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願2

俺は何か直感的なものを感じた。


窓から外を見やる。


通行人は皆、全裸で歩いている。


女子高生も、頭の薄いサラリーマンも、等しく真っ裸。


ドッキリカメラでも仕掛けられているんじゃないだろうかという光景だ。


恐る恐る俺も裸で外に出る。


おどおどしていると、全裸の女子中学生が不審者を見る目をして逃げてしまった。


堂々と歩くように努めると、誰も俺を見なくなった。


図書館に入る。


全裸の警備員に一礼。


一礼を返される。


図書館入り口に飾られている七夕飾り。


「えーっと、確か……」


あった。


俺が昨日、気まぐれで書いた七夕の短冊。


『裸になりたい』


と書かれていた。


昨日は確かに『神になりたい』と書いたはずだ。


誰かがイタズラして線を書き足したのだろう。


「あ、あの……お兄さん」


小学校高学年くらいの少女が立っていた。

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