EPISODE7‑12【本格的に動く敵】
各国の上空に、ひし形やタバコ型のUFOが次々と姿を現す。それはアグレッション・ヴァルテンの部隊であり、機体の扉が開くと、黒いフードを被った者たちが降り立ってくる。緊迫感が空気を満たし、各地の警備態勢が一気に強化される。クロノレイトキたちもこの報を受け、予定していたクラリトンへの進入準備を一旦止め、状況を確認する。
「ついに本格的に動き出したか。コエジストとは違う、真のヴァルテン側の動きだな」クロノレイトキは虹色の瞳を鋭くし、仲間たちに向けて言う。
「我々の出撃メンバーはそのまま備えつつ、残る歯車メンバーには各地の状況を探らせよう」こうして——敵が一斉に姿を現し、世界規模の危機が迫る。物語、本格的な対峙の時が来た。エピデンドラムがクロノレイトキたちの前に姿を現す。
「お前ら歯車は向かうところへ向かえ!ヴァルテンは我らエルカーノスが相手する、SMOの研究開発により対抗できる武器や術は揃ってる」クロノレイトキは一瞬驚きながらも、真剣な面持ちで応える。
「エルカーノスの皆さんが受け持ってくださるのですか。ありがとうございます。では我々は予定通りクラリトンへ向かいますが、決して無理はせず、状況が変わればすぐに連絡します」星玲奈も頷く。
「私たちは世界融合の準備を進めつつ、ヴァルテンの本隊の動きにも注意を払うわ」エレンも続ける。
「エルカーノスの戦いが厳しいものになることは分かっています。どうか無事であってください」こうして——エルカーノスがヴァルテンを受け持ち、クロノレイトキたちは本来の任務へと進む。物語、戦線が分かれ、それぞれの戦いが始まる。現住モンスターたちの多くに、機械製のヘルメットや腕輪、首輪が取り付けられていく。普段は大人しい個体も、装置が作動するとたちまち目を赤く輝かせ、凶暴化して周囲を威嚇し始める。
クロノレイトキたちはその光景を目にし、顔を曇らせる。
「これは制御装置だ。モンスターたちを操って戦力に変えようとしているのか」
星玲奈は緊張した声で続ける。
「大人しいモンスターまで操られるなんて。このままでは各地の拠点や街が危ないわ」エレンは拳を握りしめる。
「装置を外して元に戻さなければ。だが、急いで手を出せば逆に襲われる可能性があります」こうして——敵はモンスターを利用して戦線を広げる。物語、見境なく広がる脅威に対し、慎重な対応が求められる。ジョンアイデルは瞬間転送で一本のハーモニカをクロノレイトキへ届ける。クロノレイトキはそれを手に取り、頭に浮かんだメロディをゆっくりと吹き鳴らす。旋律が広がると、モンスターたちに装着されていた洗脳装置が次々と作動を止め、外れていく。凶暴化していたモンスターたちは目の赤い輝きを失い、次第に落ち着いた様子に戻る。
「このメロディが制御信号を中和するのか」クロノレイトキはハーモニカを握ったまま呟く。星玲奈は安堵しつつも言う。
「だが、広範囲には一人では追いつかないわ。この旋律の仕組みを他の仲間にも伝えなければ」エレンも頷く。
「装置を外せても、また装着される可能性があります。各地へこの方法を伝える必要があります」こうして——ジョンアイデルから届いたハーモニカの旋律が、操られたモンスターたちを救う鍵となる。物語、脅威を鎮める新たな手段を得た。ヴァルテンの尖兵たちが一斉に各国へ攻撃を仕掛ける。連合軍、エルカーノスの隊員、SMOの軍事員たちが即座に応戦し、防衛線を張って反撃を開始する。各地で衝突が起き、砲撃とエネルギーの衝撃が空を裂く。エピデンドラムは通信機を握り、各部隊へ指示を送る。
「各拠点は旋律拡散装置を守れ! モンスターの再制御を狙われるぞ!」クロノレイトキは状況報告を受け、仲間たちに向けて言う。
「敵は本格的に動き出した。エルカーノスたちが戦線を支えてくれているが、我々も予定の任務と連絡体制を崩さないようにしよう」
星玲奈は地図を見ながら頷く。
「戦線が広すぎるわ。一部の地域では旋律が届いていない可能性がある。優先順位をつけて支援に向かわせないと」エレンは黎明の歯車の力を静かに高めながら言う。
「私も緊急支援に備えます。どこかで突破されたと聞けば、すぐに向かえるようにします」こうして——ヴァルテンの尖兵が襲来し、連合勢力が一丸となって迎え撃つ。物語、世界規模の防衛戦が本格的に始まった。だが、戦場の上空に一筋の光が現れ、その姿はルーツドランだった。
「我々、神が本来は力を貸すのは御法度だが、今回は世界の存続に関わる。カルデア勢力、力を貸すぞ」
