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お家デート?いえ、彼女の家で僕は料理を作ってます、なぜか  作者: EPO
第3章 彼女が風邪をひき、母親に彼女がいるのがばれた

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6月12日 (日) 岡田さんが風邪をひいた……2

 ちょうど時間もいいので一度下に降りて晩御飯の準備をする。

 手羽先を使った出汁かけご飯、ちゃんとした名称は不明だけど。


 食材は手羽先、大根、椎茸、ネギ。

 手羽先は関節のところで切り離す。大根は短冊切り。ネギは斜めにスライス。椎茸は戻っているのを確認。

 鍋に適量の水を入れて、手羽先と大根を水の状態から煮る。

 適当なところで椎茸を戻し汁と一緒に投入。

 大根に火が通ったあたりでだしの素のような顆粒出汁を適当に、酒とみりんで甘みを付けて、めんつゆ入れて味を調整。

 おすましより少し濃いめ、掛けそばのつゆより薄めくらいで飲むのに問題ない程度の味付けにする。

 しばらく煮込んで一旦火を止めて冷まし、具材に味を染みこませる。

 食べる前に一度温めなおしてネギも投入。


 どんぶりや茶わんにご飯をよそって、煮込んだ具材を載せて、上にショウガを乗せてからつゆをかけて完成。

 少し濃いめにしてゆがいたうどんやそばにかけてもいいよ。


 お米をまた研いで炊飯器にセットしてからまた京子さんのところに戻った。


「ただいま」

「…………」


 また寝てしまったようだった。

 仕方ないのでベットの横に座りながら、スマホで小説でも読みつつ待つ。

 しばらくすると起きたようで、用意しておいたポカリを渡しておいた。


「大丈夫?」

「ん、ちょっと寝ちゃってただけだから」

「こっちも夕飯の準備も大体終わったから、時間までここに居るけど。

 そういえば土曜は吉村さん達と何してたの?具合が悪化したみたいだけど」

「ああ、話をするのにお茶をしてたんだけどテラス席で飲んでて……雨が降ってたけど吹き込んでくるようなところじゃないから大丈夫だと思ってたんだけど。

 気温が急に下がってきて……」


 それは悪化するよな、8月でも雨降ってるときに20度以下になることもあるんだし。

 暖房は効いてなくても屋内ならまだ温かいはず。


「あんまり調子が良くなかったんだから、ちゃんと室内の方がいいよ」

「うん。後悔してる。だけど、風邪うつったりしない?」

「多分大丈夫だと思うよ、学校休むほどの風邪は滅多にひいたことないし」

「ほんと?学校休んだりしたら看病に行くよ?」

「でも、まだ家の場所知らないんじゃあ……」

「あ?山田くん辺り知ってるでしょ?知らなくてもどうにかしらべて行くよ?」


 あまりに必死な感じなんで後で住所は送っておこう。

 ただ、ちょっと来てもらうと困るんだけどな……


 そろそろ夕飯の時間にいい頃だから準備しに降りよう。


「下で食べる?」

「ん、大丈夫そうだから下に降りる

「じゃあ、準備してるね」


 キッチンに行って鍋を弱火で温める。大根も味が染みているみたいで少し色が変わっている。

 暖まったら切っておいたネギを入れて、しばし待つ。


 そうしてたら京子さんが降りてきたので、ご飯を茶碗によそう。

 僕と岡田さんのお父さんの分はどんぶりでいいだろう。

 ご飯の上に手羽先や大根、椎茸、ネギを乗せてた。京子さんの手羽先は骨を取って軽く裂いてから乗せておく。

 さらにその上にショウガを乗せて、そこにつゆをぶっかけて完成。


 鶏手羽からコラーゲンも出てるし、ショウガで身体も温まるし、大根も入っているから消化もいい。

 風邪とかにいいはず。


 京子さんと岡田さんのお父さんが手を付け始めたが、どうだろう?

 顔を見る限り大丈夫そうなんだけど、京子さんの方は食べにくかったりしないかな?


「京子さん、どう?」

「うん、おいしいよ。つゆもいい具合の濃さだから全部飲めそうだし、具も味が染みてておいしいよ」

「ああ、良かった」

「服部くん、これいいよ。うちも風邪ひいたらこれにするか?]

「いいわね。でも、これどこで覚えたの?」

「これですか?叔父さんに教えてもらったんです。結構手軽に作れるし、ご飯だけでなく麺類にかけてもいいからって。

 元々有名な俳優さんが出ていた料理番組で作ってた料理のアレンジだそうです。

 その番組でも、風邪を引いたときかなんかに家で作られているとか言ってたそうですよ、よく覚えていないみたいですけど叔父さんも。

 ただ、手羽先ではなく丸鶏使って作るとかっていうんで、一人暮らしには使えんって事で手羽先だそうです」

「へぇ」

「味付けも完全に叔父さんの適当を受け継いでいるんで、こんな感じです」

「手羽元じゃなくて手羽先にしたのは何でなのかしら?」

「ああ、これも同じ番組で芸人さんが手羽先のカレーを作ってたからだそうですよ」

「料理番組が好きなんだな、叔父さんは」

「そうですね、はははは」


 食事も終わり、しばらく京子さんの部屋で話をしてから帰ることにした。

 だいぶ良くなったとはいえ病み上がりなのであまり長く話はしなかったけど。


「今日はありがとね」

「いいよ、元々今日遊ぶ予定だったでしょ?」

「ん」

「じゃあね」


 帰る支度をして下に降り、岡田さんの両親に挨拶をしに行った。


「じゃあ、帰りますね」

「今日はありがとう。休みを娘にために使わせちゃって」

「もともと約束してましたから問題ないですよ。それに僕の料理を食べたがってましたからちょうど良かった」

「そう言ってくれるならいいけど。

 多分明日は休ませると思うけど、寄って行ってくれると嬉しいわ。」

「はい、明日も様子を見に来ます」


 外は雨が止んでいて、雲がはれ始めていた。

 晴れそうだけど明日も朝は気温が低そうだ。




岡田さんSide

 服部くんが帰っていった。

 明日も来てくれるみたいだけど、ちょっと寂しい。具合が悪いからかな……


 夕飯もあっさりしてるけど鶏肉や大根とかに味が染みてておいしかった。ショウガが香りもあってか体全体がしっかり温まる感じがした。

 早く学校に行けるように良くならないとなぁ。

 そうしないとまた服部くんにご飯を作らせちゃう……

 いやそれもいい?そうすればまたゆっくり一緒に居られるし。


 早くまた顔を見たいなぁ……


2025/09/02

現在次世代の話を連載中です。興味がある方はご覧いただければ幸いです。

「 遊園地デート?いえ、心霊スポットで私は除霊師みたいなことをしています。なぜか?」

https://ncode.syosetu.com/n0014kk/

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