EPISODE6.5-6【アビスワーム討伐】
ミスティルテインを手に、新たなる名を刻んだその時——、クロノが姿を現す
「次はアビスワームの討伐だ」低く重たい響きに、クロノレイトは身を引き締める。地底の奈落を越え、さらなる深淵の脅威が迫っている——。
「場所はエカトリアだ」続けて告げられる地の名。
「転移前のエジプトだ」砂と太陽に抱かれし悠久の地——その地下深くに、深淵の蟲が潜んでいるという。
「エカトリア……エジプト……」クロノレイトはミスティルテインを確かめ、シャルウルとメロダックを携えて頷く。
「分かりました。向かいます」フェルは風の気配を探るように瞳を細める。
「砂漠の地下……大地そのものが蠢くというのか。アビスワーム——その名が示す通り、底知れぬ闇を抱えているに違いない」ユキも前足をしっかり踏み出し、尻尾を引き締める。
「ユキも行く! ご主人様と一緒なら、砂漠だってどこだって!」
「ありがとう、二人とも」クロノレイトは心強い仲間たちを見回し、決意を込めて告げる。
「では行こう——エカトリアへ。大地の脅威を、この手で抑えるために!」こうして——砂漠の地下に潜む深淵! アビスワーム討伐へ! 物語、悠久の地で新たな戦いが始まる——!砂漠へと続く道中、突如として空から影が舞い降りてくる——!羽毛に覆われた体、大きな翼、そして鋭く長いクチバシ——鳥と竜の特徴を併せ持つその姿は、まさにバードラゴン!
「バードラゴンか、コイツ、テイムしてみるか」クロノレイトは武器をしまい、優しく手を差し伸べる
「穏やかな心を持ってそうだ。話せば分かってくれるかもしれない」ユキも威嚇をやめ、尻尾を軽く振って友好的な姿勢を示す。フェルも静かに見守り、力を抜いて敵意がないことを伝える。バードラゴンは首を傾げ、鋭い瞳でクロノレイトをじっと観察している——。こうして——空の竜との出会い! テイムなるか! 物語、新たなる相棒誕生の予感——!バードラゴンは警戒心を解き、ゆっくりと近づいてきて——クロノレイトの手にそっと頭を擦りつけ、心を開いてくれた。クロノレイトは笑顔でその頭を撫で、名前を贈る。
「よぉーし、お前の名前はロックだ」
「クゥ~…」ロックは嬉しそうに鳴き、大きな翼を優しく羽ばたかせる。風がさわやかに吹き抜け、新たな絆が生まれた瞬間——!ユキも尻尾をいっぱいに振って喜ぶ。
「ロック! よろしくね!」
フェルも穏やかに微笑む。
「心通じたな。空の道も共に行ける」
「ロック、よろしくな!」クロノレイトはロックの首元を軽く抱きしめる。「エカトリアまで、力を貸してくれ!」こうして——空の竜ロック、仲間入り! 新たな絆と共に砂漠を目指す! 物語、空と陸の旅が始まる——!エカトリアの砂漠を抜け、地下へと続く道を進む——。地中深く、薄暗い空間に踏み入れたその時——、壁面から蠢きながら現れたのは、小さな悪魔の翼が背に生えた、禍々しい紫黒色のワーム! それがアビスワームだ!
