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【小説】宅地建物取引士  作者: 条文小説
第1章 序章
2/5

1-2 「【小説】宅地建物取引士」について

およそ5章230単元をそれぞれ5,000文字〜10,000文字で全230話にしたいと思いますので、総文字数100万字になる予定です。


100万文字(1,000,000字)の小説には、渋い作品では吉川英治著「宮本武蔵」、ウェブ小説・ライトノベルでは伝説級の名作「無職転生」「転生したらスライムだった件」などが文字数100万字だそうで、是非最後まで書き切りたいなと思います。

〔試験勉強を面白く〕


試験勉強は、テキストで「学習内容を理解」して沢山「問題演習の反復」をする、ただそれだけの事なのですがなかなか継続出来ません。


思うに…試験勉強が面白くなくて、ハッキリ言えばつまらないからだと思います。


映画やゲーム、音楽や小説であれば面白くて徹夜も厭わず没頭出来るのに、何故つまらなく集中出来ないのか…その原因は学習内容にストーリーがないからではないかと思いました。


特に宅建のような義務教育でない資格試験は、そんな面白みの無い学習でも自発的に勉強したいという気持のある受験生向けの試験です。


そのため、どのテキストも学習内容をを面白く盛り上げようというよりは、合格点を取るためのテクニックに紙面を割いた解説書になってます。


入門書を謳ったテキストでも、もっと入門の敷居を下げるつもりで漫画化されたようなテキストにせよ、「…この説明は厳密には間違っているんだけど、だいたいこんな感じの意味♪」なんて学習内容そのものが軽い感じテキストは存在しません。視覚的に軽い漫画でも吹き出しの中は難解な文章です。


当然といえば当然なのですが、資格試験では受験生が試験範囲の概要はだいたい理解している前提で、「だいたいの理解」ではなく「厳密で正確な理解」を問う設問が出題されるので(テキストがつまらなくなる原因の)詳細かつ正確な説明が無い受験テキストには存在意義がありません。


でもはたして本当に、つまらなさの原因である正確性をよりも、「細かい所は間違ってるけど、だいたいこんな感じの意味♪」という学習内容自体が気軽に読めるような面白みが優先されたジャンルはあってはならないのでしょうか?


もちろん内容が誤っているので、受験用のテキストにはなりえませんが、フィクションとしての小説としてなら、一作品くらいあっても良いのではないかと思ったので、本作品を書いてみました。


試験の学習を面白く感じるために、学習内容や関係法令、過去問を小説で書き直してみました。


こ難しい文章を内容はそのままで漫画にしてみたようなテキストよりは格段に内容が頭に入ってくるのではないかと思うのですがいかがでしょうか。


冒頭でも申し上げましたが、試験勉強はテキストでの「学習内容の理解」と過去問集での「問題演習の反復」です。


試験で得点を取るための正確な理解は、受験生各々の沢山の問題演習をこなす中で、設問や選択肢のトラップを覚える努力です。


テキストがそこまで網羅しようとすると、詳細正確な理解が問われる設問に対応するために文章や文言が揚げ足を取られないように守り入ってしまって、テキストがつまらなくなってしまいます。


その結果、「基本」や「入門」を謳うテキストが本当の入門者、門外漢にはとっつきにくくなってしまい受験の門戸が狭くなっている気がします。


試験直前の本当の勝負の「問題演習の反復」の作業へいざなう「学習内容の理解」のための教科書、基本書なのに、テキストそのものが入門のハードルになってしまっている現状はある意味本末転倒なように思います。


背筋を伸ばして、設問の一語一語を噛み締めて読むのは受験生の本当の勝負「問題演習の反復」のステージであって、テキストでの「学習内容の理解」のステージはその問題演習の繰り返し作業マラソンへのエントリーのための準備期間なので、多少(引っ掛け問題に全部引っかかるのは多少でないかもしれませんが…)内容が誤っていたとしても気楽に読める読み物でその入門書の役割は果たせるのではないかと思います。


