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EPISODE6.5-3【フェンリル討伐】

森の静けさの中、新たなる声がクロノレイトの脳内に響き渡る——。

「次はフェンリルの討伐だ」その名を聞いた瞬間、クロノレイトは身を引き締める。神話に語り継がれる、巨大な狼——。

「フリジーアに向かえ」続けて告げられる地の名。

「フリジーアは転移前のアイスランドのところだ」氷と岩に囲まれた北の孤島——その地が、今はフリジーアと呼ばれている。寒さ厳しきその場所に、フェンリルが現れたという。クロノレイトは手にしたシャルウルを強く握り、冷たい風を感じるように瞳を閉じる。

「アイスランド……フリジーア。分かりました。すぐに向かいます」土蜘蛛、フンババ——そして今、フェンリル。いずれも伝説の存在が次々と姿を現す。背後には何があるのか——それでも、目の前の脅威を放っておくことはできない。

「待ってろ、フェンリル。そしてフリジーアの人々——必ず守りに行く!」

シャルウルを携え、新たな装いを纏い——北の地へと旅立つ準備を整える。こうして——北の氷原へ! 神話の巨狼が待つ! 物語、フリジーアを舞台に新たな戦いが始まる——!冷たく澄んだ空気が身に染みるフリジーアの地に、クロノレイトは足を踏み入れる。街の人々の囁きが、風に乗って聞こえてくる——。

「北の森を抜けた洞窟に、狼の獣人がいるらしいね」

「なんでも、フェンリルの因子を宿した存在だとか」クロノレイトはシャルウルを握る手を強くする。伝説の巨狼そのものではない——だが、その力を受け継いだ者が、この地に潜んでいる。

「因子……か。土蜘蛛、フンババと同じように、何者かの手によって……」噂の場所を確かめ、北の森へと続く道を見据える。人々の不安そうな声が胸に刺さる。

「安心してください。俺が行って、確かめてきます」静かに決意を込め、氷雪の舞う北の森へと歩を進める——。こうして——フェンリル因子の脅威! 洞窟に潜む獣人! 物語、氷原の決戦が迫る——!冷たい風が梢を鳴らす森の奥——、木々の間から一つの姿が現れる。上半身は美しい人間の女性でありながら、下半身は犬のような四肢と姿——それはまさにスキュラ。銀色の髪が風になびき、瞳は琥珀色に輝き、獣の部分はふさふさとした毛並みに覆われ、力強く地面を踏みしめている。神話に伝わるその姿が、このフリジーアの森に確かに佇んでいる。

「スキュラ……!」クロノレイトはシャルウルを構え、一歩も退かずに真っ直ぐ見つめる。フェンリルの因子と関係があるのか——それとも、この地に根ざした存在なのか。

「あなたが……この森にいたのですね」スキュラは口を開き、低く澄んだ声で問いかけるように言う。

「そなたは……何を求めてこの地へ? フェンリルのもとへ行くというのなら、通さぬ」身構える彼女の姿には、守ろうとする強い意志が込められている——。こうして——森の番人はスキュラ! 人と獣の姿を併せ持ち! 物語、新たなる出会いと対峙——!クロノレイトは構えを解き、穏やかな笑顔で手に持ったものを差し出す——。

「スキュラと言ったら手懐けが可能なモノだよな、だったら」温かく香ばしい香りが漂う——こんがり焼いたドラゴン肉。そっと彼女の前に差し出されると、スキュラは思わず瞳を輝かせ、尻尾がゆっくりと動き始める。

「ワウ、これ、くれるの?」琥珀色の瞳が驚きと喜びでキラキラと輝き、思わず前のめりになる。まるで子犬のような無邪気な反応——!

「ああ、どうぞ」クロノレイトは優しく頷く。

「食べながらでいい。話を聞かせてくれないか? フェンリルのこと、この森のこと——」スキュラは恐る恐る受け取り、一口食べると——目を閉じてうっとりとした表情になる。

「ん~っ、おいしい……! こんなにおいしいもの、初めて食べた……」警戒心が少しずつ解け、彼女の心が開かれていく——。こうして——心を繋ぐ贈り物! スキュラの笑顔! 物語、友となる瞬間——!スキュラは尻尾をいっぱいに振り、甘えるように頭を擦りつけながら——

「ワンワン、ご主人様、アタシ、アナタについていきます」クロノレイトはその姿に思わず笑顔になり、そっと頭を撫でてから告げる。

「スキュラという名前じゃほかの個体と混同してしまう。そうだ、お前の名前はユキだ」

「ユキ……!」彼女は瞳をキラキラと輝かせ、雪のような白い毛並みをくるりと翻す。

「うん! ユキ、だね! アタシ、ユキって名前、大好き!」嬉しそうに鳴き、足元にすり寄り、しっかりとクロノレイトの隣に並ぶ。新しい名前、新しい絆——こうしてユキは、共に旅する仲間となった

