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EPISODE6-5【目的の場所と中継】

ハイドラとの死闘を制し、神人へと位を上げたクロノレイト——彼が率いる一行は、ついにミクスタッド皇国・西側の地に到着した。

「ここだ……」クロノレイトが遠くに見える施設群を見据え、声を落ち着かせる。

「俺たちが目指すグラナディアへ向かうための、心臓部となる移動拠点がここにある」ツヴァイ、ドライ、フィーア、フュンフが周囲を警戒しつつ状況を報告する。

「損壊は一部に留まっています! 格納庫、発着場——機材はまだ稼働可能な状態です!」

「非戦闘員の方々の避難も順調に進んでいます!」陸郎と那奈が確認に回り、安堵の報せを届ける。クロノレイトは頷き、手配の指揮を執る。

「よし——移動手段を確保する。大型輸送機、高速艇、長距離移動車両——全て稼働状態を確認し、準備を進める!」

「グラナディアへ——星玲奈たちのいる場所へ、皆で辿り着くんだ」カグラ、デューク、リジェ、シャウト、アザミ、アネモネ、斗愛、与太郎、アルカ、ゼロ——それぞれの想いを胸に、一つ一つ確実に任務を遂行していく。

「神人となった今、俺の力は皆を守るために使う」クロノレイトは掌に光を灯し、仲間たちを見回す。

「誰一人取り残さない。共に、あの地へ——こうして——ミクスタッド西側到着! グラナディアへの道が開かれる! 物語、旅立ちの時——!飛行艇の機体が低く唸り、エンジンが安定した推力を生み出し始める。クロノレイトは窓辺から地上の景色が遠ざかるのを見届けると、一同を振り返り、はっきりと告げる。


「目的はグラナディア国——転移前のスペインにあたる地だ」


地図を指し示しながら、続ける。


「だがいきなり向かうのではない。その前に中継点に立ち寄る」


「中継点ですか?」メーミンが訊ねる。

「ああ。距離もあるし、補給と状況確認が必要だ。何より——グラナディアの現在の様子を正確に把握してから進む。迂闊に着けば、待ち構える敵の格好の的になる」


デュークが頷く。

「慎重さが大事だな。向こうは我々の動きを察知している可能性が高い」クロノレイトは機外の蒼穹を見据え、力強く言う。

「だが覚悟はできている。星玲奈を、仲間たちを、そして真実を取り戻す——そのための一歩を踏み出したんだ」飛行艇は滑らかに高度を上げ、中継点へと真っ直ぐに進路を取る。こうして——グラナディアへの長き旅路! 中継点を経て! 物語、大陸を越えて進む——!飛行艇の計器類が穏やかに点滅する中、クロノレイトは地図上の一点を指し示し、一同に告げる。


「場所はメルトキアだ」


視線を上げ、目的を明確に伝える。


「ここは中継点だから——資源補給を行う。それと、できれば衆生解放戦線の現状を仕入れたい」


「メルトキア……中立色の強い交易都市ですね」メーミンが情報を確認しながら応じる。「物資の流通も活発で、各地の情報も集まりやすい場所です」


「敵の支配下に入っている可能性もある」デュークが警戒を示す。「だからこそ正確な情報が必要だ。向こうの動き、戦線の広がり方——何がどこまで進んでいるのか、把握しておかなければならない」


クロノレイトは頷き、決意を込めて続ける。

「補給を済ませ、真実の報せを掴む。グラナディアへ進む道を正しく選ぶために——ここでの情報が鍵になる」

「慎重に、だが確実に。みんな、力を貸してくれ」飛行艇はメルトキアへと進路を定める。新たな地での任務が、彼らを待っている——。こうして——中継点メルトキア! 補給と情報収集! 物語、次なる手がかりを求めて——!飛行艇が滑走路に静かに着陸し、エンジンの音が次第に収まる——。一行はメルトキアの地に無事降り立った。街並みは活気がありつつも、どこか緊張が張り巡らされているのが感じられる。

クロノレイトは周囲を見回し、一同に向かって告げる。

「ここには暫く滞在する」瞳を落ち着かせ、続ける。

「その間に必要なことをしよう」すぐに行動が始まる。

「補給班は食料・燃料・医薬品の確保を優先して」

「情報班は街の人々と交流し、衆生解放戦線の動向、支配状況、不穏な噂などを集める」

「警戒班は宿営地の安全確保と見張りを任せる」それぞれが頷き、役割に散っていく。クロノレイトはメルトキアの空を見上げ、心の中で誓う。

「この地でしっかり備え、確かな情報を掴む。それが星玲奈やみんなを救う近道だから」こうして——メルトキアに到着! 滞在して準備と情報収集! 物語、次への一歩を築く時——!街のあちこちを歩き回り、人々と言葉を交わし、様子を確かめて回った結果——。


