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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第4章 服部くんは岡田さんにプロポーズしたのだろうか?

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7月17日 (日) 休日にショッピング……

 三者面談も終わり、学校も短縮授業で午前中で授業は終了。

 京子さんをいつも通り家まで送ったり、一人でそのまま帰ったり。

 流石に土曜と同じに午後は遊べるからといって、山田達と毎日遊びはしないので家でまったりゲームをしたりマンガを読んだり。


 土曜日はいつも通り山田の家まで行ってSLG大会ではなく、先日のイデオンがあまりにも不評だったのでテレビ版、映画版を鑑賞してあの理不尽さを確認することになった。

 イデオンは最後まで大きく破損することもなく戦い続け、最終兵器の巨大な兵器でようやく倒したというものなので、あながち間違いではないゲーム設計ではあった。

 そのまま夜まで夏休みの予定とか話しながら鑑賞会となった。



 日曜日は京子さんとショッピングに行こうという事になり、ショッピングモールに来ている。

 前回、吉村さん達と行った時に欲しいものが色々あったという事と自分の服を選んでもらおうかということで、いろいろなお店を回ることに。

 男物はそんなにお店が多くないので先に済ませることになった。


 夏用のシャツ、春・秋兼用の薄でのトップスを見てもらう。

 自分で選ぶと薄でのトップスは綿素材のパーカー一択になるので、いつものと違うのも選んでもらって試着してみた。

 ボトムスもジーンズばかりなので、良さげなのをセレクトしてもらった。

 着替えては写真を撮りを繰り返し、いい感じの組み合わせのものを何点か購入した。


 京子さんの買い物の番。

 いろんなお店に入っては色々と選んでる。

 前回来たときに選んでおいた物だけではなく新しく気になる服やアクセサリーを見に当てて、僕の方に似合うか聞いてくる。

 素直に似合うと思うものもあるが、たまに微妙なものもあった。好みの違いなのかセンスの違いなのかわざとなのか……

 とにかくいろいろなお店に入っては、いろいろな物を見て楽しんでいる京子さんが微笑ましくて可愛いかった。


 一旦お昼になったのでショッピングモール内で食事をするところを探す。

 フードコートとそれとは別に単独の店舗が数店あった。



「京子さん、どうする?何食べたい?」

「うーーん、何がいいかなぁ。最近は服部くんの料理もあるから、家で食べる方が嬉しかったりするんだよね」

「それなら僕が作らない作れない料理にしたら?オムレツなんかはうまく出来ないし、作らない種類のパスタもあるけどカルボナーラとか」

「それならオムレツのお店にしていい?」

「いいよ、自分で上手く作れないから、こういう所でしか食べないんだよね」


 二人でオムレツの専門店の方に入り注文した。

 京子さんはチーズクリームソースのオムレツで、僕はビーフシチューのかかったオムレツにした。

 京子さんがとろけそうな顔でおいしそうに食べているので、ここに入って良かったと思う。


「服部くん、オムレツ作れないの?」

「あーーー、上手く形にならなくって。具が多かったり卵が崩れたりで。それで滅多に作らない。

 たまに思いったって作るんだけどどうも失敗するんだよね。だし巻き卵の方が楽なんだよね、個人的に」

「崩れるのは仕方が無いんじゃない?我慢して食べればいいよ。だから今度作って」

「……それでいいならね」


 オムレツを作る羽目になってしまった。練習をしておこう。

 オムライスの方がいいか?


「そういえば白いオムレツを出すお店があるって知ってる?この辺じゃないけど」

「そんなのがあるの?どうやったら出来るの?クリームとかたくさん入れるとか?」

「あれは卵の黄身からして違うんだよ。黄身が白いの」

「へぇー、どうやったらそんな黄身が出来るの?」

「叔父さん曰く、鶏の餌に白い物、この場合お米なんかをメインにして与えると出来るみたい」


 叔父さんか高校生の頃にやってた料理番組でいろいろな色の黄身の卵を作っていたらしい。

 何色か層になった黄身も出来るそうで、その頃人気の俳優夫婦の結婚式に番組から紅白の黄身の卵を引き出物に提供したとか……


「今日も晩ご飯作ってくれるんだっけ?」

「うん、そのつもり。この間お母さんと一緒に何にするか決めてもらったけど、アジの餡かけでいいんだよね?」

「うん。うちのお母さんが作ったことがないから楽しみにしてる」

「じゃあ、後半戦お店を見て回ってからスーパー寄って帰ろうか」


 3時頃までいろいろなお店を回り服やアクセサリーを見ていった。

 あれがいい、これもいいとかいいながら悩んでいた京子さん。欲しそうにしていたアクセサリーを1つ、京子さんが別の物に気を取られている内にプレゼント用に包んでもらった。


