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悪魔のサイボーグ
假屋崎の体は、脳に供給する栄養のために1日数個の錠剤摂取と体を動かすための燃料として月1回の缶詰ほどの大きさの固形燃料のカートリッジを交換するだけでOKだった。
考えてみれば、自衛隊に使われることもなく自由に気まま勝手生きられるのだ。
その日、假屋崎は化け物だけでなく、同行していた自衛隊員も殺し行方を眩ました。
精神コントロールでは、元々の感情は消せないのだ。
假屋崎の背中のリュックには数年分の錠剤と固形燃料が詰め込まれていた。
假屋崎自身は長生きする意欲もなく、数年ほど好き勝手に生きられれば良いと考えていたのだ。
それからは、時々自衛隊の基地が襲われ始めた。主に武器を調達するためだ。
自衛隊上層部は焦った。化け物との戦いだけでも連日大変なのに、サイボーグである假屋崎の対策も考えねばならなくなったから。
この事実を自衛隊は政府と警察に秘密に出来るはずもなく、恥を忍んで報告した。
結果、政府は自衛隊を警察の指揮下に置くことを決めた。
假屋崎は無敵だった。化け物も自衛隊も警察も敵ではなかった。
欲しいものは何でも手に入った。時々、避難所にも顔を出したが問題は起こさなかった。
サイボーグ化により生殖機能を失っていた為、避難所の女、子供を意識して襲うこともなかったのである。不幸中の幸いである。