「これが……アビスワーム……!」クロノレイトはミスティルテインを構え、警戒を強める。翼からはじめじめとした瘴気が漂い、周囲の空気が重く濁っていく——。ロックが低く鳴き、翼を広げて威嚇する。ユキは牙をむき、フェルも氷の気配を纏い——いつでも動ける体勢を整える。
「深淵の蟲……その翼は何のために?」フェルが眉を寄せる。
「この地の闇が、その身に宿っているようだ」
「俺たちの手で、この地の平和を取り戻す!」クロノレイトは真っ直ぐにアビスワームを見据え、一歩前へ出る。
「行くぞ!」こうして——深淵より現れし禍々しき蟲! アビスワーム! 物語、砂漠の地下で戦いが始まる——!アビスワームが口を大きく開き——紫黒い瘴気の塊となった深淵ブレスを一気に吐き出す! 闇の弾丸が這うように地面を這い、腐食するような気配が辺りを包み込む
「避けろ!」クロノレイトは叫び、ミスティルテインを構えつつ素早く横へ跳ぶ! ユキとフェルも瞬時に散り、ロックは大きく羽ばたいて上空へ退く!ブレスが地面に着弾すると、岩肌が溶けるように侵食され、紫色の煙が立ち昇る——!
「効くな! 当たればたまらない!」
クロノレイトは距離を取り、銃口をしっかりと向ける。
「だが、動きはそれほど速くない! 間合わせて撃て!」こうして——闇の息吹が襲いかかる! 深淵ブレス! 物語、冷静に迎え撃て——!
「任せて!」フェルが一歩前に出て、大きく息を吸い込み——冷気ブレスが白く輝きながら噴き出す。アビスワームの周囲を凍てつかせ、紫黒い瘴気を冷気で打ち消すように包み込む! ブレスの軌道も凍りつき、その動きを封じていく!
「さあ、今だ! 隙を突いて!」フェルの援護が、勝負の瞬間を作り出す——!こうして——氷の息吹で闇を凍らせ! 援護の一撃! 物語、反撃の時——!
「ワォン!」ユキが素早く駆け寄り、凍って動きの鈍ったアビスワームの体に飛びかかり——しっかりと噛みつき、毒を流し込む!
「グエェ……!」アビスワームが身をくねらせて苦しみ、紫黒い体の色が少しずつ薄れていく。毒が確実に効き始めている証拠だ!
「よくやった、ユキ!」こうして——素早き一撃! 毒が深淵の蟲に効き始める! 物語、勝利へと近づく——!アビスワームが激しく身をくねらせ——大きく旋回してユキとフェルを一気に囲み込む! その長い体が二体の周りを幾重にも巻きつき、ぎゅっと締め付けて拘束してしまった!
「っ……! 動けない!」フェルが体を捻りながらもがく。
「苦しい……! 離してー!」ユキも暴れるが、ワームの力は強く、二人とも身動きが取れない状態に——!
「ユキ! フェル!」クロノレイトは銃を構えながらも、咄嗟に撃てずにいる。
「落ち着け! 急いで助けるから!」ロックが上空から急降下し、ワームの頭部目がけて突っこもうとする——!こうして——窮地! 二体が拘束される! 物語、絶体絶命のピンチ——。アビスワームは頭部を素早く旋回させ、急降下してきたロックめがけて深淵ブレスを直撃で放つ!ロックは避けようとしたが間に合わず、まともに食らってしまった!
「クゥゥゥーン!」ロックは苦しそうな鳴き声を上げ、体勢を崩して羽ばたきが乱れ——そのまま岩場に落下してしまう! 翼の羽毛は紫黒く染まり、瘴気に侵されたように傷ついているのが見える。
「ロック!!」クロノレイトの胸が締め付けられる——今や仲間全員がピンチに陥った! だからこそ、冷静さを失ってはならない!こうして——直撃! ロックが倒れる! 絶体絶命の危機! 物語、起死回生の一撃が必要——!絶体絶命のその時——!クロノレイトは慌ててポケットを探ると、そこから黄金の球体が転がり出てきた!
「これは、なんだ!?」手の中で輝くその球——不思議な温もりを感じる。思わず自らの力を流し込むと——
「回転したぞ! よーし、くらえ!」
黄金の球体が勢いよく回転しながらアビスワームに飛んでいき、そのまま真っ直ぐに命中! 光が一気に炸裂し、紫黒い瘴気を浄化するように辺り一面を黄金色に包み込んだ!
