なら番号だけでメール出来るね。番号だけ教えて、サイトのアドレス送るよ。。」


「お前の赤外線使えねぇの?」


「いや、家族と雪達以外のアドレス入れても消されるから。」


「そうか…」


 3人とも、そんな目で見ないでくれ。俺にはこれが普通なんだから。


 3人の番号を暗記して教室に戻ることになった。


 あまり長い時間話していると雪達に怪しまれるからね。


 教室に戻りながら斎藤が俺に話しかけてきた。


「才雅、お前誰かに告られたことはあるのか?」


「無いな。いつも雪達と一緒にいるからそんな隙は無かったよ。」


「でも、今俺達が呼び出してるけど何もないぞ。」


「男子って言うのも多少あるけど、昨日俺が君達に話しかけたから今日また話しかけてきてもおかしくないと判断したんじゃないかな?てか、実は俺が呼び出してたってことも気付いてるかもしれないな。」


「お前、見透かされてるなぁ…」


「かもしれないな。」


 俺と斎藤達は一緒に笑いあった。


 雪達以外の人と笑いあったのは初めての経験だ。


 ドラマとかでよく見る男の友情に憧れがあった俺にはこんなふうに友達と笑いあうのがささやかな夢だった。


 俺は少しだけだが夢が叶ったような気がして嬉しかった。


 だが、校舎に入ってすぐのこと、そんな楽しい時間を後ろからかけられた言葉によって打ち破られる。


「あの、才雅圭人君、だよね?」


 俺は振り返って一応返事をする。斎藤達もつい振り向いてしまっている。


「そうだけど。」


「これ、受け取ってください!!」


 彼女が渡してきたのは可愛らしい便箋に入った手紙だった。


 俺は受け取りを拒否しようと思った瞬間には、もうすでに手紙を手に握らされていた。


「いい返事待ってます!!」


 と、言って顔を赤くさせ彼女は走り去っていった。





 …これは、、、マズい!!!





 そう思った瞬間、ゾクッとしたと思ったら背後から恐ろしいまでの殺気と冷気が感じられた。


 後ろを振り向いてしまった斎藤達は恐怖からか歯が噛み合わずガチガチいわせている。


 俺達4人は今考えていることがシンクロしていると思う。


 そう、これは所謂、「死亡フラグ」だ。


 俺は絶対に死亡フラグは立てないと心の中で誓ったはずなのに!!


 クソ!!冷静になれ!!落ち着いていればきっといい手が、、、


「「「かーなしーみのー…」」」



 やめろ!!その歌はマジで死亡フラグが確定してしまう歌なんだぞ!!


 あぁー!、ダメだ!!どんなに考えても結果が『nice boat』にしかならない!!


 意を決して俺は振り返った。


 そこには笑顔を顔に貼り付けた三体の阿修羅、もとい、俺の幼なじみ達がいた。


「圭人、なかなか帰って来ないから迎えに来たよ。さぁ一緒にご飯を食べましょ?(男子だからって油断したのがいけなかったかな?やっぱり男子も危険だから私のそばから離れちゃダメだよ、圭人。)」


「今日のおかずは圭人の好きな物しか入れてないから沢山食べてね?(甘やかしすぎだったね。もっと私の近くにいれば他の人なんかにうつつを抜かすことなんてなくなるよね、圭人?)」


「圭人、どうしたの?顔色悪いわよ?具合が悪いようだから私が腕を組んで歩いてあげるわ。(こうやっていれば圭人もずっと私といたくなるわよね?だって圭人は私のなんだから。)」


 雪、雷華、美波の順で俺に優しい言葉をかけてくる。


 いつもなら額面通りに受け取れるが今は無理だ。副音声が聞こえてきている。


 雪、雷華、美波は俺を引っ張って歩き始める。斎藤達のことは最初からいなかったかのようにスルーして進む。


 気づいたら俺の手に持っていた手紙は取り上げられていた。


 現行犯として身柄を拘束され、証拠も押収。

どんなに上告しても裁判所から出てくる俺の弁護士の手からは敗訴と書かれた紙しか開かれないだろう。


 今の俺に出来ることは心を穏やかにして最後の昼餐を迎えることだと思う。


 斎藤達は連れて行かれる俺を見て小さな声でドナドナを歌っていた。





☆★☆★☆★☆★☆


 みたいな感じで俺の外堀も内堀も埋められて、今ではそこにレジャーランドが建ってるって感じ。


 そんなに締め付けられて苦しくないのかって?


 やっぱりまだまだ分かってないね。itoさん。


 俺にとってはそれが普通だし何よりもあの子達が好きなんだよ。


 それを幼なじみ達に聞かせたら喜ぶんじゃないかって?


 beautiful waveさん、俺は一人を選びたいからあんまり八方美人なマネはしたくないんだよね。


 まぁ、たまになら言ってもいいかな。もしかしたら選ぶきっかけになるかもしれないし。


 今の所はこんな感じかな?


 みんなの意見は参考になるから助かるよ。


 いえいえ、こんな作り話みたいな話しをちゃんと聞いてくれるみんなには感謝してますよ。


 それじゃあ、そろそろいい時間だから寝ることにするよ。


 それじゃね(^^)/~~~



keitoさんはログアウトしました。

snowさんはログアウトしました。

thunderさんはログアウトしました。

beautiful waveさんはログアウトしました。

itoさんはログアウトしました。

mt,3さんはログアウトしました。

gekimoeさんはログアウトしました。


ログアウトしました。

ログアウトしました。

ログアウトしました。

ログアウトしました。









………ボイスチャットをONにしました。

………ここはプライベートエリアです。パスワードを入力して下さい。




「「「destiny」」」



snowさんがログインしました。

thunderさんがログインしました。

beautiful waveさんがログインしました。






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