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raison detre  作者: あや
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たどたどしい

僕は最近アヤに言って欲しい言葉がある。それの言葉をアヤに言ってもらう行為は、僕がアヤに対して感じている個人的な感情を押し付ける事になると思う。

押し付けたくはないのだけれど、言って欲しいと思った欲求は言葉になって零れ出てしまった。

「Ⅰ should tell you.」

「氷室君。どうしたの?」

僕が欲しい言葉はどうしたの?ではない。

「Ⅰ should tell you.」

「なに?聞くよ?」

僕は、直訳して欲しいわけではない。

「Please repeat after me.Ⅰ should tell you.」

「ぷりーずりぴーとあふたーみ。あいしゅてりゅう?」

僕の言葉をたどたどしく繰り返したアヤは僕がアヤに言いたい事と僕の欲しい言葉を両方まとめて言ってくれた。月が綺麗ですねなんて伝わり安い日本語よりもたどたおしい英語くらいが丁度良い。

「あいしてる」

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