EPISODE5-17【作戦会議】
本拠点の作戦室——地図を囲んで全員が集まり、緊張した面持ちでクロノレイトの言葉に耳を傾ける。彼は赤みがかった黄金の瞳を鋭く輝かせ、はっきりと状況を告げる。
「リュウゼツランの前にはノアザミが立ちはだかる。まずそちらから片をつける。こちらの戦力は新たな仲間も加わってかなり多数になった——だが向こうはヒュージゾンビを生産している。拠点はユーロのバルカン半島だ。アザミの眷属からの情報で、そこにいることは間違いないと確証を得ている」一同が地図上の地点を見つめ、息を呑む。
「衆生解放戦線とは既に手を切っているだろうから、衆生からの援軍はないと思っていい。そもそも目的が違う——ノアザミは自分なりの信念で動いている。ストレンジの命令に従っているわけじゃない」 アザミは深く頷き、補足する。
「そうだ。ノアザミは俺が拾った命——彼なりに自分の進む道を探している。だからいきなり全面戦争は避けたい。話せば分かり合える可能性が残っている」ノバラは静かに瞳を閉じ、心の色を探る。
「確かに… 彼女の心の奥には、怒りだけじゃなく、救いを求める声が聞こえます。力で押さえつけるのではなく、その声に応えてあげられたら…」
ロベリアは真剣な面持ちで続ける。
「だけど警戒は必要。ヒュージゾンビは数が多い上、一度出動すれば制御が難しい。私たちが話し合おうとしても、向こうがそれを許すとは限らない」シャウトは盾を強く握り、覚悟を示す。
「ならば二手に分かれよう。話す役目と、守る役目——俺は後者を担う。どんな大群が来ようと、みんなを無事に護り通す」リジェは瞳を引き締め、計画を整理する。
「バルカン半島… 地形も複雑だし、一気には進めない。慎重に、だが確実に——彼の本心に届くように進もう」ヘリオトロープはデータ端末を指し示す。
「ヒュージゾンビの製造プラントは地下にある。もし話が平行線をたどった場合、そちらを先に停止させる必要がある。その準備も進めておく」クロノレイトは全員の意見を受け止め、力強く決意を宣言する。
「分かった。行こう——ノアザミのもとへ。俺たちの手で、彼が本当に望む未来を示してやる!」こうして——最初の決戦地はバルカン半島! ノアザミとの対峙、話し合うか戦うか! 物語、いよいよ最終決戦の幕開け——!作戦室の地図の前で、クロノレイトは一人ひとりを見据え、はっきりと布陣を告げる。
「出陣メンバーを決める!俺、星玲奈、リジェ、アザミ、ノバラ、アネモネ——この六人は本隊としてノアザミのもとへ向かう!そして久美子、マレトキ、アルカ、ゼロ、与太郎、斗愛、カグラ、デューク——君たちは陽動を担当してほしい」陽動組の面々が一斉に前を向く。与太郎は拳を固く握り、頷く。
「承知いたしやした。本隊が本命の場所へ辿り着くまで、相手の目をこちらに引きつけておきます!」斗愛も真剣な瞳で応える。
「ボクたちが動けば、向こうはどちらが本物か惑うね。その隙に、本隊は確実に進んでください」カグラは扇子を開き、気の流れを読むように告げる。
「相手の注意を散らし、誘導する… 任せて。私たちが華やかに、そして目立って動いてみせる」デュークは大きく頷き、力強く誓う。
「絶対に姿を見せ続ける。誰一人、本隊の方へは行かせない!」久美子は心臓の歯車としての光を宿し、告げる。
「陽動だからといって無理はしないで。みんなの心はいつでも繋がっているから。危なくなったらすぐに連絡して——」アルカは蒼い光を手元に輝かせ、補足する。
「箱舟の歯車として道を繋ぎます。本隊が目的を果たす瞬間まで、こちらが全力で支えます」ゼロも厳かに頷く。
「聖書の歯車として、状況の変化を逐一把握します。予定外の動きがあれば、すぐに知らせます」クロノレイトは二手に分かれた仲間たちを見つめ、胸が熱くなる。
「ありがとう。絶対に迎えに来る。ノアザミと話をつけ、必ず全員で一つの未来を掴む!」こうして——二手に分かれた作戦! 本隊は説得へ、陽動組は敵の目を欺く! 果たして計画は上手くいくのか!? 物語、いよいよ決行——!新たな役割が告げられ、一同の視線がフィーア、ツヴァイ、ドライ、フュンフの四人に集まる。クロノレイトは真剣な面持ちで続ける。
「そして——フィーア、ツヴァイ、ドライ、フュンフ、お前たちは結界解除担当だ。ノアザミの拠点は強力な結界で囲われている。おそらく周囲のどこかにそれを稼働させている装置がある。それを探し出し、止めてくれ」四人は一斉に前へ進み出る。
フィーアは冷静に頷き、周囲の気配を探るように目を細める。
「任せて。張られた結界の力の流れを辿れば、装置の位置は自ずと分かる。痕跡を残さず確実に無効化してみせる」ツヴァイは手元に微かな光を宿らせ、応える。
「俺は構造解析を担当する。単純な電源切断では止まらない可能性もある。内部のデータまで調べ、完全に解除する」ドライは地面に指をつき、地中の振動を読む。
