[抵当権]現場編 担保に入れても、店は出なくていい
借金の担保に家を入れる。
この言葉には、妙な迫力があります。
なんというか、
――金を返せなかったら、この家を差し出します。
みたいな。
時代劇なら証文に血判まで押しそうです。
ですが、現実の抵当権は、もう少し事務的です。
そして事務的なものほど、説明する人間が間違えると怖い。
昭和六十三年、六月。
私がそれを知ったのは、大槻不動産に一本の電話がかかってきた朝でした。
「家を取られるんです!」
受話器から聞こえた第一声が、それです。
私は思わず受話器を耳から二センチ離しました。
朝九時十二分。
コーヒーもまだ半分。
できれば人の財産が消滅する話は、もう少し脳が起きてからにしてほしい。
「落ち着いてください。どちら様でしょうか」
『北村です! 北村和菓子店の!』
「ああ、駅前の」
『はい! うちの店が……今日中に鍵を渡せって!』
「鍵?」
私は眉をひそめました。
北村和菓子店。
駅前商店街の角にある、小さな店です。
羊羹と最中が評判で、真壁さんなどは営業帰りに勝手に寄って、経費でもないのに「市場調査だ」と言って饅頭を買ってきます。
市場という言葉の守備範囲が広すぎる。
「誰に言われたんです?」
『融資してくれた人です。横田商事の横田さんが……』
私はメモを取りました。
融資。
店。
鍵。
この三つが並んだ瞬間、嫌な予感がした。
「契約書、ありますか?」
『あります』
「持って、こちらへ来てください」
『でも、店を空けろって――』
「まだ空けないでください」
私はきっぱり言いました。
「少なくとも、書類を見るまでは」
◇
三十分後。
北村和菓子店の主人、北村正治さんが、大槻不動産の応接机の前に座っていました。
五十代半ば。
普段は朗らかな人なのに、今日は顔色が悪い。
隣には奥さん。
さらに、その後ろに大学生くらいの娘さん。
家族総出です。
テーブルの上には、一通の金銭消費貸借契約書と、登記事項の写し。
そして横田商事との間で作った抵当権設定契約書。
真壁さんが書類をめくりながら言いました。
「借りたのは一千万円か」
「はい……」
「何に使った?」
「店の改装と、新しい機械です。餡を練る機械がもう限界で」
北村さんは俯きました。
「銀行では時間がかかると言われまして。横田さんなら早く貸すって」
「金利は?」
北村さんが答える。
真壁さんの眉間に、深い谷ができました。
山脈開通。
あ、これは高い。
「それで担保として、この建物と土地に抵当権を設定した」
「はい」
「返済は?」
「遅れていません」
「……遅れてない?」
真壁さんが顔を上げた。
「一回も?」
「はい」
「じゃあ、なんで出ていけって話になるんだ」
「それが……」
北村さんは一枚の紙を差し出しました。
横田商事からの通知。
そこには、
《抵当権設定物件の管理のため、建物を当社に引き渡し、鍵を交付すること》
と書いてありました。
私は二度読みました。
それから三度目を読む代わりに、天井を見ました。
――なんで?
抵当権ですよね?
質権じゃないですよね?
担保に取った不動産を、債権者が占有する?
