第三十七話 貴方達の宴 後編
「コンラか、どうした?」
「・・優勝、おめでとうございます」
「お、おうありがとうな」
一瞬何か言いたそうな顔をした後、コンラはエンから離れていった。
「・・なんだったんだ」
「本当にね、それとエン・・どう?」
「ん?どうって」
エンはアルテミスの姿を改めて見ると、それは青く、胸元にリボンを飾り付けた綺麗なドレスを着ていた。
「・・・綺麗だと思うが」
「そう?、そうなのね、良かった・・」
アルテミスは胸を撫で下ろす、それだけ聞くとアルテミスは「それじゃあね」と言った後、他のケルトの人達に話しかけにいった。
「さて、あやつも別の場所に行ったことだし、妾とも話してみないか?・・ふん!」
モリガンがヴァハを足に引きずりながら、話しかけてきた、それをモリガンは蹴り飛ばして、話を始める。
「妾に勝った感想はどうだ?」
「それ聞くか・・正直すまなかったな、ドーピングで勝ったみたいな形になって」
「あはは!、あれは元々お前の本来の力のようなものだろう!、もし後ろめたいなら、これから戦ってみるか?」
「あぁ、それは良いな、だけど今は宴を楽しむことにしようか」
「それもそうだな、まぁそんなことを聞くためにそなたに話しかけたわけではなくてな」
「なんだ?」
「確かエン、そなた茶色の球体を身体に取り込んであんなふうになったのであったな」
「あぁ、あれはギルガメシュに貰ったものでな、取り込んだというか吸収されたというか」
「あれは私の推測が正しいなら記憶のルーンの可能性が高い」
「記憶のルーン?、でもルーンってケルトのものでは?」
「本来ならな、だがギルガメシュ、やつは転移のルーンの石を使用して見せた、あれだけを所有してるとは考えられない」
「なるほどな、それでケルトに内通者がいると考えてたり?」
「考えたくはないが、そうだろうと考えてる」
「ふむ・・まぁ、とりあえず今日は宴を楽しもうか」
「そうだな・・そうさせてもらおう」
宴も終わり、宿に静けさが訪れる。
「・・・ふぅ、で、明日はケルトの王様との話し合いか、ゼウスの言われた通りのことを聞けばいいんだっけか」
「お疲れ様ー、エン」
エンが、1人宿の自分の部屋ベッドに座って、休んでいると、メデューサがやってくる。
「メデューサ・・なんの用だ?」
「ちょっとね、エンに会いたいと思ってね」
メデューサは、エンの隣に座って話始める。
「なら、もう会えただろ?、自分の部屋に帰れ」
「つれないなー・・・まぁ冗談はこれくらいにして、ギルガメシュだっけ?、その人がアタシに話したことを話そうと思ってね」
「ギルガメシュが!?・・」
「うん、それがね、アタシが巨人のエンのところに向かう前に――」
時は遡り、メデューサが、エン・ギガントの攻撃の音が聞こえた辺りのメデューサがいるコロシアムのところ
「なんの音、いったい何が・・」
「ふふふ、どうやら暴走してるみたいだな」
「・・貴方、何か知ってるの?」
「はは、そんなに睨むなよ・・そうだな、ちょっと話しておこうか」
「何よ」
「ケルトと・・北欧のやつらについてさ」
「ケルトと北欧?、なんでいきなり・・」
「話すなら話せば良いさ、まぁ早く行きたいと思うし、1つこれだけ・・近いうちに戦争が起こるぞ・・本当にな」
「はぁ?、いったいあんた何を――」
「さぁ、行こうか、エンのところに・・」
ギルガメシュは、大きく跳躍して、エンのいるコロシアムまで飛んでいく。
「あっ!、まて!」
メデューサも黄金の翼を生やして、飛んでいく。
「・・戦争が?」
「まぁ嘘かもしれないけど、一応エンの耳に入れておこうと思ってね、それじゃあ、また明日・・」
メデューサは立ち上がり、エンの部屋から出ていった。
「戦争・・ね」
エンはそのことを胸に抱きなから、ベッドで眠りについた。
その夜、ケルトを空で見渡すものがいた。
「・・さて、そろそろおっ初めるかな・・戦争をね、フフフ」
その者は笑みを浮かべ、手で何か玉を割ると、その場から消えたのであった。
そこまで人気はありませんが、見てくれる人がいるまで続けていこうと思います。(´・ω・`)