その言葉をきっかけに、ネメシア勢力の神々や邪神連合の神々も次々と姿を現す。金色のツインテールを持つ神、アストライアははっきりと告げる。
「ネメシア勢力は秩序を保つために参戦するよ。この世界を壊されては溜まったもんじゃない」テスカトリポカは銃を構え、ヴァルテンの尖兵たちを次々と撃ち倒しながら言う。
「我々も世界の壊滅を望んでいるのではない。必要な破壊、混沌を存在させるためには人類が必要だからな」続いてノウムカルデア勢力の神々も加わり、ジョンアイデルが先頭に立って宣言する。
「我ら、ノウムカルデアは秩序、破壊、循環、虚空の名のもとに発展がモットー。クリプトンを脅かされてはそれが叶わない、行くぞ!」クロノレイトキは上空に集う神々を見上げ、息を呑む。
「まさかこれほど多くの勢力が集うとは。だが、神々が加わっても戦いは楽観できない。我々は予定通りクラリトンへ向かう準備を進めつつ、戦線の状況を常に把握しよう」
星玲奈は握り拳を固めて言う。
「秩序も混沌も、この世界を守るために手を組むなんて。だからこそ、私たちも自分の任務を果たさなければ」
エレンは黎明の歯車の力を静かに高めながら頷く。
「神々の支援を胸に、私たちも力を尽くします」こうして——神々の勢力が一斉に参戦し、世界を守るための大連合が形成される。物語、神と人が共に立ち上がる時が来た。クロノレイトキは上空に集う神々を見上げ、はっきりと言う。
「信念や思想が違う神たちがクリプトンを守るために協力してる、すごいな」その直後、ガイア連盟のサグメが進み出て、はっきりと告げる。
「この世界を守るためなら思想だけでは語るものではないよ。さあ、クロノの系譜神たち、悪魔界に向かうんでしょ。クリプトンのことは私たち神たちや連合軍たちに任せなさい!君たちはやることをやりなさい。そのため、神界にいってアイテム調整までしたんでしょ、ならばやり遂げなければ意味はないわ」クロノレイトキは背筋を伸ばし、深く頷く。
「わかった。ここは皆に守りを任せ、我々は予定の任務へ進む。調整したメモリーと装備を確認し、悪魔界へ向かう準備を整えよう」星玲奈は決意を込めて言う。
「神々が支えてくださる間に、私たちは世界融合の道を開かなければならないわ」エレンは黎明の歯車の力を落ち着かせながら続ける。
「任せてください。準備は済んでいます。私たちの役目を果たします」こうして——神々が守護を引き受け、クロノレイトキたちは本来の使命へと進む。物語、二手に分かれた戦いがそれぞれの舞台で始まる。レイトキたちが悪魔界へ向かう通路に足を踏み入れたとき、影の中から姿を現したのは強化リビルドガツード、そしてかつてジョンアイデルたちによって倒されたはずのデビルモンスターたちだった。かつての傷跡を補うように機械的な部品が体に組み込まれ、以前よりも鋭い気配を放っている。
「まさか、倒したはずの敵が再構築されて出てくるとは」クロノレイトキは虹色の瞳を鋭くし、仲間たちに合図する。
「リビルドされている。単なる復活ではなく、強化されている可能性が高い。無闇に突っ込まず、相手の動きを見よう」星玲奈は身構えながら言う。
「以前の戦いのデータを利用して強化したのなら、私たちの攻撃パターンも読まれているかもしれないわ」
エレンは黎明の歯車の力を静かに呼び起こしながら続ける。
「でも、私たちも特訓を積んできました。新しい力の連携で対抗しましょう」こうして——かつて倒されたデビルモンスターたちが強化されて再襲来する。物語、過去の敵が新たな脅威となって立ちはだかる。リビルドされたデビルモンスターたちは鋭い斬撃を受け、次々と倒れていく。それはジークの放った一撃だった。ジークは姿を現し、軽やかに告げる。
「久しぶりだな、レイく〜ん」クロノレイトキは驚きを隠せず、はっきりと言う。
「ジーク、君まで」ジークは一歩前に出て、決意を込めて続ける。
「いけよ、ここはおれが食い止める」クロノレイトキは一瞬ためらった後、頷く。
「わかった。頼む。我々は悪魔界への道を進む。何かあればすぐに連絡する」星玲奈はジークに向けて手を振りながら言う。
「無理をしないでね。私たちは任務を急ぐわ」エレンは黎明の歯車の力を整えながら続ける。
「ジークさんに守ってもらえるなら心強い。私たちは前へ進みます」こうして——ジークが道を開き、レイトキたちは悪魔界へ向けて進み始める。物語、仲間の援護を受け、次なる領域へ踏み込む時が来た。




