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日本一のダンジョンを手に入れる。全てはそこからだ。




まずは、ダンジョンのすぐ近くにいる三体の強敵を見に行こう。見渡すことのできるビルの屋上へ向かう。


ビルの中には何人か、たてこもっている人たちがいたが、とりあえず今はスルーした。



屋上から、【観察】を使用する。


一匹目は、サソリのような魔物。種族名はデビルスコーピオン。レベルは16。


二匹目は、一言で言えば赤鬼だ。種族名もそのままレッドオーガ。レベルは14。


三匹目は、とてつもなく大きな鳥だ。種族名はグリフォン。レベルは23。



「うわー、グリフォン強いなぁ。空中戦はちょっとまだ無理そうだし、グリフォンを倒すのは難しいな。」


青スケ「ですねぇ、そもそもステータスもずば抜けて強そうだ。」


紅「かといって、ほかの奴らも瞬殺できるほど弱くねぇ。てか普通に強い。なんとか、あいつらと戦わずしてダンジョンに侵入したいもんだな。」



「そうね、でもグリフォンの注意さえ誘導できれば、ほかの二匹のことは突破してダンジョンに侵入出来そうね。」



紅「ただ、問題はダンジョンの中まで追いかけて来た時だな。おそらく日本で最大最強のダンジョン。第一層目から強い敵がいてもおかしくない。もしそうなったら挟み撃ち状態になっちまう。」



「紅って、私の言いたいことが全部分かるのね。ほんとに好き。」


紅「いきなり不意打ちってズルいと思うぞ。」


誰がみても口を揃えて100パーセントイケメンというであろうその紅の頰が、ほんのりと赤くなっている。



普通の男子相手なら、この子もチョロいなぁ、くらいにしか思わないが、紅を照れさせることが出来たのは普通に嬉しかった。




「決めたわ。今から紅を優先的に強化する。火力重視で攻め切る作戦が1番いい。そのために、ひたすら経験値を稼ぐわ。ラルドとイェラがあっちのダンジョンにたどり着いて登録を完了したら、早速呼び寄せる。

それまでに徹底的に紅に強くなってもらう。」


紅「それは嬉しいね。けどいいのか?俺は守りの魔法はからっきしダメだ。青スケの力も重要だと思うが。」



紅は、当然わたしがちゃんと考えて言ったことも理解しているし、なんならその理由まで分かっているだろう。それでもこの発言をしたのは、青スケに気を使ったから。

そういうちょっとした部分を見るだけでも、どんどん紅を好きになってしまう。



青スケ「紅さんは優しいですなぁ。今回は、守りよりもとにかく敵を早く倒すことが重要。三匹の強敵に囲まれたら終わりだから。そういう理由でございましょう。」


「ええ、その通りよ。」


青スケもさすがね。やっぱり私の味方は優秀すぎる。


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