EPISODE7-14【パンデモニウム】
クロノレイトキたちが全員船艦から降り終わった瞬間、船艦は光の渦に包まれてワープし、その場から姿を消す。
「もう船はいない。時間指定通りに離脱したということか」クロノレイトキは空いた場所を見て、唇を引き締めながら言う。星玲奈は通信機を確認しながら続ける。
「直ちに戻る手段は失われた。内部での連絡ルートを確保しなければ」
エレンは黎明の歯車の力を静かに高めながら言う。
「セキュリティキーを使って門を開け、まずはゲート作成機の位置を探しましょう」テリオンは城跡の結界の流れを感じ取りながら付け加える。
「これで我々は自らの足で進むしかない。監視センサーが既にこちらを捉えている可能性が高い、静かに進め」こうして——船艦がワープして去り、一行はパンデモニウム内部へ踏み込む決意を固める。物語、退路を一時的に断たれ、任務への突入が本格化する。一方、ストレンジ本部ではリュウゼツランがモニターの表示を見て眉をひそめ、はっきりと呟く。
「ん!?ウツボカズラの船艦が自動操縦になってるな、あの奴、高をくくりやがったな、これで我々の作戦はうまくいかないではないか」
画面上では船艦の航法モードが切り替わった記録が点滅し、予定された受信信号が届かなくなっている。
「ウツボカズラが完全には指揮下にないということか」隣の管制要員が慌てて端末を操作しながら言う。
「歯車一行は既にパンデモニウム前に到着している可能性が高い。内部の警備態勢を即座に上げなければ」リュウゼツランは拳を握り、指令を下す。
「急げ! パンデモニウム内の認証ロックを一段階上げろ! ゲート作成機の区画へは、たとえセキュリティキーがあっても通すな!」こうして——ストレンジ本部では船艦の自動操縦化により作戦に狂いが生じたことが明らかになり、内部防衛の強化が始まる。物語、敵側の計画に亀裂が入り、緊迫度がさらに高まる。門の前にはストレンジの準幹部クラスが立ち塞がっていた。クロノレイトキは素早く背後へ回り込み、一撃で気絶させると、自身の歯車の能力を使ってその者から権限情報だけを取り込む。
「権限データを読み取った。これで門の次の認証には届くが、内部の最深部までは無理だ」
クロノレイトキは情報を頭の中で整理しながら言う。
星玲奈は警戒を続けながら言う。
「準幹部の権限なら通路の一部は開けられるかもしれない。だが、データを取り込んだことが本部に通知される可能性があるわ」エレンは黎明の歯車を構えながら続ける。
「急ぎましょう。権限が無効化される前に、ゲート作成機へ向かうルートを確認しなければ」テリオンは施設の構造を思い出しながら言う。
「この権限で入れるのは中間エリアまで。ゲートのある核心区画には別の生体認証が必要なはずだ」こうして——クロノレイトキが準幹部から権限情報を取得し、一行は施設内部へ進む新たな手段を得る。物語、認証の壁を突破しつつ、敵の感知圏へ深く踏み込んでいく。クロノレイトキは手にしたセキュリティカードを読み取り機にかざす。機器が一瞬点滅した後、重い金属の門がゆっくりと左右に開き、施設内部へ続く薄暗い通路が姿を現す。
「開いた。だが、権限情報を取り込んだ影響で、既に本部に侵入の通知が行っている可能性が高い」クロノレイトキは通路の奥を見つめながら言う。星玲奈は武器を軽く構え、周囲のセンサーの気配を探りながら続ける。
「門が開いた今、次の区画には別の警備システムがあるはず。一斉に進まず、前衛を置いて進もう」エレンは黎明の歯車の力を低く保ちながら言う。
「音やエネルギー反応を抑えて移動しましょう。敵の待ち伏せに備えて」
テリオンは通路の壁の古い模様を見て言う。
「ここは旧伏魔神殿の外郭通路だ。左右の小部屋には監視カメラや罠が仕込まれていることが多い、ゆっくり確認しながら進め」こうして——セキュリティカードで門が開き、一行はパンデモニウムの内部へと足を踏み入れる。物語、敵の本拠の深部へと進む道が開かれた。一行は薄暗い外郭通路を静かに進む。壁には古い神殿の装飾と新しく取り付けられた監視装置が混在し、床からは微かな機械の振動が伝わってくる。テリオンが先導するように歩きながら、低い声で告げる。