民法の棚が違う。
「横田さんは何て?」
「『担保に入れたんだから、もう自由に使えると思うな』って」
奥さんが震える声で言いました。
「『金を借りた者が、担保を自分で使い続けられるわけないだろう』って……」
私は黙りました。
いや。
使えます。
むしろそこが、抵当権の重要ポイントです。
「栞」
所長が低い声で呼びました。
「はい」
「どう見る」
来た。
こういう時の大槻所長は、答えを知っているくせに私へ振ります。
教育なのか試験なのか分からない。
たぶん両方です。
私は契約書をもう一度確認しました。
「普通の抵当権です」
「うん」
「建物を横田商事に引き渡す約束は、少なくともこの抵当権設定契約にはありません」
「うん」
「だったら……」
私は北村さんを見ました。
「店を出る必要はありません」
三人が、一斉に顔を上げました。
「……え?」
「抵当権は、担保にした物を債権者へ渡す制度じゃありません」
私は契約書を指で押さえます。
「北村さんは、この店で今までどおり商売できます」
「でも、担保に……」
「入っています」
「だったら横田さんのものじゃ……」
「なりません」
私は首を横に振った。
「抵当権を設定しただけで、土地や建物の所有権が横田さんに移るわけじゃありません」
北村さんが瞬きをする。
奥さんの肩から、ほんの少し力が抜けた。
「じゃあ……ここに住んでても?」
「もちろんです」
「店を開けても?」
「もちろん」
「餡を炊いても?」
「むしろ炊いてください。最中がなくなると真壁さんが困ります」
「俺を基準に法律を説明するな」
真壁さんが言った。
「でも困りますよね」
「困る」
「ほら」
「ほらじゃねえ」
北村さん一家が、小さく笑いました。
よかった。
ほんの少しだけ、空気が戻った。
◇
抵当権。
前世の私は、この漢字三文字を見るだけで肩が凝りました。
付従性。
随伴性。
不可分性。
物上代位性。
漢字四天王が後ろに控えているからです。
ですが、一番最初に押さえることは単純です。
担保には入れる。
でも、渡さない。
目的物を手元に残したまま担保にできる。
だから住宅ローンを組んでも、その日のうちに銀行員が家へ引っ越してくることはありません。
もしそんな制度だったら、日本中の銀行員が深刻な住宅不足になります。
「質屋とは違うんです」
私が言うと、北村さんが首を傾げました。
「質屋?」
「時計を質に入れたら、時計は質屋さんに預けますよね」
「はい」
「質権なら、そういうイメージです。物を債権者側が占有する」
私は店の登記簿を指差した。
「でも抵当権では、この土地や建物は北村さんが使い続ける」
「じゃあ横田さんは、何を持ってるんです?」
「権利です」
「権利?」
「もし北村さんが借金を返せなくなった時、この土地や建物から、他の債権者より優先してお金を回収できる権利です」
真壁さんが横から補足した。
「簡単に言や、今すぐ店を取る権利じゃない。いざって時に、この不動産を担保として使える権利だ」
「……なるほど」
北村さんは何度も頷いた。
「じゃあ、鍵を渡せっていうのは……?」
「抵当権を理由に言ってるなら筋が違います」
私が答えた、その時でした。
ガラッ。
事務所の引き戸が開きました。
「北村さん、ここにいましたか」
男が入ってきました。
四十代後半。
薄いグレーの背広。
金色の腕時計。
笑っているのに、店内の温度が二度くらい下がった気がする。
横田商事の横田社長でした。
「勝手に話を他所へ持ち込まれちゃ困りますな」
横田は北村さんを見る。
「今日、鍵を渡す約束だったでしょう」
「いや、それが……」
「困りますよ。こちらは一千万円も貸してるんだ」
横田は机の上の書類に目を落とし、それから私を見ました。
「お嬢ちゃんは?」
「大槻不動産の藤崎です」
「事務員?」
「見習いです」
「なら黙ってたほうがいい。これは担保の話だ」
ほう。
十八歳。
女。
事務見習い。
三連コンボで来ましたね。
ではこちらも、民法で返しましょう。
「抵当権ですよね」
私が言うと、横田の眉が少し動きました。
「そうだ」
「なら、北村さんから占有を取り上げる権利ではありません」
「……何?」
「この抵当権設定契約を見る限り、北村さんは建物を引き続き使用できます」
「担保に入ってるんだぞ」
「はい」
「金を貸したのはこっちだ」
「はい」
「なら管理するのは当然だろう」
「いいえ」
私は即答しました。
「それだと質権みたいになっています」
