「おでかけ、なのです!」
わたしのママはねこみみ魔女で、パパは人間勇者。だからわたしはねこみみ勇者、なのです。
今日はとってもいい天気。ぼうけんに出かけるにはいい感じです。
お弁当を持って、ぼうけんの旅にでることにしました。
ぱーてぃめんばーは、わたし、弟魔女、ねこみみ魔王ちゃん、聖女ちゃんの四人ぷらすおまけの妖精さんです。なかなかバランスのとれた、よいぱーてぃなのではないでしょうか。
……勇者と魔王が同じぱーてぃなのがちょっとアレですけれど。
「じゃあ、出発なのです!」
伝説の聖剣を前に突き出し、いざ出発です。
「みゅう」←弟魔女
「しゅっぱつなの!」←ねこみみ魔王ちゃん
「なんでねこみみ勇者が仕切ってるのよっ! あたしが先頭あるくんだからね、あはっ!」←聖女ちゃん
「回復役がせんとう歩いてどーするのです……」
まぁ、わたしも回復魔法を使えるようになったことですし、聖女ちゃんが多少無茶をしても大丈夫でしょう、たぶん。にぅ。
お歌を歌いながら、道を歩きます。意外に聖女ちゃんはお歌が上手です。
村を出て、てくてく歩きます。
近くの小川でちょっと休憩です。ざんねん、お魚はいないようです。お弁当があるのでまあいいですけど。
ねこみみ魔王ちゃんは、みんなでぼうけんするのが初めてのようで、なんだかすごく楽しそうです。誘ってよかったと思いました。
小川を越えてしばらくいくと、お花のいっぱい生えた草原に着きました。
「ねこみみ勇者! 勝負よっ!」
って聖女ちゃんがいきなりかかってきたので、伝説の聖剣で迎え撃ちます。ちゃんばらごっこは楽しいです。ねこみみ魔王ちゃんまで参戦してきました。とうぜん魔王ちゃんの一人勝ちでした。
いっぱい修行をして、おなかが減ったのでお弁当にします。木陰で、ママに作ってもらったお弁当を広げます。
うみゅ。ちゃんとリクエストしたからあげは入っていたようです。もぐもぐ。うまうまです。
おなかがいっぱいになったので、草の上で丸くなると、バッタがぴょんってわたしのねこみみにとびついて来ました。ぷるん、とお耳をふってあくびをひとつ。
にゃあ、おやすみなさい。
ねこみみ魔王ちゃんと一緒に、草原でごろごろ。
弟魔女が聖女ちゃんに追い掛け回されているのを横目で見ながら、お昼寝たいむです。
……聖女ちゃんは弟魔女が好きすぎです。でも聖女ちゃんを義妹とはよびたくないかも。にぅ。
お日様が傾いてきたので、暗くなる前に帰ることにしました。
お家に帰り着くと、「ぴくにっく楽しかったかにゃー?」ってママが言いました。
楽しかったけれど、勇者のぼうけんの旅であって、ぴくにっくなんて軟弱なものじゃあないのです!って主張したら、ママが「うん、そうにゃんだろうにゃ、ねこみみ勇者の中ではにゃー」ってなんだか生暖かい目で見つめてきました。
……とっても失礼だとおもいます。にぅー。