「この通路は元々儀式用の回廊だ。曲がり角ごとにセンサーが仕込まれている可能性がある、足音とエネルギーの流出を抑えろ」クロノレイトキは虹色の感覚を研ぎ澄ませ、周囲の信号の流れを追いながら言う。
「権限データではここまでは通行可能と出ているが、認証が突然切れるかもしれない。常に次の角の状況を確認しよう」星玲奈は左右の小部屋の扉を警戒しながら続ける。
「壁のスリットから監視されている感じがするわ。誰かが観察しているのか、自動システムなのかを見極めなければ」エレンは黎明の歯車の力を極限まで抑え、息を整えながら言う。
「私がエネルギー反応を探ります。異常な信号を感じたらすぐに知らせます」こうして——一行は外郭通路を進みながら、監視と罠に備えて慎重に前進する。物語、パンデモニウムの深部へと一歩ずつ近づいていく。クロノレイトキは取り込んだ権限データを駆使し、通路ごとに設置されたセキュリティロックを次々と解除していく。端末が順番に緑色に変わり、扉やセンサーの警戒モードが一時的に停止する。
「権限が通っている今のうちに進もう。だが、解除の記録は必ず本部へ送られているはずだ」クロノレイトキは次の制御盤を確認しながら言う。星玲奈は後方を警戒しながら続ける。
「ロックが開くたびに警備経路が変わる可能性があるわ。前後を見張りながら進まなければ」エレンは黎明の歯車の力で周囲のエネルギー反応を探りながら言う。
「私が異常な動きを捉えます。突然の封鎖に備えてください」テリオンは壁の古い痕跡を見て付け加える。
「この先は旧神殿の中廊。ここからは権限だけでは開かない結界も出てくる、急げ」こうして——クロノレイトキがセキュリティを次々解除し、一行はパンデモニウムのさらなる深部へと進んでいく。物語、敵の監視下を潜りながら核心への道を切り開く。最奥付近の通路に衛兵たちが待機しているのを確認したクロノレイトキは、素早く歯車の能力を発動させ、衛兵から権限と位置情報を取り込む。衛兵は意識を失い、その場に倒れ込む。
「衛兵の権限データを得た。だが最奥のゲート作成機エリアにはまだ別の防衛層がある」クロノレイトキは得た情報を整理しながら言う。星玲奈は周囲の監視カメラの方向を確認しながら続ける。
「衛兵が反応しなくなったことで、本部に警報が上がる可能性が高いわ。急いで次の扉へ向かわなければ」
エレンは黎明の歯車の力を高め、奥から来るエネルギー反応を探りながら言う。
「私が前方の気配を追います。待ち伏せがあればすぐに知らせます」テリオンは壁の結界の流れを読みながら付け加える。
「ここから先はゲート作成機の中枢区画。権限だけでなく、次元エネルギーの検知装置も作動しているはずだ」こうして——クロノレイトキが衛兵から情報を取り込み、一行はパンデモニウムの最奥へとさらに近づく。物語、ゲート作成機のある中枢へ迫る時が来た。一行は慎重に進み、ついに一階の最奥部に到着する。そこから螺旋状の階段が上へと伸び、二階へ続いているのが見える。
「一階は突破した。次は二階だ。階段は待ち伏せされやすい場所、一気に上がらず、一人ずつ状況を確認しながら進め」
クロノレイトキは階段の上方から流れてくるエネルギー信号を捉えながら言う。星玲奈は階段の手すりと壁のセンサーを見ながら続ける。
「二階こそゲート作成機の主要制御エリアかもしれないわ。監視密度が一気に上がるはず」エレンは黎明の歯車の感覚を研ぎ澄ませながら言う。
「私が先に気配を探ります。異常な反応があれば即座に合図します」テリオンは階段の古い石造りの模様を見て付け加える。
「この階段は元神殿の儀式階段。床に圧力センサーが埋め込まれている可能性がある、足元に注意しろ」こうして——一階最奥を突破し、一行は二階へ上がる準備を整える。物語、ゲート作成機の中枢へさらに近づいていく。テリオンは階段の方向を指しながら、はっきりと告げる。
「いや、あるのは屋上だ!内部にわざわざ作ったら侵入された時にやられることは分かりきってるだろうし、それにここは3階構造だ」
クロノレイトキは急いで建物構造のデータを頭の中で照合しながら言う。
「なるほど、二階は単なる中継フロアか。ゲート作成機は屋上に設置して、空間接続を行うつもりなのか」
星玲奈は上へ続く通路を見上げながら続ける。