「装置は地下に隠されている場合が多い。俺が地中から探し当てる。見落としはない」フュンフは周囲に警戒の視線を張り巡らせる。
「俺が四人の護衛を兼ねる。作業の最中に襲われても、絶対に邪魔はさせない。装置が止まるまで、守り抜いてみせる!」クロノレイトは四人の決意を受け止め、力強く頷く。
「頼んだ。結界が残ったままでは、本隊が中に入ることすらできない。お前たちの働きが、全ての鍵を握っている。無事に任せた!」こうして——結界解除班が編成! 見えない壁を打ち破り、本隊の道を開け! 任務成功なるか!? 物語、決戦直前——!クロノレイトは視線をロベリア、ホオズキ、アカツメ、ヘリオトロープ、マンダラケ、グラジオラスら新たな仲間たちに向け、はっきりと告げる。
「そして残るは——本拠点の防衛だ」
全員が一斉に身を引き締める。本隊が遠く離れた今、このマタラシティ拠点こそが最後の砦。何者かが背後から襲ってくるようなことがあれば、進路も帰る場所も同時に失われてしまう。ロベリアが真っ先に前へ出る。
「任せて。ワタシたちがその役目を担う。ストレンジの手口は一番よく知っている。どんなルートから来ようと、見逃さない」ホオズキも鎌を構え直し、重々しく頷く。
「裏をかこうとする輩には、俺たちが相手だ。壁となって、一歩も通さん」アカツメは影のように周囲に気配を張り巡らせる。
「見えない侵入者、情報の漏れ、そういうのが一番怖い。ワタシが影の中まで見張っているから」ヘリオトロープは端末を手に、ネットワーク監視の構えを取る。
「ネットワーク、通信、データの動き——全てを監視する。向こうが何を企んでいるか、事前に察知してみせる」
グラジオラスも力強く拳を握る。
「私たちがここを守る。アザミがいた場所、みんなが帰る場所——絶対に穢させない」アザミも仲間たちの決意に応え、真剣に頷く。
「頼む。俺たちが戻るその時まで、この地を守り抜いてくれ」クロノレイトは六人の背中を見つめ、心からの感謝を込めて宣言する。
「ありがとう。守り抜いてくれ。俺たちは必ず戻ってくる——全員で笑い合う未来のために!」こうして——本拠点防衛隊が決定! 背後を固められた今、前線は一気にノアザミへ! 物語、いよいよ最終決戦へ出陣——!バルカン半島の奥深く、岩窟を改造したノアザミの本拠地——薄暗い光の中、彼は一人で状況を整理するように呟く。
「ア・バオア・クーが行方をくらましたか…。まあ、いい。それでも計画は続ける」手元の制御盤に浮かぶ無数のランプが、不穏な点滅を繰り返している。ノアザミは鋭い瞳を画面に向け、はっきりと言い放つ。
「ストレンジの計画など知ったことではない。ヒュージゾンビにしてしまえば、データでの支配なんて意味がない! むしろ——ゾンビはこのコンソールからしかコントロールできない」彼女の指が盤面を強く示す。つまり、リュウゼツランがいくら世界をデータで書き換えようとしても、ノアザミの創り出す存在はその網にかからない——それが彼の切り札であり、同時に彼だけが掌握する絶対の権力だった。
「誰かが上から全てを支配しようとする世界なんて、私が壊してみせる。力でもデータでも、誰かが誰かを縛るものは全部——」だがその言葉の裏には、自らもまた同じように「制御する側」に立とうとしている矛盾が、重く沈んでいた。 こうして——ノアザミ独自の計画が明らかに! ストレンジとは完全に別路線、ヒュージゾンビによる支配! 果たしてクロノレイトたちは彼の心に届くのか!? 物語、決戦直前——!作戦室の地図を全員が囲む中、クロノレイトは赤みがかった黄金の瞳を輝かせ、獣耳を凛と立ててはっきりと告げる。
「バルカン半島にはチームごと分かれて向かう!陽動班——空から進め。目立って敵の注意を引きつけろ!本隊——俺、星玲奈、リジェ、シャウト、アザミ、ノバラ、アネモネは船で海岸に上陸、そこから陸路でノアザミの拠点へ直行する!
結界解除班——フィーア、ツヴァイ、ドライ、フュンフはポータルワープで直接現地近くへ。他の到着を待たず、最優先で装置を探し当て結界を解け!」久美子がすぐに応える。
「任せて! 陽動班は空からしっかり目立って、本隊の姿を隠すわ!」アルカも続ける。
「ポータルの座標は調整済みです。解除班は最速で現地に展開します」アザミは拳を握りしめ、決意を込める。
「俺たちは陸路で真っ直ぐ向かう。ノアザミに会って、直接話をする。絶対に無闇に戦闘は起こさない」クロノレイトは全員の顔を見回し、力強く宣言する。
「二手、三手に分かれても、心は一つだ。それぞれの役目を全うし——必ず同じ場所で会おう! 行けっ!」こうして——作戦決行! 空、海、そしてポータルから! 一斉にバルカン半島へ! 果たして間に合うのか!? 物語、最終決戦へ突入——!