 それからちょっとお茶をしてからスーパーに寄って京子さんの家に行った。

 荷物を片付けてからリビングに降りてしばらく歓談タイム。

 今日の買い物の成果や次にオムレツを作ってくれるという約束の話までして、それから料理の準備に入る。




 アジはスーパーの方で三枚に下ろしておいてもらった。自分で出来なくはないけど内臓とかのゴミが面倒なので。

 下処理は塩をふってしばらくおいた後に水分を拭き取って、酒をふりかけて置いておく。

 これで魚の臭み取りの処理が完了。


 餡かけの具材は……白菜、椎茸、ネギ……にんじん。タケノコやアスパラなんかも入れてもいいと思う。

 にんじんは自分だけの時には入れないけど、京子さんちでとなるともう入れないとだめだろうと入れることに……


「京子さん、白菜は食べやすいサイズで2cm幅くらいで切っておいて。茎と葉の部分は別の器に分けておいて」

「はーーい」


 椎茸はスライス。ネギも斜めにスライスで。にんじんは薄く短冊切りに。

 椎茸は、業務スーパーなんかにある乾燥しているスライスされた椎茸をもどしてもOK。その方が味が染みて美味い。

 白菜の茎の部分とにんじんは、あらかじめレンジでいくらか火を通しておく。

 中華の油通しや湯通しと同じで、炒める時間を短時間にするためにしておくといい。


 お湯も沸かしておく。


 フライパンに油をしいて白菜の茎の部分とにんじんから炒める。その後椎茸やネギ、白菜の葉を投入して炒める。

 炒まったら塩コショウで軽くした味を付けておいて、お湯を適量入れる(アジにかけられる程度の量)。

 和風だしや鶏がらスープ、中華スープの素などお好みの出汁の素を入れて味を確認しておく。スープとして濃すぎないように。

 砂糖、酒、みりん、めんつゆ(もしくは醤油)を投入して味を付ける。スープがいい感じだったらめんつゆはそれほど多く入れなくていいと思う。

 この状態で一旦ストップ。水溶き片栗粉を準備しておく。


「京子さん、味見」

「ん、おいしい。野菜スープで出してもいい感じ」


 アジは水けをふき取って小麦粉を付け油で揚げる。

 油の量は深さ1cmくらいに少なくして揚げ焼きにしてもいい。油の処理が面倒だし。


 アジが揚がる時間に合わせて、餡の方は水溶き片栗粉でとろみをつける。少しづつ様子を見ながら入れて硬く固まるような感じにならないようにする。

 後は揚げたアジを皿に乗せて、餡をかければ完成。

 ちなみにアジが揚がったばっかりだと餡をかけるとぱちぱち音がするんだよね。


 後は汁物とちょっとしたものを付ければいいかと思う。今回は野菜もあるので冷ややっこなどどうでしょう?



「はい、完成です」

「おいしそう」

「服部くん、おいしそうね。でもにんじん好きじゃないんじゃないの?」

「さすがに自分だけではないので彩も考えると入れた方がと……」

「ふふふ」


 岡田さんのお父さんも来て食べ始める。

 野菜もたっぷりだし肉でなく魚なので比較的ヘルシー。餡の味は薄めに甘辛く。


「母さん、うちではこんなの作ったことあったっけ?」

「ないわね。今日は味付けが和風だけど中華にもある料理よね?」

「そんな感じですね。餡がうまく作れそうにないなら、白菜のみ買って作る八宝菜の素で作ってもいいと思いますよ」

「それなら京子でも出来そうね」

「ぷうー、そんなのに頼らなくても何回かやればできるよ」

「じゃあ京子、作ってくれな?」


 その時は僕もいただこうかな。ちゃんとそばで見とかないといけないかもしれないけど。

 楽しみですな。


「ちょっと熱いけど餡だけでもおいしいな」

「最近は白菜が年中買えるんでいつでも作れますけど、昔は冬に作ってたそうですよ。

 まぁ、僕が夏でも暖かい料理ばっかり作るんで、熱いのは我慢していただくことになりますけど」

「あまり冷たいものばかりも健康には良くないからいいんじゃない?」


 おいしくいただけたようでなにより。

 おしゃべりしながらご飯を食べ、もう家族の一員になったかのようだった。



「そうだ、京子さんをうちの祖父母の家に連れていいということですけど、本当にいいんですか?

 祖父母の家には祖父と僕しか男はいないはずですけど」

「何かあったら君が責任を取ってくれればそれでいい」

「それでいいんですか?なら大丈夫です」

「え?」


 また京子さんの顔が真っ赤に。まるで頭から湯気が立ち上っているような感じになってた。

 やっぱりかわいいなぁ。


「お父さんも服部くんもからかってるでしょ?」

「そんなことないよ?ねぇ、岡田さんのお父さん」

「ああ、服部くんももう『お父さん』でいいんだよ?」

「もう、お父さんは!」


 特にからかっているわけではないんだけど、僕と岡田さんのお父さんの会話にはからかいの色が多分に見て取れるんだろうな。

 そろそろおしまいにしないとね。


「あ、そろそろ時間なんで帰ります」

「いやいや、泊っていきなよ、明日は祝日で休みだろ?」

「いえいえ、朝バイトがあるんで帰らないと」

「大丈夫、うちから行けばいいんだよ。な、いいだろ?」

「でも4時前には出なければいけないので迷惑をかけてしまうし……」


 岡田さんのお父さんが僕を逃がさないようにしているのはなぜ?

 京子さんに怒られるからか?

 なら、そのままいると僕も怒られそうなんだが……


「お父さん、服部くん……」

「「はい」」


 結局二人とも観念し、京子さんに怒られることになった。

 そのまま僕は泊っていくことになり、朝のバイトの為合鍵を預けられることとなった……


誤字訂正

7行目: そのまま夜まで夏休みの予定とか話ながら鑑賞会となった。

  → そのまま夜まで夏休みの予定とか話しながら鑑賞会となった。

100行目: アジが揚がる時間に合わせて、あの方は水溶き片栗粉でとろみをつける。少しづつ様子を見ながら入れて硬く固まるような感じにならないようにする。

  → アジが揚がる時間に合わせて、餡の方は水溶き片栗粉でとろみをつける。少しづつ様子を見ながら入れて硬く固まるような感じにならないようにする。

102行目: ちなみにアジが揚がったばっかりだと案をかけるとぱちぱち音がするんだよね。

  → ちなみにアジが揚がったばっかりだと餡をかけるとぱちぱち音がするんだよね。



2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

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