「メルトキア、何も起きていないな」


クロノレイトは安堵すると同時に、不思議そうに辺りを見渡す。


「衆生解放戦線の手も、まだ届いていないようだ」


通りを行き交う人々は穏やかに笑い合い、店の戸は開き、子供たちの声も響いている。壁に脅迫の文も、破壊の跡も、五芒星の印も——どこにも見当たらない。

「周辺では警報が鳴り、避難が続いていると聞いていたのに……」メーミンが義眼を押さえ、困惑した面持ちで言う。

「ここだけが時が止まったように平和なんですね」

「だからこそ、警戒が必要だ」デュークは冷静に周囲を窺う。「完全に手をつけていないのか、それとも——意図的に残しているのか。どちらにしても、理由があるはずだ」クロノレイトは頷く。

「油断はしない。だけど今は——この平和を活かそう。物資の補給も情報集めも、落ち着いて確実に進められる。この機を逃さないように」

「いつ状況が変わるか分からない。できることを、一気に片付けるぞ」こうして——平和なメルトキア! だからこそ潜む謎! 物語、静かな地で備えを固める——!メルトキアの街の一角——人目につかない路地裏のベンチに、一人の青年が佇んでいた。レゾル——彼もまた、この地に滞在していた。遠くの喧騒を聞きながら、レゾルは眉をひそめ、低く呟く。

「改革か……」手にした報せを握りしめるようにして、続ける。

「だが、これのやり方はまずいな。世界を壊しかねない」表面上は「解放」「救済」という美名が並んでいても、その実態は暴力と恐怖による支配——分断し、排除し、力で従わせる手法では、真の意味での「新しい世界」など築けるはずがない。

「歪みを正そうとして、別の大きな歪みを生み出している……それでは何も変わらないばかりか、かつてよりもっと多くのものが壊れてしまう」レゾルは街の平和な景色を見つめ、それがいつまで続くか分からないことを痛感する。

「誰かが止めなければならない。だが——俺一人でどうにかなる相手でもない……」その時、街の方から見慣れた面影が歩いてくるのが目に入った。

「あれは……クロノレイト?」こうして——同じ地に降り立った二人! レゾルの見抜く危機! 物語、新たな出会いが動き出す——!街の喧騒の中、クロノレイトはレゾルの姿を見つけると、瞳を輝かせて近づき、声を弾ませて呼びかける。

「レゾルじゃん! 久しぶりだな!」

笑顔で手を振り、歩み寄りながら続ける。

「最近どうなんだ? ジャンヌは一緒じゃないのか?」懐かしさと安心感が混ざったその問いかけ——再会の喜びが率直に溢れ出る。レゾルはその声に顔を上げ、硬かった表情が少しだけ和らぐ。

「レイト……。うん、久しぶりだ」

だが「ジャンヌ」の名には、わずかに沈黙が走る。こうして——懐かしの再会! 気になる返事は? 物語、旧友との絆が再び紡がれる——!レゾルは真剣な面持ちで、はっきりと告げる。

「ジャンヌは神格化の試練を受けてる最中だ」その言葉に、クロノレイトは瞳を見開く。レゾルの言葉が途切れたその瞬間——。空気がふわりと穏やかに澄み、背後から凛とした気配が現れる。ジャンヌが姿を見せた。その身には、清らかで厳かな光が纏われている。まるで世界の理を見守るかのような、揺るぎない輝きが彼女を包んでいる

「力を目覚めさせてきたわよ」瞳を真っ直ぐに輝かせ、二人に告げる。

「神格のね——秩序の神格を目覚めさせてきた」クロノレイトは思わず一歩前に出る。

「秩序の神格……! ジャンヌ、お前……!」

「え」ジャンヌは静かに、だが力強く頷く。

「混乱し、壊れゆく世界を正しく導くための力。その根源が、今や私のもとに宿ったの」レゾルも目を細め、その変化を確かめる。

「それが君の選んだ道なのだな。秩序をもって均衡を保つ——その重責を背負う覚悟ができたということか」

「ええ、もちろん」ジャンヌは強い決意を瞳に宿す。

「ただ支配するのではない。誰もが安心して歩める道を示すために——この力を使うわ」クロノレイトは笑顔で拳を握りしめる。

「心強い! 俺は神人、君は秩序の神格——二人の力で、世界を支えていけるな!」こうして——秩序の神格、覚醒! ジャンヌが新たな力と共に帰還! 物語、二人の神が共に歩み始める——!