横田の口元が固まる。
「抵当権は、目的物を設定者の手元に残したまま設定できる担保物権です」
「細かい理屈を――」
「細かくありません」
私は言いました。
「そこが抵当権の一番大事なところです」
事務所が静かになった。
所長は何も言わない。
真壁さんも黙っている。
完全に私へ任せています。
十八歳に対する信頼が重い。
いや、所長の場合、相手が変なことを言ったら最後に仕留める気なのかもしれません。
そっちの方が怖い。
横田は鼻で笑いました。
「だったら、担保なんて意味がないだろ」
「あります」
「持っていけないのに?」
「今、持っていく必要がないから便利なんです」
「……」
「北村さんは店を使って商売を続ける。商売を続けて利益を出す。そこから借金を返す」
私は北村さんの方へ手を向けました。
「それでも返せなくなった時、初めて抵当権者は競売などによって優先弁済を受ける」
真壁さんが、ぼそっと言いました。
「店を閉めさせたら、返す金も稼げなくなるしな」
「そういうことです」
「……」
横田の顔から、笑みが薄れました。
私は続けました。
「しかも北村さん、返済を遅れていませんよね」
「はい」
「期限の利益を失ったという通知も?」
「ありません」
「ならなおさら、抵当権を設定しているというだけで、今日店を明け渡せという話にはなりません」
横田が舌打ちした。
「素人が法律を振り回すなよ」
おお。
前世で宅建の過去問に何百回も殴られた私に、その言葉は効きます。
逆方向に。
「素人なので、契約書を読みます」
私はにっこり笑いました。
「書いてあることしか信用しません」
真壁さんが吹き出した。
「お前、それ強いな」
「資格試験の後遺症です」
「なんだそりゃ」
横田が契約書へ手を伸ばした。
けれど、その前に、大槻所長が初めて口を開きました。
「横田さん」
低い。
静か。
なのに、一言で部屋が締まりました。
「うちの藤崎が何か間違ったことを言いましたか」
「……」
「抵当権者が、抵当権を設定したというだけで、当然に建物の引渡しを受けられる。そういう根拠があるなら聞きましょう」
「いや、それは……」
「ありますか」
「……」
横田は答えませんでした。
所長、怖い。
声を荒らげていないのに怖い。
私なら借金してなくても返済したくなります。
「北村さんは商売を続けます」
所長が言った。
「返済も契約どおり続ける。それで何か問題がありますか」
横田はしばらく黙っていました。
そして、ふっと息を吐く。
「……鍵の件は、いいでしょう」
北村さんの奥さんが、小さく息を呑んだ。
「ただし返済はきちんとしてもらいますよ」
「それは当然です」
所長が答える。
「担保があることと、相手の生活を好きにできることは別の話です」
横田は私を一度だけ睨みました。
「最近の事務員は、ずいぶん勉強するんだな」
「見習いです」
「どっちでもいい」
「そこは大事です」
「面倒くさい嬢ちゃんだな」
「よく言われます」
まだ二週間くらいしかこの世界にいませんけど。
横田はそれ以上何も言わず、事務所を出ていきました。
ガラッ。
ピシャン。
扉が閉まる。
数秒。
誰もしゃべらなかった。
そして北村さんが、椅子の背にもたれました。
「……助かったぁ……」
奥さんが目元を押さえる。
娘さんも、胸の前で手を握っていた。
「店、続けられるんですね」
「はい」
私は言いました。
「きちんと返済を続けている限り、少なくとも『抵当権を設定したんだから出ていけ』という理屈にはなりません」
「よかった……」
娘さんが笑った。
「うち、この店なくなったら、お父さん本当に何もできないから」
「おい」
「料理も洗濯もできないじゃん」
「最中は作れる!」
「最中しか作れないじゃん」
「十分すごいですよ」
私は笑いました。
「世の中、最中を作れない人の方が圧倒的多数です」
「慰め方が変だぞ」
真壁さんが言った。
◇
ところが、話はそこで終わりませんでした。
北村さんが、ふと思い出したように言ったのです。
「そういえば……もう一つ、横田さんに言われたことがあります」
嫌な予感。
今日、この人から出てくる「そういえば」は、だいたい追加問題です。
「何です?」
「実は、隣の店舗も借りてるんです」
「借りてる?」
「はい。うちの建物じゃ手狭なんで、隣の倉庫を月五万円で借りてまして」
北村さんは続けました。
「横田さんが、『その賃借権にも抵当権をつけておけ』って」
私は止まりました。
――はい?
