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願3
当然、目の前の彼女も全裸だ。
ただ、他の全裸人と違い、胸とアソコを手で隠していた。
「お兄さん、とりあえず、アソコ隠してくれない……?」
「あ、ああ……」
アソコを手で隠す。
「こっち来て……」
読書スペースに連れて行かれる。
周りには誰もいない
「実はね、お兄さんの短冊にイタズラしたのは、私なの。
でも、まさかこんなことになるなんて……」
「小学生男子みたいなイタズラするんだな」
「なに??」
尖った目付きを向けられる。
俺は被害者なのに。
「でも、全員裸で良かったな。
俺たちだけ裸なら、ただの露出魔だ」
「いいわけないでしょ! 私は恥ずかしいの!」
自分でやっといて……
と思いつつも、怖いので言うのをやめた。