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その頃、王都にて(3)
そして、これから起きるであろう騒動に巻き込まれるのは
ギンだけではなかった
コンッ コンッ
「どーぞー。」
「ギン君、ちょっといいかな?」
「へぇ?!
へへへ兵士長?!!」
まさか兵士長がわざわざ俺の部屋まで来るとは思わず、ついついだらけた格好のまま出迎えてしまった。
同期ならまだしも、普段からきっちりしている兵士長の前で、鎧の調整が上手くいかずにいじけている自分の態度を見られたのは、とんでもなく恥ずかしすぎる。
俺は瞬時に髪と服を整え、改めて兵士長に挨拶をする。
「・・・お疲れ様です、兵士長。どういったご用件で?」
「ごめんね、ちょっと・・・色々と『大変な事』になってしまって・・・」
「・・・??」
『大変な事』??