「賃借権に?」
「はい」
「抵当権を?」
「はい」
「……」
真壁さんが私を見る。
「その顔は駄目なやつか」
「駄目です」
「即答だな」
「少なくとも普通の賃借権そのものには、抵当権は設定できません」
北村さんが目を丸くした。
「できないんですか?」
「はい」
「土地や建物にはできるのに?」
「できます」
「借りてる権利には?」
「できません」
「なんで?」
「そこは後でゆっくり」
危ない。
今ここで始めると法理編になります。
前編に六法全書を持ち込んではいけません。
「ただし、土地を使う権利でも地上権や永小作権なら抵当権の目的にできます」
「ちじょうけん……?」
「今日は覚えなくて大丈夫です」
真壁さんが笑った。
「お前、客に勉強の範囲まで指定するのか」
「全部一気にやると嫌いになりますから」
「何を?」
「民法を」
「経験者の言葉は重いな」
本当に重いんですよ。
前世で何度「もう全部登記しろ」と投げ出したことか。
◇
夕方。
北村さん一家が帰った後、事務所に甘い匂いが広がっていました。
机の上に、最中の箱。
二十個入り。
「多くないですか」
「礼だってよ」
真壁さんはすでに二つ目を食べています。
「市場調査ですか?」
「そうだ」
「何市場です?」
「和菓子市場」
「結果は?」
「うまい」
「調査が雑」
私は一個取って、包装紙を剥がしました。
薄い皮がぱりっと割れる。
中には、ぎっしり餡。
「しかし面白いもんだな」
真壁さんが言いました。
「何がです?」
「一千万円も貸して、建物を担保に取ってるのに、建物そのものは北村さんが使う」
「それが抵当権です」
「貸した側からすりゃ、不安じゃないか」
「だから登記するんでしょうね」
「なるほど」
真壁さんは最中を眺めた。
「物を取り上げなくても、権利で押さえるわけか」
「そういうことです」
「便利だな」
「便利ですよ。だから不動産担保の代表選手なんです」
私は餡を食べながら、今日の契約書を思い返しました。
抵当権。
目的物を債務者や設定者の手元に残せる。
だから北村さんは、店を使える。
機械を動かせる。
菓子を作れる。
商売を続けて、その利益から借金を返せる。
担保というのは、必ずしも何かを奪う仕組みじゃない。
使わせたまま、もしもの時に備える仕組みでもある。
「藤崎」
所長が奥から出てきました。
「はい」
「今日の件、どうだった」
「横田さん、かなり強引でした」
「それは分かってる」
「じゃあ何を聞いてるんです?」
「抵当権だ」
私は少し考えました。
「……思ったより、優しい仕組みだと思いました」
「優しい?」
真壁さんが笑う。
「返せなきゃ競売だぞ」
「そこだけ見れば怖いですけど」
私は最中を机に置きました。
「担保に入れた瞬間に取り上げるわけじゃないでしょう」
「まあな」
「借りた人に使わせたまま、返す機会を残す」
所長が静かに頷きました。
「そうだな」
「それって、ちょっと面白いなって」
所長はしばらく何も言いませんでした。
それから、北村さんの置いていった最中を一つ取る。
「担保物権なんてものはな」
「はい」
「金を貸す側だけを守る仕組みに見える」
「はい」
「だが、貸す側が安心して金を出せるから、借りる側も必要な金を借りられる」
私は目を瞬きました。
「……あ」
「その両方で成り立ってる」
所長は包装紙を開けながら言いました。
「だから、どちらかが権利を勘違いして大きく振り回すと、おかしくなる」
今日の横田さんだ。
抵当権がある。
だから何でもできる。
――そうではない。
法律が与えた権利には、必ず輪郭がある。
強い権利ほど、その線を越えてはいけない。
「所長」
「なんだ」
