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EPISODE6.5-7【ファフニール討伐】

打神鞭を手に、新たな武器を携えたその時——、クロノが穏やかに現れる

「次はファフニール討伐だ」その名を聞いた瞬間、クロノレイトの瞳が引き締まる。

「グランツ皇国に向かえ、転移前のドイツである」

「ファフニール……」クロノレイトは打神鞭を軽く握り、心を決める。

「黄金を守り、竜の王とも語られる伝説の竜——分かりました。向かいます」フェルが耳を立て、頷く。

「強大な力を持つと聞く。だが、我らも共に行く。心強い仲間がいるのだから」ユキも胸を張る。

「ユキもついていく! どんな竜だって怖くない!」ロックも翼を広げ、出発の準備を整える。

「ありがとう、みんな」クロノレイトは仲間たちを見回し、決意を込めて告げる。

「行こう——グランツ皇国へ。伝説の竜に会いに!」こうして——北欧神話の竜ファフニール! グランツ皇国へ! 物語、新たなる伝説の地へ——!ロックの背中に乗り、空を駆けてグランツ皇国の関所に到着。クロノレイトは降り立ち、携帯端末の身分証明画面を衛兵に見せる。衛兵は画面を確認し、頷きながら告げる——。

「お前、試験を受けてるのか、しかも、神になるための。入ることを許可する」だが視線をロックとユキに移し、続ける。

「が、そこのモンスターたちは入ることはできん。ドラゴンとスキュラはな」

「えっ……」ユキががっかりしたように肩を落とす。ロックも首を傾げ、低く鳴く。クロノレイトは一瞬考え、衛兵に応じる。

「分かりました。仕方ない。二人には外で待っててもらう。俺だけ中に入る」 振り返って優しく言う。

「ユキ、ロック、ここで待っててくれ。必ず戻ってくるから」

「うん……わかった」ユキは名残惜しそうに尻尾を振る。

「絶対に迎えに来てね!」ロックも頷き、翼でそっとクロノレイトを包み込むように羽ばたく。フェルが静かに隣に立つ。

「私は……大丈夫だったようだね。共に入ろう」こうして——関所を通過! 一部の仲間は待機、フェルと共に皇国の地へ! 物語、別れと再開の約束——!クロノレイトは状況を理解し、フェルに向き直って呟く——。

「おそらく、モンスターは入れられないんだろうな。フェルの場合は亜人と認識されたんだろう」フェルは静かに頷く。

「そういうことだな。外見だけで判断されるのは、少し切ないけれど……ルールはルール。ユキとロックが無事に待っていられる場所があるだけでも、ありがたいと思おう」クロノレイトは二人の方を振り返り、手を振る。

「すぐに用事を済ませて戻ってくるから! 待っててくれ!」ユキも尻尾をいっぱいに振り返し、ロックも優しく鳴いて応える。

「さあ、行こう」フェルが前を向く。「私たちの分まで、しっかり務めを果たそう」こうして——納得の理由! それぞれの立場で進む道! 物語、フェルと共にグランツ皇国の奥へ——!衛兵はユキとロックの方を振り返り、感嘆するようにつぶやいた。

「しかし、この二体を簡単にテイムするとは……アヤツ、ただ者ではないな」その言葉を聞いて、クロノレイトは振り返り、穏やかな笑みを浮かべる。

「力で従わせたんじゃないんです。心を通わせただけです。彼らは俺の大事な仲間ですから」衛兵はその答えに一瞬目を見開き、そして厳しい表情を少しだけ和らげて頷く。

「ふむ……心でか。ならばなおさら、気をつけて行け。ファフニールの棲む谷は一筋縄ではいかぬ場所だ」

「ありがとうございます!」

クロノレイトは改めて礼を述べ、フェルと共に関所の先へと歩を進める——。こうして——衛兵も認める絆! 心で結ばれた仲間たち! 物語、ファフニールの谷へと進み出す——!クロノレイトは歩を噛み、胸中の怒りと憂いを吐き出すように呟く——。

「ストレンジプレデターの奴ら、英雄が倒した怪物の再現やその因子を使って何をするつもりだ? もし俺が退治しなかったら世界が滅ぶんだぞ」フェルは沈黙していたが、静かに応える。

「そうだな……。ただの実験ではない。土蜘蛛もフェンリルもキマイラもテュポーンも——いずれも神話級の存在。それらの力を一つに集約したとき、何が起きるのか……考えただけでも恐ろしい」クロノレイトは拳を強く握り締める。

「だが、俺は止める。一つ一つ確実に討伐し、その手で世界を守る。誰かがやらなければならないのなら——俺がその役目を負う!」その決意は揺るがない。目の前のファフニールが待つ谷へ、一歩を踏み出す——。こうして——敵の真の目的は何か! 神話の力を集約する恐るべき計画! 物語、覚悟を胸にファフニールの谷へ——!谷の奥深くへと進んだクロノレイトとフェル——その視界に飛び込んできたのは、想像をはるかに超える巨体のワイバーン!


