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第十九章 突然の来客

そう、私がこの前助けた男性。王都の兵士長さんだった。

一度見た時は全然顔立ちを気にしている余裕はなかったけど、改めて見るとすごくかっこいい・・・

中性的・・・というか、ちょっと憂いがある感じ、着物とか似合いそう。でも、顔は中性的でも、体はだいぶ筋肉がついている。

鎧を纏っているけど、体の造りが何となく分かる。そこら辺、兵士長さんらしいかも。


・・・って、見惚れてる場合か!!! 私!!!


「え・・・えぇええぇー・・・

 うーんと・・・あぁ・・・」


あーーーもーーー!!!

何でこうゆう時でもコミュ障を発揮しちゃうのよぉぉぉぉぉ!!! 私わぁぁぁぁぁ!!!

いや、転生してもコミュ障が解消されるわけではない事は私でも分かってたけどさぁ!!!

旅人さんが里に来た時とは明らかに違う、このプレッシャーというか・・・威圧というか・・・いや誰も私を責めているわけじゃないんだけどぉ!!!


・・・なんて事を考えていたら、いつの間にか家の角で蹲っていた。

そんな私を見て、唖然とする兵士長さん。・・・いや、マジで恥ずかしい。

大衆の前で派手にずっこけた方がマシに思えるくらい、辛いくらい恥ずかしい。

そんな私の仲介役になってくれた父と母、色々と質問したい事は山々だけど、今はまず私の気持ちを落ち着かせる事が重要だ。うん。


「ごめんなさい、突然訪ねて来てしまって。驚かれましたよね。」


「あ・・・あぁ・・・いや・・・

 こちらこそ・・・何かすいません。人とこうして対面しながら話すのは初めてで・・・」


頭を抱えるコンと

彼女の様子を心配する来客

そして娘の奇行をただ茫然と見つめる両親


完全にシュールな光景であった

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