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EPISODE6-23【救済と償いと前進】

地上の戦場でも、そして地下の儀式場でも——長く続いた闇の時が、静かに終わりを迎えていた。衆生解放戦線の隊員たちは、手にした武器をゆっくりと地面に置く。自分たちが信じていたものの歪み、憎しみの連鎖が何も生まなかったこと——その過ちにようやく気づき、恐る恐る人間たちの方へと歩み寄る。

「俺たちは……間違っていた」

「許してもらえないかもしれない。だが——共に、生きる道を探したい」手を差し伸べる彼らの指先に、人間たちも、そして亜人たちも応えるように掌を重ねる。対立していた者たちが初めて一つになり、新たな始まりの瞬間が訪れる——。一方、儀式場では——力を使い果たしたドネイターが、その場に佇んでいる。

「んで、ボクをどうするのかな?」開き直りでも諦めでもない——ただ結果を受け入れようとするような声。クロノレイトは真っ直ぐに彼女を見つめ、はっきりと告げる。

「お前のやってきたことは罪だ!」

言葉を濁すことなく、過ちを認めさせる。

「だから国際公安組織に引き渡して、そして罪に相応の処罰を受けてもらう!」ドネイターは一瞬瞳を伏せる。それが当然の報いだと——。だがクロノレイトは続ける。声に温かな決意を込めて——。

「だが、贖罪が終わったら俺に会いに来い」はっと顔を上げるドネイター。

「その時には、新しい国を一緒に作ろう。お前が望んだ、誰もが安心して生きられる場所を。俺たちとお前自身が手で築くんだ」星玲奈が優しく頷く。

「待っています。あなたの帰りを——」ドネイターは目に涙を浮かべ、小さく、だがはっきりと頷く。

「……うん。必ず。その時まで、待っててくれる?」

「ああ、待ってる」こうして——裁きと約束! 過ちを超えて未来へ! 物語、救済の道が開かれる——!シェルターの扉がゆっくりと開かれ——、長い間閉じ込められていた人々が、次々と地上へと歩み出てくる。まばゆい朝日が街並みを照らし、風が穏やかに頬を撫でる。銃声も剣戟の音も聞こえない——ただ鳥のさえずりと、風の音だけが響いている。

「……争いは、本当に終わったの?」

小さな子供が母親の袖を引きながら、恐る恐る問う。母親はその頭を優しく撫で、空を見上げて頷く。

「うん。終わったのよ。もう、怖いものは何もないの」人間も亜人も、肩を寄せ合うように並んで立ち、空の青さを見つめる。

「生きている……」

「こうして朝を迎えられるなんて……」胸の奥から、ほっとした温かい気持ちが溢れ出す。張り詰めていた心の糸がゆっくりと解け、涙がこぼれ落ちる者もいる。そこへ、かつて敵対していた者たちが歩み寄ってくる。

「俺たちは……本当に、申し訳なかった」震える声で謝罪するその手を、誰もが拒まず、そっと握り返す。

「過ぎたことは仕方ない。これからだ。一緒に、平和を作っていけばいい」安心感が街全体を包み込み、人々の笑顔が少しずつ戻ってくる——。こうして——地上に戻った人々! 争いのない朝の光! 物語、新たな始まりの予感——!戦いの熱気が収まり、新たな朝の光が差し込む中——クロノレイトは周囲を見渡し、はっきりと告げる。


「この地での目的は、あとはクラリトンメモリー、クリプトンメモリー、ヒュージョンメモリーのみだ」言葉に迷いはない。だが瞳には探し求める色が宿る。

「その3つはどこにあるんだか」

星玲奈は手を胸元に置き、周囲の気配を探るように目を閉じる。

「それらは記憶そのもの……この地の、人々の、そして歴史の記憶と深く結びついているのではないでしょうか」ゼロは頷き、辺りを見回す。

「戦いが終わり、心が一つになった今、初めて姿を現すものなのかもしれない」ウプアトは儀式場の奥、扉の先を指し示す。

「この施設の最深部、あるいは人々の想いが最も集まる場所——そこに導かれるのではないか」クロノレイトは決意を新たに、前を向く。

「ならば探そう。この世界の記憶を、しっかりと受け止めるために一行は歩き出す——。こうして——残された三つの記憶! その在り処を求めて! 物語、新たな発見の旅が始まる——!静寂に包まれた儀式場の中——突然、軽やかな風が舞い込むと、ジャッカルの耳を持ち、全身を包帯で纏った女性がふわりと舞い降りてきた!

「うわわわわっ!?」クロノレイトが思わず声を上げる間もなく——彼女はそのままクロノレイトの顔面にまたがるような体勢で着地してしまう!

「ん……?」アヌビスはきょとんと首を傾げ、耳をピクピクと動かす。一方のクロノレイトは真っ赤になり、手足をバタバタさせながらもがく。

「ちょ、ちょっと! 降りてくれ! 見えないって!」周囲では星玲奈が思わず目を丸くし、ゼロやウプアトも思わず吹き出しそうになる。

「あらあら……」星玲奈はくすりと笑いながら手を差し伸べる。

「まあ、元気な方ですね」アヌビスはようやく状況に気づいたらしく、慌てて飛び退くように降りる。

「あっ……ごめんねー! 狙ったわけじゃないんだけど、着地失敗しちゃった!」耳をしゅんと垂らして謝る彼女の姿に、クロノレイトは額を押さえながらも苦笑いする。

「まあ……無事ならいいけど。君がアヌビスか?」

「うん! そうだよ!」アヌビスはまた耳をピンと立て、元気よく頷く。「みんなが探してるもの、知ってるかもしれないから、来ちゃった!」こうして——突然の珍客! アヌビス登場! 物語、記憶の在り処へと案内してくれるのか——!アヌビスの姿を改めて見つめ、クロノレイトははっきりと確かめるように言う。

