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壺のゴースト、映画館の幻

 わたしマラ王として許せないわ、せっかくの蟲毒達とのセックスを邪魔するなんて、わたし文句言ってやるんだから、この蟲毒ということを蟲毒ちゃんに強いているこの壺そのものにね、蟲毒達が安心してセックスできるようにするためにわたしは壺の奥深く、壺の底へ壺の主に会いに行ったのよ、

わたしはズンズンズンと壺の奥に入って行ったわ、でも蟲毒達はわたしが壺の主に文句を言いに行くと言った時にたいそう驚いた様子だったわ、そんなことができるのかって、当り前じゃない、嫌だったり不自由だったりすることはちゃあんと言わなきゃダメなのよ、そうしないと何も変わらないわ、でも僕達は今までそんなバカなことは誰もしてこなかったししても大丈夫か怒られないかって言ったの、あら一体誰に向かって言っているのかしら、こちらは天下の色情狂! マラ王様なのよ! お天道様のしたでバンバンセックスしてるわたしがバカとか怒られるとか気にしてたらちゃんちゃらおかしいわ! みんなのセックスしたい欲をわたしが代弁してあげましょう、

そんな気概でわたしは壺の奥に言ったの、するとわたしは壺の主の間に着いたわ、そこには博物館の展示みたいにただ一つ、壺が展示してあったの、何だろうと思って近づいたら何かようかいお嬢さんって何かが話しかけてきたの、わたしはあなたが壺の主ですかって尋ねたわ、そしたらさよう私が壺の主と言ったわ、なら話は早いわたしはここにいる蟲毒達に食い殺し蟲毒造りを止めさせてセックスを思う存分させてあげてって言ったわ、すると壺の主はいいやそれはできない、なぜならこの蟲毒を造るシステムはこの壺のの世界においての最善であるからさ、もしこれ以上の最善がいるならまずそれを示してからだって言うの、わたしはすかさずそれこそがセックスなのよって強弁したわ、そんな壺の中の強い毒蟲を造る蟲毒なんかよりセックスの方がずっと気持ちよくてずっと最善よって、しかし壺の主はそれを理解できず、いや蟲毒の方がずっといいだろって、セックスセックス言ってるおピンクの方が良いどころか悪いし頭悪いし大淫らだし青少年に悪い影響与えるし問題だろって、言ってくれるわねこの壺野郎、あんたそんな口悪いと痰壺にしちゃうわよって言いそうになったけどぐっと飲みこんんで、じゃあ試しにセックスしてみましょうよってお誘いしたわ、すると壺の主はいや俺はセックスしたくないって言ったわ、ではセックス奥義、フェロモンムンムン踊り~しらけどそもそも壺って性的興奮するものかしら、まったくムラムラしなかったみたい、

結局そこからは平行線、蟲毒が最善セックスが最善の水掛け論、わたしは蟲毒ちゃんとセックスしながら策を考えたわ、すると蟲毒ちゃんから良いことも聞いたの、実はあの壺の主はかつては映画少年だったんですって、若かった頃は映画館に入り浸って沢山映画を見て自分も自主製作映画を作ったりしていたんですって、へええ、あんな堅物の壺に本当に固い瀬戸物なのだっけれど、そんなロマンチストな面があったなんて、これはつかえるかもしれないわ、こうしちゃいられない、わたしはきっとその壺の主の性感帯を見つけてやるんだから!

そうしてわたしはまた壺の主の下へやって来たわ、さあ、そのセックスとやらがこの蟲毒以上の最善であるということはを私に示して見せろって、だからわたしはパンッ! って手を叩いたわ、すると蟲毒達がいそいそと映写機を持って来てくれたの、そしてフィルムを準備セットして、投影したわ、すると、それは蟲毒の壺の世界では削られていた映画のキスシーンのみを集めてつなげたキスシーンだけのフィルムだったの、そこに情緒あふれる音楽をイン! まさに愛の映画のパラダイスってやつね、わたしは壺の主の様子を見たわ、やっぱり壺の主はかつての映画少年で何か胸に迫るものがあるんでしょう、じっと映画のキスシーンを見ていたわ、いったい、幼い頃に見ていたあのキラキラした憧れというものは大人になった時にいったいどこに捨ててきてしまったのでしょうね、もう自分にっはそんなキラキラの憧れを持てないぐらい自分は大人としてくたびれてしまったとでもいうの? もう持てないからこそあの頃の青春の輝きを懐かしむし尊いというの? 蟲毒の世界で生きなければならないあなたにはものこんなふやけた若いキラキラ憧れの映画のキスシーンにはいられないって? わたしは感じているわ、壺の主の中で愛の記憶がさらさらと蟲毒の冷淡な世界から流れ出ているということを、壺の主は言ったわ、確かにいい映画だ、良いシーンだ、しかしこれはフィクションだ、現実はこんなには甘くないし愛だけで解決できるもんじゃない、やっぱり現実で物を言うのは蟲毒なんだって、寂しそうに言ったわ、だからわたしは言うの、キスシーンの愛の映画を見てあなたが思う感情は誰かやもしくはあなた自身を羨んだり蔑んだり傷つけたりするものではもちろんないわ、あなた以外の他人を手を取り合うためにあるのよ感情っていうものは、あなたの今胸の中にある感情はあなただけに向いているんじゃない、その周りのみんなにだって向いているんだから、あなたの言う蟲毒にはその感情があって? 周りのみんながいて? そう言いながらわたしは壺の主に後ろから抱くようにそっと触れてキスをしたわ、すると壺の主はろくろの上のようにぐるぐると回り始めたの、壺の主を両手で優しく撫でながら熱く熱くフレンチなキスを何度もするのよ、すると壺の主はその情熱的なキッスに気を取られてぐにゃりぐにゃりとくずれてあなたはゴーストなんかじゃない幻でもないって、そしてここはニューヨークでもないのよって、

そんな情熱的な愛のシーンを繰り広げたら蟲毒の壺はぐにゃぐにゃに崩れて蟲毒達は解放されたの、晴れて自由の身! 朝日が眩しいわね、もうぎゅにゃんぐにゃんになった壺の主はわたしに言ったの、確かに愛は人が生きるために必要な活動だ、しかし今のこの世界は個人の生命維持のための労働や承認があまりに大きくそのためなら他人への愛なんて踏みにじって当然、という世界だ、それでも君は愛を求めるというのっか、ぐにゅんの壺の主は言ったわ、わたしは笑顔で答えたの、ええ、だって世界が滅んだのはああの世界から愛が無くなったからだもの、わたしはマラ王よ、愛のセックスをこの世界に樹立さっせるわ、って、自信を持って言ったわ、てことで、壺の主も蟲毒達も、みんなみんなでレッツセックス! なのよ!


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