赤黒い鱗に覆われたその姿は、まさにファフニール! 全身からは禍々しい紫黒いオーラが立ち昇り、周囲の空気が重く沈んでいる——。


「これが……ファフニール……!」


クロノレイトは思わず息を呑み、打神鞭とミスティルテインをしっかりと構える。その巨体はテュポーンに迫るほどの大きさで、一つ一つの鱗が岩のように分厚く、瞳は猛々しく燃えている。フェルも低く唸り、警戒を最大限に高める。

「黄金の竜と聞いていたが……これは違う。ストレンジ・プレデターの手によって歪められ、闇に染まっている……!」ファフニールは長い首をゆっくりと持ち上げ、地響きのような唸り声を上げながら、二人を睨みつける——!こうして——闇に染まりし伝説の竜! ファフニール出現! 物語、これまでで最も手強い相手との戦いが始まる——!禍々しい赤黒さが一気に変化し——!


ファフニールの全身が輝く黄金色へと染まり、そこに漆黒のラインが筋のように浮かび上がった。闇のオーラはすっかり消え、代わりに神々しいまでの光が谷全体を包み込む。伝説の竜が本来の姿を取り戻したのだ。

「っ……! 本来の姿……!」クロノレイトは構えを少し緩め、瞳を見開く。

「ストレンジ・プレデターの影響が消えた……? それとも、これが真の力……?」フェルも驚きを隠せず、静かに頷く。

「黄金に黒の紋様……まさに伝説の通りの姿。心の奥底では、まだ正気を保っていたのかもしれない」ファフニールは優しく首を傾げ、低く穏やかな鳴き声を響かせる——。こうして——真の姿、黄金と漆黒! 伝説の竜が目覚める! 物語、戦いではなく対話の始まり——!クロノレイトは武器を収め、一歩前へ出て穏やかに問いかける。

「クロノ様は討伐って言ってたが、無害化すればいいだけ。なあ、ファフニール、話できるか?」ファフニールは黄金の瞳をゆっくりと細め、低く響く声で問い返した——。

「汝、何を求める? 富か、誰にも負けない力か、支配する権威か?」クロノレイトは真っ直ぐにその瞳を見つめ、はっきりと答える。

「どれも違う。俺が求めるのは——誰もが安心して笑って暮らせる世界だ。争いも恐怖もなく、人も亜人もモンスターも、共に生きられるその場所を守りたいだけなんだ」ファフニールは長い髭のような鱗をそっと震わせ、しばらく沈黙した後——静かに口を開く。

「ほう……黄金の力も、財宝も、権力も望まぬとは。久しく聞いたことのない言葉よ……」こうして——問われた真の望み! 竜の心に届く答え! 物語、対話が紡ぐ新たな絆——!ファフニールは黄金の瞳を静かに細め、重たい声で応える。

「世界そのものは無理だろう。国は作れるが、国を作るにも力や権威、富は必要だ」現実を突きつけるその言葉——だがクロノレイトは揺るがない。

「そうだな。全部一気には変えられない。でも、ゼロから始めることはできる。力は人を守るために使う。権威は皆の声をまとめるために使う。富は暮らしを豊かにするために使う——その使い方を、俺が証明してみせる」ファフニールは首を傾げ、黒い筋が浮かぶ体をゆっくりと動かす。

「使い方、か……それを見届ける日が来るとしたら、悪くないのかもしれぬな」こうして——現実と理想のはざま! 問いかけに応える覚悟! 物語、ファフニールとの約束——!ファフニールは黄金の瞳を輝かせ、力強く告げる——。

「お前を認める! 奥にある財宝は持って行くがよい」その瞬間、クロノが現れ、穏やかに笑顔で告げる。

「試練クリア。これで神裔になったわ」

「神裔……」クロノレイトはその言葉を噛み締め、胸に手を置く。神人、神性人を経て、さらに神の血を継ぐ存在へと昇格したのだ。ファフニールは頷き、続ける。

「その資格は十分にある。財宝の中には、お前の国づくりの助けとなるものもあるだろう。大切に使え」

「ありがとうございます!」クロノレイトは深く頭を下げる。

「必ず、正しく使います!」こうして——ファフニールの信頼を得て神裔へ昇格! 財宝を手に、国づくりの道へ! 物語、新たなるステージの始まり——!奥の部屋に足を踏み入れると、目にも鮮やかな輝きが一面に広がっていた。金銀の塊や色とりどりの宝石が光を反射してきらめき、それらに混じってファフニール自身のものと思われる翼の断片、角、鋭い爪などの貴重な素材も静かに置かれている。

「これらは……」クロノレイトは一つ一つ丁寧に手に取り、その重みと力を感じる。

「国の礎となる富、そして新たな装備を鍛えるための素材……どちらも大切に使わせてもらうよ」フェルが傍らで静かに頷く。

「これらの素材から生み出されるものは、きっと国を守る力となるだろう。その日を楽しみにしている」クロノレイトは心を込めて財宝を収め、ファフニールのもとへ戻り深く礼を述べる。こうして——富と素材、二つの贈り物! 国づくりと鍛冶の力を得て! 物語、ファフニールの谷を後に——!

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