表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/241

第十八章 またいつも通りの日々に

「お疲れ様ー

 随分頑張ってくれたのねぇ。」


「いえいえ、お肉吊るしてただけですよ。」


今私は、保存食用の干し肉を作っている。作ると言ってもそこまで難しい事はしていない。

ただ肉を適当な大きさに切って、紐に吊るす。そしてその周りを柵で囲む。

こうしないと、匂いによって引き寄せられた野生動物達が、貴重な保存食を横取りしてしまうから。

また、干し肉を作る場所に関しても、風向きを考えて場所を随時変えている。それくらい対処しないと、獣達に里を荒らされてしまう。

転生直後、私は生肉のネチョネチョした感覚が嫌いだったけど、今では動物を捌いて肉にする程図太くなってしまった。

・・・いや、これは単に『慣れ』によるもの・・・かな?

でも、転生しても未だに、『人間』との接し方が不器用って・・・どんだけよ、私。完全に『陰キャ』から脱せていないじゃんか。

里に住む人獣達とは普通に話せるのに、何で人間を前にすると、壊れかけたロボットみたいになっちゃうの・・・??

完全に前世の自分を引き摺ってるのが原因だ。

でも、あんなイケメンが倒れている場面に出くわしたら、どうしたらいいか分からなくなって、頭の中破裂するでしょ、普通。

でも結果、面倒事を全部父が引き継いでくれたおかげで、今もこうして穏やかな日々が過ごせるんだろうな。

「こうして、あの事件の記憶は穏やかな日々の中に消えていくんだろう」

そう彼女は思った


・・・だが、既にそんな彼女の考えを

『彼』が壊してしまう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