「よろしく、ユキ。一緒にフェンリルのもとへ行こう」

「はいっ! ご主人様と一緒なら、どこまでも!」雪の森に白い影が一つ、心強く寄り添うように歩き出す——。こうして——名前はユキ! 絆で結ばれた相棒! 物語、新たな仲間と共に進む道——!森の奥深く、凍てつく洞窟の入口——そこに、圧倒的な気配と共に佇む姿があった。身長およそ20メートル——岩壁に届かんばかりの巨体。銀白の毛並みが氷のように輝き、狼の頭部には鋭い耳、琥珀の瞳が冷ややかにこちらを捉え、人間に近い上半身と力強い狼の下半身を併せ持つ——まさにフェンリルその人だ。風が彼女の周囲で渦を巻き、地面には霜が一気に広がる。その存在感は、ユキとは比べものにならないほど重く、鋭い。

「……来たのね」

低く響く声は、洞窟の壁を震わせるように響く。ユキはクロノレイトのそばで身を固くし、小さく鳴く。

「ユキ、大丈夫」クロノレイトは隣の相棒を安心させ、シャルウルを構え直し、真っ直ぐにフェンリルを見上げる。

「あなたが……フェンリルなのですね」フェンリルは瞳を細め、彼をじっと眺める。

「そうだ。この地に何用だ。人間が、我が因子を狙いに来たのか?」空気が一気に張り詰め——氷原の決戦が、今始まる。こうして——20メートルの巨きな姿! フェンリル、対面! 物語、氷の女王との戦い——!

「待て、狙いは因子ではない」 クロノレイトは一歩前に出て、真っ直ぐ告げる。

「ほお、だったらなんだ? 財宝か」フェンリル——いや、彼女は自らをフェルと名乗るのか。巨体が低く唸り、氷気が周囲に立ち込める。

「まあ、そうなるかな」答えると、フェルは一気に身を翻し、牙をむき出して——

「だったら我を倒すことだな! フェンリルの因子を入れた、この私、フェルをな!」

「アオオオオーン!!」氷の咆吼が洞窟全体に響き渡り、地面が大きく震え上がる! 銀白の毛が逆立ち、瞳が鋭く光る——!

「ユキ、下がって!」クロノレイトはシャルウルを構え、新たな装いを身に締め直す。

「分かった……! フェル、真っ向き合ってみせる!」ユキは素早く側面に回り込み、警戒態勢を取る——氷原の決戦、いよいよ火蓋が切られた!こうして——フェル、その名の真髄! 咆吼が氷原を駆け抜け! 物語、フェンリルの因子を宿す者との激闘——!

「くらえ! ブリザードブレース!」

フェルが大きく口を開き——吹雪を巻き込むような氷の息吹が一気に吐き出される! 辺り一面が一瞬で白く閉ざされ、凍てつく風が肌を刺すように襲いかかる

「ユキ、よけろ!」クロノレイトはシャルウルを盾に構え、冷気を弾き返すように振るう! 杖の穂先から光が弾け、氷の塊を砕きながら一歩も退かずに進む

「その程度では、俺は止まらない!」吹雪の中でも瞳はしっかりとフェルを捉えている。ユキは素早く風の隙間を縫うように回り込み、フェルの側面へと迫る——!こうして——絶対零度の吹雪! 氷の息吹が襲いかかる! 物語、寒さを砕き進む——!

「これでもくらえ! デリヤーー!」フェルは巨腕で周囲の岩を次々と掴み取り——大きなものは家ほどもある岩が、雨あられのように投げ放たれる! 氷雪を巻き込みながら、クロノレイトめがけて一直線に襲いかかる!

「ユキ、左へ!」クロノレイトはシャルウルを一振り——杖の光が岩を弾き飛ばし、真ん中の大きな岩は刀身で真っ二つに斬り裂く! 破片が舞う中、身を翻して次々と躱し、一歩も引かずに距離を詰めていく

「当たらないぞ! そんなものでは——!」ユキも素早く駆け回り、岩の隙間を縫うようにフェルの背後へ回り込む。投げつけるだけの攻撃——力は強大だが、心の迷いが隙を生んでいるのかもしれない。

「フェル! 俺はお前を壊しに来たんじゃない!」叫びながらさらに間合いを詰め——応戦の時だ!こうして——岩礫の嵐! 巨体の力が炸裂! 物語、真の心へ迫る一歩——!