「グオオオォーー!!」アビスワームは苦しみながら体を解き放ち、ユキとフェルはようやく自由になる!こうして——奇跡の黄金球! 絶体絶命を救う一撃! 物語、光が闇を祓う——!光の中で、アビスワームが驚くように声を上げた——。
「お前、何故それを持ってる、それは我をかつて倒した者しか持ってなかったはず」その言葉に、クロノレイトも目を見開く。
「……かつて、お前を倒した者?」手の中の黄金の球体が、微かに温かく輝いている。まるで遠い昔の記憶、あるいは絆のようなものを感じさせる——。アビスワームはその瞳を黄金球から離さず、震えるように続ける。
「その輝き……忘れもしない。幾千年前、このエカトリアの地で、我を封じた英雄が持っていたものと同じ……」クロノレイトはそっと球を胸に抱き、静かに告げる。
「俺は……その英雄の名を知らない。だが、もしその意志がここに宿っているのなら——俺はその想いを受け継いでいるのかもしれない」こうして——明かされる過去の因縁! 英雄の遺産との邂逅! 物語、時を超えた絆が明らかになる——!クロノレイトは一歩前に踏み出し、拳を構える——!すると全身が黒と黄金の光に包まれ、神性人の力が一気に高まっていく
「唸れ! 気高きビート! 喰らわせるぜ! ぶっ飛ばすパッション!」叫びと共に、渾身の拳がアビスワームめがけて炸裂する! 一撃、また一撃——! リズムを刻むように勢いあふれるラッシュが、その身に叩き込まれる!
「グオオオォーー!!」アビスワームは光の拳に貫かれ、しだいにその動きが止まっていく——。こうして——黒と黄金のオーラ! 情熱の拳が決め手! 物語、最後の一撃——!激しい戦いの末——ついにアビスワームは力尽き、ゆっくりと地面に倒れ伏せた。紫黒かった体の色は薄れ、翼の瘴気も消え失せ、静かな姿となった。クロノレイトは息を整え、黒と黄金のオーラを収める。
「……終わった」駆け寄ってきたユキとフェル、そして傷つきながらも立ち上がったロックが、安堵の鳴き声を上げる。
「お疲れ様」クロノレイトは仲間たちを労わるように言い、倒れたアビスワームのそばへ歩み寄る。
「もう、苦しまなくていい。安らかに眠れ」こうして——アビスワーム討伐完了! 深淵の脅威が去り、砂漠の地下に平和が戻る! 物語、新たな勝利と絆を胸に——!アビスワームの姿は光に溶けるように消え去り——その場には皮、牙、舌、そして小さな翼だけが静かに残された。クロノレイトは周囲に散らばる鉱石を集め、神生産技の光を宿す。
「これらの素材と鉱石を組み合わせて、新たな装備を作ろう」しなやかな皮は防具の一部に、鋭い牙と舌は武器の素材へ、小さな翼は魔力や力を宿す装飾へと——鉱石の輝きと融合させ、丁寧に加工していく。
「大切な素材たちだ。きっと、次なる旅の力になってくれる」こうして——奈落の素材が新たな力へ! 神生産技で装備を錬成! 物語、エカトリアの地で得た贈り物——!アビスワームの皮が芯となり、牙が一つ一つ飾りのように備わり、小さな翼の欠片が力を宿す飾り糸となって煌めいている。振るうと風の音が響き、闇を祓うような清らかな気が流れる——。クロノレイトはその鞭を手に取り、名を贈る。
「名前は打神鞭にしよう」神の意思を貫き、邪を打ち祓う——その志を込めて。
「打神鞭……! 力強くていい名前だね!」ユキが尻尾を振る。
「鞭としての動きは素早く、闇の力を抑えるには最適だろう」フェルが静かに頷く。ロックも優しく鳴き、新しい武器の誕生を祝ってくれる。こうして——神を打ち祓う鞭、誕生! 打神鞭! 物語、新たな武器を携えて次なる旅へ——!




