16:眷属
「いやぁ、壁ならどこにでも入口作れるってめっちゃ便利だね」
軽く背負った未だ意識は戻らないものの、顔色は悪くない。
「少し休ませておけば、時期に目覚めるでしょう」
「仮眠室でもつれてくか……」
「マスター、その少女は誰ですか?」
「おぉ、起きてたのか。この子は、目の前で進化して気絶したんだ」
「!?」
「マスター。色々端折り過ぎてます。勘違いをしてしまいますよ」
「んー。この子は魔法使えるゴブリンで、魔物に襲われた時に助けて貰ったんだ」
「マスター自身のダンジョンで魔物に襲われる!?」
「間抜けな話だよね。家畜が錯乱した状態で進化したみたいで、でかくなって突っ込んできたんだ」
「お怪我はありませんでしたか!? 私がお供していなかったばっかりに……」
「今回はこの子がいたから助かったよ」
「早くも私のライバル……」
「え?」
「い、いえ。ところでマスター。私はこれからどうすれば宜しいでしょうか」
「あ、そうだった。君には……取り合えず呼びやすいように名前を名前を付けてあげるよ」
「マスターから名前を!」
「え、そんな震える程嫌なの?」
「下さい! 是非! 喜んで!」
「お、おう。そんなに喜んでくれるなんて。希望とかあるかい?」
「いえ、決めていただけるだけで幸せです」
「そ、そうなんだ。そうだなぁ……」
改めて少女を観察する谷山。ブロンドでロングな髪、童顔で元ゴブリンとは想像もつかぬ整った顔。相変わらずだが華奢な体。
「ん~。エリカは?」
「素敵です! 感激です!」
「博愛と幸運って意味があるんだよ。皆に優しいしエリカって名前にぴったしだね」
「マスター、これからもよろしくお願い致します」
「こちらこそ、エリカ」
「はい!」
谷山がすっと右腕を差し出すと、首をかしげるエリカだったが、「手を出して」と谷山に催促する。訳が分からず出したエリカの手をぐっと握って、「握手。友情の証だ」と教えられ満足そうに笑みを浮かべた。するとエリカの体は光だし、スルスルっと背丈が伸びて、150cm程まで成長してしまった。
「ぬおおお、でかくなったぞマリ!」
「名付けによる眷属化が成功したようですね」
「眷属化? マリのときは無かったじゃないか?」
「私のときは元々眷属なので、名前は後付です」
「あ、あの……変? でしょうか」
「そんなこと無いよ! さらに可愛くなったよ」
「そんなことないですよ……」
「改めてよろしくね!」
「はい!」
種族:ハイゴブリン → ハイゴブリン・ソルジャー
名前:なし → エリカ
性別:メス
管理者:谷山 →眷属:谷山
LV:30
体力:230 →体力:380
魔力:100 →魔力:120
筋力:280 →筋力:400
俊敏:150 →俊敏:260
スキル一覧
一般
棒術LV3
体術LV1 →Lv2
指揮LV1 →LV2
New剣術Lv1
New槍術Lv1
レア
経験値増加LV5
闘気Lv1
戦闘中ステータス上昇
称号
追われし者 New博愛な戦士
エリカの花言葉は「孤独」「幸運」「博愛」「裏切り」です。
愛ゆえに愛を捨てた男 サウザーにこの花を贈りたい。
ヒロインキャラは花の名前で統一しようかな~っと。
性格は花言葉で決めるというのは……どうかな~
桃の花とか天下無敵とかあるし(笑)
イメージ出来ないな(笑)