「神格化……! 俺が神人へと昇ったあの試練と同じようなものか?」

「ああ」レゾルは頷く。

「だが彼女の場合は更に険しい道のりらしい。その身に宿す力の性質ゆえに、試練の内容も過酷を極めると聞いている」

「無事に乗り越えてくれるよな……」クロノレイトは胸に不安を宿しつつも、確かな信念を込めて言う。

「ジャンヌなら、きっと大丈夫だ。強い心を持ってるから」レゾルも微かに口元を引き締め、応える。

「そう信じたい。だが何が起こるか分からない。今はただ、彼女の帰りを待つばかりだ」こうして——ジャンヌの試練! 旧友の消息! 物語、それぞれの闘いが続いている——!ジャンヌはクロノレイトを真っ直ぐに見つめ、その瞳に映る二つの力——聖なる輝きと穢れの色を、穏やかに見届ける。


「変わったわね、君」


声は凛としつつも、温かさを含んでいる。


「穢れまで扱うようになったんだね」


かつては清らかな光だけを道標としていた彼が、今は深い闇の性質まで受け入れ、共に歩んでいる。その変化を、彼女は的確に見抜いていた。


だが続く言葉は、決して非難ではない。


「でも、いいでしょう」


静かに、だが確かに頷く。


「それをただ単に破壊するために使ってないので」


憎しみの道具にするのではなく、歪みを断ち切り、救い出すための力として使っている——その在り方こそが、何よりも尊いのだと。クロノレイトは胸の奥が熱くなるのを感じ、力強く頷き返す。

「ありがとう……。俺は俺のまま、両方を抱えて進む。どちらも捨てない。それが俺の答えだから」

「それでいいのよ」ジャンヌは穏やかに笑う。

「秩序の力で、その歩みをしっかりと支えていくわ」こうして——認められた生き方! 光も闇も抱えて! 物語、二人の絆が更に深まる——!レゾルが何気なく、だからこそ率直に問いかける。

「そういや、星玲奈はどうしたんだよ?」

二人の間にあった温かな空気が一瞬変わる。

「レイト、お前、あれだけうまくいってたんだから」当時の様子を知っているからこそ、当然のように訊ねるその言葉——。クロノレイトは瞳を伏せ、肩の力が抜けるように沈黙した後、低く告げる。

「衆生解放戦線についた……」その言葉にレゾルは絶句し、ジャンヌも息を飲む。

「えっ……」

「どうして……」

「自ら望んだわけじゃないと思いたい」クロノレイトは拳を強く握りしめ、声を震わせながらも真っ直ぐに言う。

「だけど今は向こうにいる。俺が連れ戻すって決めた……絶対に」伏せていた顔を上げ、瞳に再び決意の光を灯す。

「星玲奈が心から笑える未来を取り戻す。それが俺の一番の目的なんだ」

レゾルはその強い覚悟を受け止め、静かに頷く。

「……そうか。ならば俺たちにできることは?」こうして——去った星玲奈、揺るがぬ誓い! 仲間たちも力を貸す時! 物語、共に向かう決意——!クロノレイトは二人を真っ直ぐに見つめ、心からの願いを込めて告げる。

「お前たちの力を貸してほしい」言葉一つ一つに覚悟が滲む。

「星玲奈を連れ戻す。衆生解放戦線の歪んだ思想を正し、真の共存の道を示す。俺一人の力では、どうしても届かない場所がある」

「レゾル、君の冷静な判断力と広い視点が必要だ。ジャンヌ、秩序の神格としての力が、道を開いてくれるはずだ」差し伸べられた願いに、二人は迷いなく応える。

「ああ、当然だ」レゾルは力強く頷く。

「俺もあのやり方には反対だ。共に戦う」

「私も力を貸すわ」ジャンヌは凛として応じる。

「秩序の力で、正しい道を守り抜く」

「ありがとう……!」新たな絆が結ばれ、一行の戦いは更なる力を得て進み出す——。こうして——新たなる仲間! それぞれの力を合わせ! 物語、グラナディアへと続く道——!

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