著作権行使と権力2
突然ですが、
You Tubeで以下の動画を見て欲しいです。
『スネークvsグレイフォックス【MGS】【HD】【日本語版】 』
『【魔法少女まどか☆マギカ】
TV放送版・BD/DVD版比較レポート(OP編)修正版』
『トランスフォーマー サイバトロン戦争
第六章「オートボットの反撃」
その1(Transformers War For Cybertron)』
この動画は一般の方が製作し公開しているもので、
削除されることもあったり勝手にここで紹介しているので、
訴えられそうですが本題に入ります。
↑再生回数も稼げるし、
一応は逆によろこばれるとおもうし大丈夫だと思います。
最初の映像は最近Vも発売される
メタルギアソリッドの映像です。
ゲームを持っている人にはわかると思いますが、
映像に違和感が存在しませんか?
「こんなに映像きれいだったけ?」
「会話英語じゃなかったこれ?」
「映像と音声合成したのか?」
↑こう言った考えが出ると思います。
ゲームを持っていない人や良くわからない人に言いますが、
実はこれ映像と音が違うゲームなんです。
違うゲームとは言っても、根本は同じゲームソフトです。
映像は任天堂のGCソフト
「メタルギアソリッド ザ ツインスネークス(以下TTS)」です。
一方で音声はSonyのPSソフト
「メタルギアソリッド(以下MGS)」です。
この2つ実はゲーム内容として内容がほとんど同一です。
TTSが後で発売されたのですが、
CGやムービーを一新し追加要素が存在し、
言語が英語になっています。
続編(2 Sons Of liberty)の操作方法を加えるなど、
シリーズの名作をゲームキューブとしてリメイクしています。
Capcomがバイオハザードリメイクしましたが、
実はPS2とGCでは性能はGCの方が上で、
本体の性能をふくめ隠れた名作とも言えます。
少し考えている人間もいると思いますが、
どうしてこれを普通の一般人がしていて
公式でしないのだと思いませんか?
答えは簡単で著作権の問題です。
TTSは任天堂が著作権を持っていて、
MGSはSonyが著作権を持っていて、
お互いの管轄で手出しができないんです。
PSVitaでMSGはHDが出たのですが、
この関係か続編の2と3しか集録されていません。
2、3はPSで発売されCGも著作権も問題ないが、
MGSはPSでHD化すると映像が不自然になるし出せず、
TSSは任天堂が著作権を持っていて出せなかったと言えます。
著作権の行使が公共組織にも影響を及ぼしているとも言えます。
続いての映像は新編も公開された
魔法少女まどか☆マギカの動画です。
これはどういう動画かと聞かれると、
テレビ放送版とDVD、
BRD版と映像を比較している動画です。
実は最近のアニメで多いのらしいのですが、
DVD、BRDで映像補正を基本に、
書き足しをしている場合が多く存在しています。
You Tubeなどの動画系サイトでは、
こう言った動画は結構アップロードされ、
映像が結構違うことが理解できます。
アニメ制作に詳しい人間ならばわかると思いますが、
実は製作にはかなりの時間と労働力が必要な上、
納入期限と言う厳しい条件が存在しています。
不備を後で補うと言う点では問題はないのですが、
作品によっては極端な補正と言うか、
映像改造の領域も存在しています。
動画は一例ですが、
本格的に違う映像にしている作品も存在し、
改悪とも言う人間も存在すると思います。
偽造とまでは言いませんが後で見た人間と差が発生しますし、
こう言った動画の不正アップロードの温床にもなります。
最後は日本未発売のPS3ソフト
「Transformers War For Cybertron」の、
プレイ映像です。
日本版未発売と書かれていますが、
動画タイトルは日本語な上、
日本語字幕が表示されています。
推測しなくても解ると思いますが、
これは一般の人がプレイした動画に、
字幕を書き足しているんです。
トランスフォーマーが好きだったり、アクションゲームが好きな人、
英語ができない人はなぜ、
日本語版が売られないかと疑問に思っていると思います。
これにも著作権が関与しています、
これは状況的には版権と言うべきで、
トランスフォーマーは日本でタカラトミー、
アメリカではハズブローになっています。
プラットフォームこと本体も
Windows,またはAppleのパソコンにPSシリーズのSONY、
WindowsのXboxも関与しています。
日本にも支社を持っている会社も存在しますが、
別会社として機能していることも多く、
要相談と言うことになります。
無断で日本版を製作し販売することは無論違法ですが、
大手間ではこのようにして著作権者に許可を取り、
使用料などを支払って販売するのは違法ではありません。
簡単に言うと海外などで発売されていて、
会社に問い合わせて、相談し許可をもらって使用料を払い、
日本版を販売すると言う仕組みです。
ここまで来たらわかると思いますが、
経営者として日本版を発売するにしても、
十二分に採算の取れる商品が欲しいんです。
発売する以前に日本で採算が取れないと判断され、
会社などに問い合わせの時点などでも、
許可が取れない場合も十二分に存在すると思います。
このゲームもその1つと言えるのですが、
この人は、
どこでこのゲームを手に入れたのかと言う疑問が出ますね?
海外で購入する場合も存在しますが答えはアマゾンなども通販サイトで、
実はこう言った日本版が発売されていないゲームが、
結構平気で販売されているんです。
動画系サイトを見ればこう言った、
日本語字幕を書かれたゲームは無限と言うほどに存在します。
ゲームの一部にはあまり知られていないが、
使用言語や言語表示設定が可能なものも存在し、
日本語対応したゲームも存在しています。
日本で採算が取れないと思われている海外のゲームが、
日本語でなくてもいいとまで考えて購入する
数多くの日本人が存在していると言う実態の証明とも言えます。
これは経営者の計算違いか、職務怠慢か、
版権許可が下りなかったかわかりませんが、
販売するかもしれなかった会社が批難される可能性が存在します。
本題なのですが、
著作権は確かに守るべき権利なのは確かですが、
権力の行使を強めるのも問題です。
最初の動画は2つの会社の利権問題、
2つめの動画は同じ会社の内密な改良情報の露見、
最後の動画は国際事情にも発展しています。
著作権を持つ権利の行使者たちに言いますが、
これらの動画で言うべきは、
最大の被害者は深い事情を知らない普通の人間たちです。
映像改造、不正アップロード、
国際的利権が関わっていることは事実ですが、
一方的な権利行使が許されると思いますか?