「三階、そして屋上へ向かうルートを探さなければ。二階にも誘導用の罠や偽の制御盤があるかもしれないわ」エレンは黎明の歯車の力で上空方向のエネルギー反応を探りながら言う。
「確かに上方から強い次元信号が漏れています。屋上方面が正解の可能性が高いです」テリオンは通路の分岐点を示しながら付け加える。
「この左の通路が三階への直通階段。右は二階の偽制御室、行ってはいけない。急げ、屋上の防衛網は最も強いはずだ」こうして——テリオンの指摘でゲート作成機が屋上にあることが判明し、一行は三階を経由して屋上へ向かうルートを選ぶ。物語、目的地の位置が明らかになり、進路が定まった。左の通路を進んだ先に扉が見え、表記から二階制御室であることが分かる。
「テリオンさん、左に制御室があります。先ほどの話では偽の可能性もありましたが、入って状況だけは確認すべきでしょうか」エレンは扉から漏れる微弱な信号を捉えながら言う。クロノレイトキは扉の読み取り機を覗き込み、権限データを試しに当てながら言う。
「制御室とはいえ、ゲート本体ではないかもしれない。だが、ここから屋上への監視データや警備ルートを拾える可能性がある。全員で突っ込まず、まずは様子を見よう」星玲奈は扉の両側のセンサーを確認しながら続ける。
「扉を開けた瞬間に警報が鳴るかもしれないわ。私が後方を守り、テリオンさんにはこの部屋が旧神殿時代のどの区画だったかを見てもらいたい」テリオンは壁の配線の走り方を見て頷く。
「ここは元々は儀式の監視室。偽の画面を映して侵入者を引き止める仕掛けがよくある。画面のデータをそのまま信じるな、実際の屋上の状況と照合しろ」こうして——一行は二階制御室を発見し、ここが罠か情報源かを確かめながら、屋上へ向かう次の手を探る。物語、制御室の真の役割を確認する局面に入った。クロノレイトキは制御室の端末に接続し、三階や屋上へ続く経路を制御するセキュリティシステムのデータを抜き取る。画面にはアクセス経路、ロックの位置、監視カメラの範囲が次々と表示される。
「セキュリティデータを取得した。これでどの扉が閉まっているか、どこに警備が待機しているかが分かる」クロノレイトキはデータを確認しながら言う。星玲奈は取得記録を見ながら続ける。
「だが、データを抜いたことで本部にアクセス通知が届いているはず。すぐにルートを確定して進まなければ」エレンは黎明の歯車で周囲のエネルギー反応を探りながら言う。
「三階への階段ルートがデータ上では開放可能と出ています。ただし、実際には別の結界があるかもしれません」テリオンは地図データを見て付け加える。
「このデータは最新版とは限らない。カメラ位置は参考にしても、道を進むときは必ず自分たちの感覚で確認しろ」こうして——二階制御室から三階・屋上へ向かうためのセキュリティ情報を入手し、一行は次なる階へ進む道筋を得る。物語、中枢へ向かうための地図を手に入れた。一行は慎重に三階を進み、通路や保管区画に残された必要なアイテムをすべて回収する。その後、クロノレイトキ、星玲奈、エレン、久美子、ゼロ、アルカ、リジェ、ミトラス、レゾル、ホワン、エイト、カタストロフ、ケイオ、アルビテト、シオン、コザリテ、ジャンヌ、ヴォイド、リペア、シエラ、クロノ、テリオンが屋上へ続く出口に到着する。
「全員揃った。アイテムも回収済みだ。屋上こそゲート作成機の核心エリアと見ていい」クロノレイトキは屋上の扉から漏れ出す強い次元エネルギーを感じ取りながら言う。
星玲奈は全員の位置を確認しながら続ける。
「ここまで大勢で来たことで、敵にも侵入の規模が伝わっているはず。扉を開けた瞬間に迎撃態勢が待っている可能性が高いわ」エレンは黎明の歯車の力を安定させ、全員に合図できるよう準備しながら言う。
「私がエネルギーの流れを読みます。機械の起動音やゲートの充電反応が強くなっています」
テリオンは屋上の構造を思い出しながら付け加える。
「屋上は風と次元の流れが強い。ゲート作成機は空間を固定する装置を使っているはず、不用意にエネルギーをぶつけると空間が乱れるぞ」こうして——全員が屋上到着を果たし、ゲート作成機の真上に迫った一行は、最終局面へ踏み込む準備を整える。物語、任務の核心に辿り着いた時が来た。