「いいこと言いましたね」
「いつも言ってる」
「聞いた記憶がありません」
「お前が聞いてないんだ」
「十八歳の記憶力を疑うんですか」
「今日の朝、電卓探して十分うろうろしてただろ」
「あれは……」
真壁さんが言う。
「お前の手元にあったぞ」
「……」
あった。
完全敗北です。
「法律以前だな」
所長が言う。
「昨日も聞きました、その言葉」
「毎日言わせるな」
真壁さんが笑った。
◇
夕方六時。
閉店間際。
一本の電話が入りました。
私が取ります。
「はい、大槻不動産です」
『藤崎さん?』
「北村さん?」
電話の向こうから、機械音が聞こえていました。
ごうん、ごうん。
『店、開けてます』
私は思わず笑った。
「はい」
『さっき新しい餡が炊けましてね』
「はい」
『娘が、もう一回やり直そうって』
「……はい」
『借金はちゃんと返します』
北村さんは言いました。
『でも店まで渡す必要はないって分かったら、なんだか急に怖くなくなりました』
私は窓の外を見ました。
商店街の向こう。
北村和菓子店の明かりが、小さく見える。
『ありがとうございました』
「こちらこそ、最中ありがとうございました」
『足りました?』
私は真壁さんを見る。
空箱。
早い。
「……犯人がいますので、次回は多めでお願いします」
「おい」
真壁さんが振り返る。
電話の向こうで北村さんが笑いました。
『じゃあ、また持っていきますよ』
「冗談です」
『ははは。じゃあ、今度は普通に買いに来てください』
「はい」
電話が切れました。
◇
私は受話器を置きました。
外はもう薄暗い。
昭和六十三年。
土地の値段が上がり続け、金が勢いよく動き、人が「担保」という言葉だけで妙に強くなれる時代。
でも、今日覚えたのは、意外に単純なことでした。
抵当権は、奪うための権利ではない。
借金を担保する。
けれど、目的物は設定者の手元に残る。
土地なら使える。
建物なら住める。
店なら商売を続けられる。
そして返済がされなければ、その時初めて、抵当権者はその不動産から優先的に弁済を受ける。
逆に、賃借権そのものには抵当権を設定できない。
地上権や永小作権ならできる。
そこから先には、
付従性。
随伴性。
不可分性。
物上代位性。
という、私が前世で散々苦しめられた漢字軍団が待っている。
……考えるだけで胃が重い。
「栞」
「はい?」
「帰るぞ」
真壁さんが鞄を持って立っていました。
「はい」
「その前に」
「?」
「最中、もうないのか」
私は空箱を持ち上げました。
「あなたが食べました」
「そうだったか?」
「抵当権より先に、自分の占有を確認してください」
「うまいこと言ったつもりか」
「かなり」
所長が奥から言いました。
「藤崎」
「はい」
「三十点だ」
「厳しい!」
真壁さんが笑う。
私も笑った。
店を出ると、少し離れた商店街に、まだ北村和菓子店の灯りが見えていました。
あの中では今も、餡を炊く機械が動いている。
担保に入った建物の中で。
借金を返すために。
明日の菓子を作るために。
ああ。
たぶん、これが抵当権なのだ。
家を奪うためだけの仕組みじゃない。
今日を使わせながら、
もしもの明日に備える権利。
私は商店街の明かりを眺めながら、ひとつだけ決めました。
明日はちゃんとノートにまとめよう。
抵当権の四つの性質。
付従性。
随伴性。
不可分性。
物上代位性。
……。
やっぱり漢字が強い。
昭和六十三年。
バブルの街で、
私の宅建受験は、今日も容赦なく続いています。
以下に私の作品へのリンク貼ってます。是非、手に取って頂ければと思います。また、ついでに評価ブックマーク頂ければ幸いです。




