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どうやら私高飛車令嬢みたいです!

不快な言葉が出てきます。

苦手な方、申し訳ありません。


昨日間違って2話投稿しています……



はう〜

天使様の可愛らしい笑顔に、一瞬流されそうになりました。

いけません。


「天使様?ちゃんと教えて下さい」


真面目な口調で問い掛けます。


「怒らない?」

「怒りませんよ」

と、笑顔で促します。


色々と私の常識を越えすぎているので、どんな事も五十歩百歩だと思いますよ……


ええ!覚悟は出来てますっ!

さあ、どうぞっっ!


おずおずと私の顔を上目遣いで(そのお顔も可愛いですねっ)見ながら天使様が話しだしました。



事の起こりは王家の園遊会。

年に春と秋の2度しか行われない王家主催の園遊会は、夜会と違いデビュー前の貴族子女が参加でき、高位貴族も勢揃いするので大人気の催しです。更にあわよくば高位貴族に縁付かせたいと、子爵、男爵夫妻などはこぞって子供を連れて来ます。


社交に忙しい大人達と、監視の無い多くの子供達。


ある意味何か起こってしまうのは、仕方のない事かもしれません。

高位貴族の子女は幼い頃から厳しくマナーを叩き込まれるので、子供とはいえ目に余る事はしませんが、園遊会に来た子供達はそうではない方が多かったのです。


「おい、お前!」

『お前』などと呼ばれた事のなかったリフレシア(天使様)は、自分を呼んでるとは思わず反応しませんでした。

「俺を無視すんなっ!」

怒鳴り声と同時に強い力で肩を押されたリフレシアは、尻餅をついてしまいます。

最初は何が起こったかわからずに、呆然としてしまいます。

ですがじわじわと感じる痛みに、自分が誰かに押され、こけたと理解します。

打ったお尻だけでなく、咄嗟に着いた両手も痛い。

痛みに涙が込み上げ(身体は5歳児なので)、瞳から零れそうになった時目の前に人影が落ちました。


「お前が俺を無視するから悪いんだっっ!」

「あっ、こいつ泣いてるぜ」

「あはは!ざまあみろだ」

「泣き虫〜ははは」

「これだから女は嫌なんだよ〜」


リフレシアと同じか少し年上らしい4〜5人の少年が、尻餅をついたリフレシアの周りを囲み、口々に罵倒します。

リフレシアが泣きそうなのを見て、嗜虐心が刺激されたのか歪んだ笑いを浮かべました。

少年達の足の間から、慌ててかけ寄ろうとしている兄や弟と目が合いましたが、小さく首を振って止めます。

本当はこれ位の事何とも無いのですが、可愛いリフレシアの身体を傷付けた報復は受けてもらいましょう。

どんな仕返しをしようかと思案しているのを、怯えて身動き出来ないと勘違いした少年達は調子にのって地雷を踏み抜いたのです。


「ばあさんみたいな白い髪〜汚ね〜」

「ははは、白髪のブス〜」

「どうせお前の親もブスなんだろ?」

「ブス家族〜」

「弱虫ブス一家〜あははは」


ぶちりっ


……何かが切れる音がしました。

リフレシアを囲む少年達だけでなく、ようすを見ていた周囲の子供達までキョロキョロとします。


するとリフレシアの身体から風が起こりました。

風はリフレシアを囲む少年達に絡み付きます。


「「「「「!!!」」」」」


少年達の足が、地面から離れます。


そう、浮いているのです。

そして徐々に高さを増していきます。


「うわ〜!」

「た、助けて〜」

「え〜ん!」

「だ、誰かっっ」

「パパ〜ママ〜うぇ〜ん」


2m程の高さで停止した少年達。

彼らは泣き叫び、失禁している者もいました。

宙に浮いている恐怖に、身動きも出来ず震えています。


リフレシアはゆっくりと立ち上がり、上空で停止している少年達を見上げにっこりと微笑みました。


「わたくしの家族は、とても強く美しい家族ですのよ?先程の言葉を取り消して下さいませ」


あくまで礼儀正しく優雅に告げるリフレシア。

銀色の髪と透き通った紫の瞳の美しい顔に、射るような冷たさを感じる微笑。


少年達や周りに居た子供達も、この現象を起こしたのがリフレシアだと理解したのです。


その後すぐに少年達は誠心誠意謝罪し、二度と言わないと誓ったので下ろしたそうですが、舞台は多くの貴族が集った園遊会。

この出来事は尾ひれが付いて、あっという間に広まってしまいます。


人から人へと伝わる内に、気が付けばリフレシアは『高飛車令嬢』として周知されていたのでした。














リフレシアの身体は5歳の子供です。

中身がどうであれ、まだまだ痛みに弱かったりすぐ眠くなったりします。

(美少女)天使様はリフレシアの身体をそれはそれは大切にしてきました。

全ては一葉のために!

なので大分オコでした。


ちなみにリフレシアはほんの少し金色が入ってる銀髪です。

白髪ではありません。


少年達よ、間違えないで!(by 作者)

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