本書をフィクションの小説として、ゴロ寝しながら気軽に読み進めて頂き、まずは資格試験の全範囲を不正確でも構わないので理解頂くことでこれまでの申し上げたコンセプトの実証にご協力頂けましたら幸いです。


〔試験勉強の面白さ〕


無味乾燥な内容を小説で書き直せばテキストそのものも面白くなると思いますが、加えてもっと本質的な別試験勉強の面白さを誘引するのではと考えています。


勉強でも運動でも何事も人間は70点の力を100点に伸ばす時に面白さや楽しみを感じるのではないかなと思います。0点を60点にする期間は確かに成長を感じやすいとは思いますが、このレベルだとも学習内容の全容が分からない中を手探りで前に進んでいる感覚しかなく試験勉強の面白さは感じられないのではないでしょうか。


70点取れる実力がある方々はもう合格が目の前ですし、そのレベルであれば仮に合格しなかったとしても、勉強している自分に酔いながらあと一歩で合格の高揚感の中で、問題演習の反復という単調な作業マラソンも面白みを味わいながら学習できるのではと思います。


逆に言うと60点〜70点取れる実力が無いうちは試験勉強をしててもつまらない、面白く無いと思います。学習内容を理解していない訳ですから問題演習でもしようものなら、設問にこれまでやってきたそれなりの努力を否定され、よっぽど高いモチベーションを持っていないと自信喪失になり学習意欲を失うのではないでしょうか。


試験勉強継続の肝はいかに試験勉強の面白さを感じられるようになる60点〜70点を取得出来るレベルまで速やかに駆け抜けるかだと思います。その後合格ボーダーラインの80点までの10点〜20点の上積みについては、もうこのレベルになれば合否に関わらず勉強が面白いので、周りが止めたって自発的に寝食の時間を削って問題演習の反復の作業マラソンをやるはずです。


我田引水になりますが、60点〜70点を取得出来るレベルまでの成長は、テキスト内容が小説で書かれた本作品を読む事で、何となく読破して気がついた時には試験範囲のひと通りを理解していたという、受験勉強において最も難航する「学習内容の理解」には最高のテキストではないかと思います。


是非ご一読頂き、ご感想を寄せて頂けたら幸いです。

(一財)不動産適正取引推進機構 (公式)

令和6年度 宅地建物取引士資格試験 結果


試験日 令和6年10月20日(日)

申込者数 301,336 人

受験者数 241,436 人

受験率 80.1%

合格判定基準 50問中37問以上(100点換算74点)

      (登録講習修了者は45問中32問以上)

合格者数 44,992 人

合格率 18.6%

合格者の平均年齢 35.9歳(前年度 35.6歳)

職業別構成比 不動産業  30.6%

       金融業  9.0%

       建設業  8.9%

       他業種  28.6%

       学生  11.4%

       その他  11.5%(主婦を含む)


予備校や通信教育各社が偏差値や得点分布その他の分析データを公表してますが、公式発表以外はあてにはならないと思います。


各社の試験結果の分析は合格には至らなかったもののボーダーライン付近に受験生が多数いるというものです。


ただ…ボーダーライン付近の受験生は、内容を理解しているため自分自身の得点が気になるでしょうし自己採点の精度も高く、各社が統計を取るためのデータ収集に協力しているからそんな統計結果になっているだけのように思います。


低得点帯の受験生は、内容を理解していないため自己採点の精度も低いでしょうし、各社のデータ収集に真面目に回答していないために層が薄いのではないかと思います。


低得点帯の試験分析結果の精度が低い証左が公式発表の「受験率80.1%」です。19.9%の受験生が試験を前に敵前逃亡しています。つまり0点にも2割近くの受験生が存在するわけですから、鉛筆を転がしても取れるような低得点帯にも、もっと沢山の受験生が存在するはずです。


その事が指し示すのは、合格を志す受験生であっても大半の方が試験範囲の内容理解すらしていないということです。


つまらない上に理解もさせてないのなら今のテキストや基本書、教科書、そして予備校や通信教育の教え方に大きな欠陥があるのではないでしょうか。本作品がそんな「学習内容の理解」の試験勉強の在り方に一石を投じる事が出来たらいいななんて思ってます。

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