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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第4章 服部くんは岡田さんにプロポーズしたのだろうか?

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7月18日 (月) お泊り明けの散歩デート……

 いつもより遅くまで話をして、1階にある客間に泊まらせてもらうことになった。

 早朝3時半頃に僕は起き出し、一旦自宅に戻って準備をしてバイトに出かけた。

 バイトといっても新聞配達なので1時間半程度で終わる。

 一度自宅に戻り、シャワーを浴びてから京子さんの家に戻った。


 まだ皆さん起きていないようなので、静かに中に入る。

 途中自宅近くの24時間営業のコンビニサイズのスーパーに寄ってホットケーキミックスと卵、牛乳を買ってきておいた。

 ホットケーキのタネは準備して冷蔵庫に放り込んでおいて、コンソメスープの素を溶かしてタマネギのスライスを入れスープを作っておいた。

 ホットケーキを焼いてスープを温めれば朝食が出来る。その状態までして客間に戻り横になって一眠りした。



 8時頃岡田家の皆さんが起き始めたようだったので、布団をたたんでリビングの方へ出て行った。


「おはようございます」

「おはよう」

「よく眠れたかしら?」

「はい。朝ご飯ですけどホットケーキとコンソメスープを準備してあるのでそれでいいですか?」

「え?いつの間に?」

「朝のバイトから戻ってきて準備しておきました」


 時間がある内に準備しておけば、あとは焼いたり温めたりで短時間で出来るので、出来るところまでは割といつもやってる。

 フライパンなど準備してホットケーキを焼き始めた。


 ホットケーキもあんまり強火で焼くものではないので、中火くらいから様子を見ながら弱める。

 厚く焼くために、「ふらいんぐういっち」では片面ある程度焼けたところでタネを少し追加してかけたり、卵白だけ泡立てて潰れないように混ぜたり溶かしてみたり。

 今回は普通に焼いてバターを乗せるだけ。

 シロップはないのでお好みで蜂蜜やジャムなど乗せてもらう。


「ああ、朝ご飯の準備をしなくていいのは楽でいいわ。毎日やってくれないかしら?」

「それはちょっと……」

「お母さん、そんなの同居してないと無理でしょ?」

「えーー、じゃあうちに一緒に住んでもらいましょ?」

「それもさすがに……」


 京子さんのお母さんがなかなか粘るので京子さんがなだめるのに苦労してた。

 ときどき朝食を作りに来るぐらいはまぁいいとしても、さすがに一緒に住んでとなると世間的に問題があるかと。

 うちの母親は許……すかもなぁ。

 京子さんのお母さんがうちの母親に電話しないことを祈るしかない。


 朝食が終わって、しばらく京子さんの部屋で前に持ってきたパソコンを使って録画していたドラマを一緒に見る。

 「僕に3分間時間をください」と言ってるやつ。

 いい時間になったので、「散歩でも行かない?」と言われたので出かけることにした。




 近くにある大きい川の河川敷の遊歩道を散歩することにした。

 花火大会の会場にもなるほど広く、野球やサッカーのグラウンドがあったりする。たまにラジコン飛行機を飛ばしている人もいるけど。

 サイクリングや散歩には持ってこいの場所だった。


「そういえば吉村さん達は花火大会、大丈夫そう?」

「うん、大丈夫って言ってた」

「山田達で3対3でちょうどいいから、吉村さん達をエスコートしてくれるといいんだけどな。

 そうすれば僕らがくっついていても問題ないんだけど」

「どうだろうね。吉村さんの好み的には厳しいかな」

「そっか」


 とりあえず花火大会は当日までどうなるか。急に都合が悪くなる奴がいるかもしれないし。

 一人なら大戸にでも声をかけるかな。


「服部くんは河川敷に来たことは?」

「1年の時のマラソン大会で河口の方走ったよね。僕は2回走ったけど」

「え?なんで?」

「いい加減に走ってやり直しさせられました。10km1時間きれなかったやつらが対象だったんだよね」

「今度は大丈夫?」

「今度はもう少し本気を出すよ。さすがに1時間きれるように走る。そうしないと京子さんと遊ぶ時間が少なくなりそうだし」


 本当に今年はしっかり走ろう。


「それ以外だと2回ほど……小6と小4の時。

 小4の時が球場から友達と友達の親戚の家まで歩いて帰った、真冬に。小6の時が春先にやっぱり河口付近の競技場から小学校まで歩いて帰らされた時に河川敷を歩いた。河川敷だけで2時間くらい歩いたかな」

「結構歩くんだね?」

「小6の時は確実に迷わない道で知ってる河川敷通るのが一番だったからね、それ以外の選択肢がなかったからなんだけど」


 今日はさすがにそんなに何時間も歩かないけどね、暑いから熱中症になりたくないし。

 適度に風が流れていて、川のそばということでいくらか涼しい中をゆっくり話をしながら歩いていく……



「昨日のお父さんの悪ふざけのことなんだけど……責任取るとかって話……本気にしなくてもいいからね?」

「あの話?責任取らなきゃいけないようなことはするつもりは今のところないけど……でも本当にそういうことをして責任を取らなきゃいけないことになったら、責任は取るつもりでいるよ?」

「え?」

「昨日の話、京子さんのお父さんの悪ふざけがあったのは気付いてたけど、多少からかうつもりもあったけど本当にそう思ってるから。

 まだ付き合って2か月ほどだけど、今は京子さんとこれからも先一緒に居たいと思ってるから。」

「なんかプロポーズみたいだね」

「プロポーズするならちゃんとしたタイミングでするから、今日のは今の気持ちということで……

 そうだ、これプレゼント。誕生日は分からないけど、付き合い始めて2ヶ月の……開けるのは家でね」


 京子さんが昨日以上に真っ赤になってるし、目の焦点も合わない感じであわあわしてる。

 まだ高校生なんでプロポーズなんてまだ早いし、こんな炎天下の周りは野球をやってたり同じように散歩してる人もいるようなところでするものじゃないし。

 ちゃんとするときは準備をしてからするよ?プレゼントも婚約指輪とかじゃないからね?


「まだちょっとお昼には早いけど、どこかでご飯にしようか?」

「そうだね。私も何かのぼせてるような感じだから涼しいところに行きたい」

「確かに、まだ真っ赤になったままだよ」


 ちょっと騒がしかったりする場所だったけど二人だけの時間を過ごし、お昼を食べて戻った。

 でも、京子さんの家に帰り着いても、京子さんはまだ真っ赤になったままだった。




「お帰りなさい。あら京子、顔が真っ赤よ。熱中症?」

「ううう、違うよ。ただ、服部くんにいろいろと恥ずかしくなるようなことを言われたから……」

「何を言ったの?」

「……昨日の晩の続きみたいなことです」

「あらあら、服部くんがお婿に来てくれるの?お父さんーーー」

「「いやいや、まだそんなとこまでいってないから」」


 そのまま夕食の時間までいろいろ話をしたけど、京子さんの顔色は真っ赤なまま戻らなかった。

 大丈夫かな?

 僕もお父さんも今度はからかってるわけではないんだけどね。


 ほどほどのところで話はお開きにして、明日は学校があるから早めに帰ることにした。




岡田さんSide

 ただの散歩のはずが、なんかプロポーズっぽい感じになっちゃった。

 それに、プレゼントもショッピングモールで見た欲しかったものなんだけど、意味深なデザインだったから……

 うれしいんだけど……将来はまだ分からないから。やっぱり、私もこの先一緒に居たいと思う。


 でも、うれしすぎて顔が真っ赤なんだけど、明日までに戻るかな?




2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

https://ncode.syosetu.com/n0014kk/

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