「アヌビスって確か、ジョンアイデル様の皇配の一人ですよね」耳をピクリと動かした彼女に続けて、核心を告げる。

「そして、アルビテトとウプアトの母ですよね」その言葉に、ウプアトが息を呑んで母の姿を見つめる。

「母上……そうであったのか」アヌビスは少し照れくさそうに耳を垂らし、包帯の端を指で弄びながら頷く。

「うん……そうだよ。長い間姿を隠していたから、なかなか言い出せなかったんだけどね」ウプアトは一歩前に進み、手を伸ばしかけては止め、それからゆっくりと抱きしめるように手を重ねる。

「生きていてくださったのですね……。ずっと、探していました」

「ごめんね」アヌビスはその腕に応えるように背中を撫でる。

「みんなが危ないと聞いて、どうしても来たくなっちゃった」クロノレイトは柔らかい笑みを浮かべる。

「それで、来てくれたんですね。三つのメモリーのことも」

「うん! 任せて!」アヌビスは再び耳をピンと立て、元気よく胸を張る。「私が一番詳しいから、ちゃんと案内するよ!」こうして——明かされた真の姿! 親子の絆が蘇る瞬間! 物語、記憶の在り処へと道が開かれる——!アヌビスの姿が見えたその直後——、儀式場の空気がさらに穏やかに輝き、次々と新たな姿が現れる!


まずクレティアが、光の帳をくぐるように歩み出て——柔らかな笑顔で一行に頷く。

続いてカニャッツォが、堂々とした佇まいで現れ、周囲を落ち着いた瞳で見守る。

チリアットは軽やかに宙から舞い降り、風のように着地すると、にっこりと手を振る。

最後にグラフィックアカーネが、荘厳なる光を背にゆっくりと姿を現し——その登場に場内が静かに包まれる。クロノレイトは目を見張り、一人一人の姿を確かめるように見つめる。

「皆さんが……! この地に集まってくださるとは」アヌビスは嬉しそうに尻尾を振りながら説明する。

「みんな、それぞれの場所から気配を感じて駆けつけてくれたんだよ! 三つのメモリーのことも、全部知ってるから」ウプアトは面持ちを引き締め、それぞれに敬意を払う。

「歴史を紡ぎし方々……。この世界の記憶を託すにふさわしい方々が、そろって来てくださったのですね」星玲奈は手を胸元に置き、穏やかな輝きに包まれながら言う。

「心強いです……。これで、きっと見つかります」それぞれの想いを背負った面々が揃い——新たな旅の始まりを告げるかのように、全員が一歩前へ進み出る。こうして——錚々たる面々が集結! 記憶の謎解明へ! 物語、力強き仲間と共に新章へ——!周囲に集まった面々と共に、クロノレイトは視線を儀式場の奥深くへと向ける——。すると、薄闇に佇むように、一つの重厚な扉が浮かび上がってくる。

「扉がある」低く、はっきりとした声が響く。誰も気づかなかったその場所に、今、光の筋が差し込むように輪郭が鮮やかに浮かび上がる。アヌビスが耳をピンと立て、しっぽを軽く振る。

「うん、それだよ! あの先が記憶の間なの!」ウプアトは母の言葉に頷き、剣の柄に手を添える。

「三つのメモリー——全てがあの中にあるということか」星玲奈は胸元を押さえ、穏やかな輝きを瞳に宿す。

「開けてみましょう。この世界の、そして私たちの記憶が、待っているのですから」クロノレイトは一歩踏み出し、扉の取っ手に手をかける。

「行こう。答えは、あの先にある」

重い扉がきしむようにゆっくりと開かれ——その先には、柔らかな光に満ちた空間が広がっている。こうして——記憶へ続く扉! その先に待つものとは! 物語、真実の核心へと踏み込む——!扉の先の空間で、クレティアが落ち着いた声で核心を突きつける——。

「何故ここに未完成の教会が作られたと思う?」一行が耳を澄ます中、続けてはっきりと告げる。

「そう、ココはクリプトンとクラリトンと縁が深いからであるからだよ」二つの源の力が最も強く響く場所——だからこそ、古くから特別な意味を持つ地として選ばれた。

「そして、衆生解放戦線、いやドネイターはその場を儀式の場所に選んだわけなんだよ」クロノレイトは息を呑み、拳を握り締める。

「……最初から、この地の力を利用するつもりだったのか」

「そう、最初から狙ってたんだよ」クレティアは厳かに頷く。

「クリプトンの力は結びつきを強め、クラリトンの光は扉を開く——その両方が揃うこの地こそ、サタンを呼び出すのに最も適した場所だったのさ」アヌビスが耳を伏せるようにして言う。

「だから施設も、教会の地下に隠されていたんだね……」ウプアトは瞳を鋭くする。

「つまり、計画はこの地の性質を前提に立てられていた——ということか」星玲奈は静かに頷く。

「だからこそ、ここには三つのメモリーも残されているのですね。この地が記憶の器でもあるから」クロノレイトは扉の奥の光を見据え、決意を込める。

「ならば、その記憶を受け継ぎ、今度は俺たちの手で正しい道を示す。行こう」こうして——明かされた土地の秘密! 狙われた理由! 物語、記憶の真の意味へと迫る——!

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