「ワォン!」ユキが素早く駆け上がり、フェルの足元から一気に飛びかかる! 牙をむき、その脚の一部にしっかりと噛みつく!

「っ——!」フェルが身を震わせた瞬間、ユキの牙から静かに毒が流し込まれる。即効性の強いものではないが、動きを鈍らせ、力を緩ませる——そんな柔らかな効き目が、巨体にじんわりと広がっていく。

「ユキ、よくやった!」クロノレイトはその隙を逃さず、シャルウルを高く掲げる!

「だが、傷つけるだけじゃない! その心にも届ける!」フェルは噛まれた場所を押さえ、瞳を怒りと戸惑いで揺らがせる。

「小さき犬め……我に牙をむくとは……」だが体の力が、少しずつ抜けていくのを感じている——。こうして——ユキの一撃! 毒が巨体に巡り! 物語、力の均衡が崩れ始める——!クロノレイトは真っ直ぐフェルを見据え、力強く告げる——。

「フェル、お前は本来はこんなデカく無かったんだろう!」フェルの瞳が大きく揺らぐ。

「因子に強い力を入れられたんだろう!」

その言葉が真実を射抜いた瞬間——クロノレイトはシャルウルを掲げ、浄化の光を放つ穏やかで清らかな輝きがフェルを包み込み、無理に注ぎ込まれた膨大な力がゆっくりと抜けていく——。すると——!巨体がみるみる縮み、やがて身長180cmほどの、すらりとした狼の獣人女性の姿になった。銀白の髪と耳、そして尻尾はそのままに、本来の彼女の姿が現れたのだ。

「あ……」フェルは自分の手を見つめ、体の軽さに驚き、戸惑う。

「これが……本来の……私……?」力に押しつぶされていた心が、少しずつ息を吹き返すように——。こうして——本来の姿を取り戻す! 浄化が真実を明らかに! 物語、フェルとの新たな絆が始まる——!光に包まれたフェルの姿が定まったその時——、クロノが穏やかに現れる

「討伐完了だよ!」澄んだ声が響き渡る。

「無害化すれば討伐したのと同じだから」クロノレイトはフェルを見守りながら、はっと胸を撫で下ろす。

「そうですね……倒すだけが答えじゃなかった。彼女の心を取り戻すことができました」フェルは自分の手を見つめ、そっと頷く。

「私……生きていてもいいのですね……?」

「もちろんだよ」クロノは優しく微笑む。

「因子の力が解け、本来の君に戻った。これからは自分の意志で生きられる」ユキが尻尾を振り、フェルのそばへ寄り添う。

「一緒に行こう! ユキと! ご主人様と!」クロノレイトはフェルに手を差し伸べる。

「よかったら、俺たちと共に来ないか? 新しい道を、一緒に歩もう」フェルは瞳に涙を浮かべ、その手をしっかりと握り返す。

「……はい! ぜひ!」こうして——真の意味での討伐完了! 命を救う選択! 物語、新たな仲間が加わる——!洞窟の奥深く、凍てついた壁面に囲まれた一角に——輝きを放つ財宝が眠っていた。整えられた上質な銀白の毛皮、牙や爪、硬くしなやかな角の素材たち——いずれもフェルとフェンリルの力の痕跡であり、この地に代々守られてきたものでもあった。

「これらを……」クロノレイトは神生産技の光を手に宿し、一つ一つの素材に想いを込める。

「ただ奪うのではなく、新たな姿にして、共に生きる力に変えよう」毛皮は柔らかく裁ち、風を防ぎ冷気を遮るケープへ。牙や爪の繊維を織り込んで、軽くて丈夫なマントへと仕立て上げる。フェルの力強さとユキの温もり、そして自らの歩みを映すように——銀白と蒼氷の輝きが重なり、美しく凛々しい装いが誕生した。

「できた……」身に纏うと、まるで北の大地そのものが肩に寄り添うような温かさと安心感に包まれる。フェルとユキがそばから笑顔で見守る。

「よく似合うよ」フェルが囁く。

「これからは私たちが守られる番だね」

「ああ」クロノレイトは頷き、新しいマントの裾を軽くなびかせる。

「共に守り、共に進もう」こうして——神生産技で新たな装い! 絆を纏うケープ&マント! 物語、北の地で得た力と絆を胸に旅立つ——。

【キャラクター紹介】

[ユキ]

挿絵(By みてみん)

スキュラ。Hカップ。


[フェル]

挿絵(By みてみん)

フェンリルの獣人。180cm。Fカップ

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