表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なぜか異世界に幼女で転生してしまった私は、優秀な親の子供だったのですが!!(実質完結済み)  作者: ルシェ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

62/332

グラン

「ここだよ」


 私は心優しく道案内してあげた。


「おお!ここがカリン殿が通う本屋ですか!」


 彼は店の中をキョロキョロと見回している。

 少し不気味に思えるが、やっぱり悪い子ではなさそうだ。


「そういえば何の本を探しているの?」


 私がそう質問すると、彼は嬉々として答えた。


「呪いの本ですな、私めはこう見えて呪術が得意でして...、サトリもその術式を強化するためのサポーターなのです」


 黒い鳥を手にとって可愛がっているが、呪術というパワーワードを聞いた私は少し引いた。

 というか、その黒い鳥の名前サトリって言うのか...。

 私はちょっとその鳥に触りたくなり、手を伸ばすと、さっきまで黙っていたはずのアアルが急に飛び降りてきて存在感を放つ。


「ダメだよカリン!、君の召喚獣は僕なんだから!」


 どうやら、私をこの子に取られると思ったらしい。


「ハハッ、アアルは心配性だな〜」


 私は笑いながら彼の首筋あたりを指で優しく撫でてあげると気持ちよさそうな仕草とる。

 ただ、アアルが喋ったことに対し、目の前の彼が口を開けて驚いていた。


「召喚獣とおしゃべりできるとは!...流石カリン様...賢聖のお嬢様だけはありますね」


 膝を地面につき、彼は私を崇めるように手を上に向けている。

 だが、私にとってそれはただこっぱずかしいだけだったのでやめて欲しくはある。


「ちょっと!恥ずかしいからやめて!」


 私が必死に言うのだが、その一部始終をお店の人に見られて笑われている。


「若いね〜、劇の練習かな?」


 お店の人に茶会されたので早く態勢を元に戻してほしい。

 ようやく立ってくれたかと思うと、今度は私の手を握ってくる。

 全てがの行動が唐突すぎるので、なんか怖く感じる。


「カリン様...、本日のこの偶然の出会いに祝福を...」


 再び腰を下げ、私の手に口づけを交わしてきた。

 最初は少し変だけどいい子のようにも思えていたのだが、やはり少し気味が悪い。


「ごめん!、この後ようがあるんだ!それじゃ!」


 私は逃げるようにその場を後にした。

 なんだろう、変な寒気がしたのは気のせいだろうか?

 グランには悪いが、この場は逃げさせてもらう。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